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上司選択制度とは?|メリット・デメリットを解説

公開日2024/09/14 更新日2024/09/12 ブックマーク数
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上司選択制度とは

最近話題になっている企業の組織編成方法の1つが「上司選択制度」です。導入することでどのような効果があるのでしょうか。

この記事では、上司選択制度の概要やメリットとデメリット、導入時の注意点などを総合的に解説します。

上司選択制度とは?

上司選択制度とは文字通り、従業員が自分で上司を選ぶ制度です。通常、企業では上司や会社の判断で配属先や部署、上司が決まります。
一方、上司選択制度では従業員の希望で異動することが可能です。

選び方の方針として「この上司の下で仕事がしたい」という上司を重視するパターンと、「この仕事ができるチームに異動したい」という業務内容重視のパターンに分かれます。

上司選択制度のメリット

上司選択制度の主なメリットは、「社員の満足度向上(離職防止)」「社員の自主性が育つ」「スキルアップのチャンス拡大」「上司の意識向上」の4つです。それぞれ解説します。

社員の満足度の向上(離職防止)

「上司と馬が合わない」「上司の指導方針に疑問がある」など、上司との関係に悩んでいる従業員は少なくありません。上司との人間関係が悪化すると、それが離職の原因になることもあります。

上司を自分で選べれば人間関係の問題は起きにくく、従業員の満足度は向上することでしょう。 その結果、上司選択制度を導入することが従業員の離職防止につながります。

社員が自主的に考えるようになる

上司選択制度を導入すると、従業員は「自分で」上司や所属する部署を決めることになります。言い換えれば、上司やチームについて自分の責任で選ばなければなりません。

「自分にはどのような上司が合っているのか」
「自分はどのような環境なら活躍しやすいのか」
などのことを考えなければ、適切な選択は難しいでしょう。

そのような環境であれば自然と従業員が自ら考える機会が増えるため、社員の自主性が育ちやすくなります。

スキルアップのチャンス拡大

長年にわたり、上司や所属部署が変わらなければ、スキルや知見などが偏ってしまいがちです。上司選択制度によって異動が促進されれば、新しいスキルを身につける機会は増えます。

また、会社の指示によらない異動であるため、「自分に足りていないスキル」や「積極的に磨きたいスキル」などを的確に学べます。

上司側の意識向上

多くの企業では「上司が部下を評価する」のみでしょう。しかし、上司選択制度を導入した場合は、「上司も部下から評価される」ようになります。

すると上司側にも「部下に働きぶりや能力を見られている」意識がより働くことでしょう。一度ポジションを得た人材が現状に満足することなく、常に研鑽を心掛けるという好環境が生まれやすくなるのも、上司選択制度のメリットです。

上司選択制度のデメリット

上司選択制度には複数のメリットがありますが、一方で「上司の人気投票になる恐れがある」「部署や組織体制が変わる可能性がある」「選ばれなかった上司のモチベーションが下がる」というデメリットもあります。
デメリットをそれぞれ説明します。

上司の人気投票になる恐れがある

自身のスキルアップや企業への貢献などを考慮して上司を選択する人がいる一方で、自己成長や企業の利益よりも自分の好き嫌いで上司を選択する従業員が現れる可能性も否定できません。

後者のような従業員が増えた場合には、上司選択制度が上司の人気投票のような結果になるリスクもあるでしょう。

どのような基準で上司を選ぶかは従業員に委ねられるため、選ぶ側の意識向上は上司選択制度を導入するうえで非常に重要です。

部署や組織体制が変わる可能性がある

柔軟に上司や部署を選べるということは、逆にいうと、それだけ組織体制が変わりやすい環境であるともいえます。 場合によっては、どの従業員にも選ばれず、存続が難しい部署が出てくる可能性もあるでしょう。

どれくらいの頻度で選択するのか、選ばれない上司や部署が出た場合はどうするのかなどを事前に決めておく必要があります。

選ばれなかった上司のモチベーションが下がる

上司選択制度を導入すれば当然、指名数の少ない上司も現れます。その場合、「次は選ばれるようになろう」と奮起する上司もいれば、反対にモチベーションが下がってしまう上司もいます。 上司側のモチベーション管理が難しくなるリスクは否定できません。

上司選択制度導入時の注意点

上司選択制度を導入する際には、「部下の偏りをなくす」「上司を選ぶのに十分な情報を共有する」「上司側のケアも行う」ということに注意しなければなりません。
1つずつ見ていきましょう。

特定の上司に部下が偏らないようにする

特定の上司に部下が偏ってしまうと、企業としての組織バランスが崩れてしまいます。従業員の働きやすさを重視するあまり、企業として利益を最大化できる組織づくりをないがしろにしては本末転倒です。

人気の上司や部署ではローテーション制を採用するなど、偏りが生じないための工夫が必要です。

上司を選ぶのに十分な情報を共有する

上司を選ぶための情報が不十分だと、好き嫌いや印象、又聞きの不確かな情報などで上司を決めてしまうリスクが高まります。

上司評価シートを公開する、それぞれの上司が得意とする業務やスキルを可視化するなど、従業員にさまざまな情報を共有することで、適切な選択が可能になるでしょう。

上司側のケアも同時に行う

部下を抱える上司側は、ただでさえ激務になって心身の調子を崩しがちです。そのうえ、部下から評価されるとなると、負担は相当なものでしょう。 上司選択制度を導入する場合は、上司側のケアも万全にする必要があります。

まとめ

上司選択制度とは、部下となる従業員が自分で上司や所属部署を選べる制度です。離職防止やスキルアップなどにつながる可能性が高い一方で、組織体制の安定性などに不安が生じる可能性も否定できません。

上司選択制度を導入する際には、特定の上司に部下が偏るリスクへの対策や、上司のケア体制などを整備しましょう。

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