育休取得経験のある女性管理職の半数以上が「育休中に転職検討」。背景に「働き方への不満」「昇進望めない」

公開日2024/09/28 更新日2024/09/26 ブックマーク数

育休取得経験のある女性管理職の半数以上が「育休中に転職検討」

約300名の育休取得経験のある女性が回答した最新調査、共働き&子育て世代向け転職サービス「withwork」が公開

XTalent株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：上原達也）は、女性の育児休業取得について当事者にオンラインアンケートを実施。実態を深掘りした調査結果を公開しました。本調査では、女性が育休を取得することによって起きたキャリアとライフの変化に関するリアルな声を集めました。女性管理職の育成に悩む企業や、これからライフイベントを迎える女性の皆様にとって、産前産後のフォローアップの重要性と様々な視点における改善の必要性が改めて認識されることを期待しています。

目次本記事の内容

復職後の職場のサポート「十分ではない」が4割超　理由に「制度はあっても、理解や配慮はない」
育休を取得した女性管理職の半数以上が「育休中に転職検討」
育休後、仕事での「ネガティブ変化」が「ポジティブ変化」を上回る実態
女性の管理職比率30%を目指すために、いま企業に求められていることは
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復職後の職場のサポート「十分ではない」が4割超　理由に「制度はあっても、理解や配慮はない」

復職後の職場のサポートは十分でしたか？

「復職後の職場のサポートは十分でしたか？」に対して「十分」と回答した人は全体の56.1%、「十分ではない」と回答した人は43.9%となった。

職場のサポートが「十分」と回答した人の声には、リモートワークやフレックス勤務など柔軟な働き方の実施に加えて「育休取得の前例がないポジションだったので、試行錯誤しながら業務内容を考えてくださった」や「引き継ぎ期間を長めにとってくれた」など、業務量の調整やチームの受け入れ体制の丁寧な構築がポジティブな回答として挙げられました。

一方で、「十分ではない」と回答した人の声として多く挙げられたのは「時短にも関わらず、業務量がフルタイムと同じ」「制度はあっても、ワーキングペアレンツに対する理解がなく利用しにくい」となりました。