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12月に入り、世間ではボーナス支給日が近づいてきました。今冬、皆さんの会社では支給される予定がありますでしょうか? 
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが今年(2024年)11月8日に発表した「2024年冬のボーナス見通し」によると、民間企業(調査産業計・事業所規模5人以上)の冬のボーナスは前年比+2.5%で、4年連続で増加が見込まれており、1人あたりの支給額は平均40万5,573円と予想されています。物価高が続くなか、ボーナス増加のニュースは働く人々に期待を抱かせてくれますよね。
では、管理部門勤務者が多いマネジー読者の今冬ボーナス事情はどうでしょうか? このたび、当サイトを利用するユーザーを対象に「今年の冬ボーナスへの期待」に関する実態調査を実施しましたので、本記事でご紹介します。読者の皆さんとほぼ同じ立場の人々の調査結果ですので、ぜひご参考になさってください。
参照:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「2024年冬のボーナス見通し~企業業績の改善と人手不足の深刻化を背景に4年連続で増加~」
【調査概要】
調査テーマ:「今年の冬ボーナスへの期待」に関する実態調査	
	
調査実施日:2024年11月8日~11月17日
調査方法:Webアンケート
調査対象:マネジー利用ユーザー
有効回答数:374人

まず設問1では、今年の冬のボーナスに期待しているかを聞いてみました。
結果は、「期待している」(12.6%)、「少し期待している」(27.0%)、「あまり期待していない」(36.9%)、「期待していない」(23.5%)となりました。全体的には「あまり期待していない」と「期待していない」を合わせて約6割の人が期待をしていないという結果です。
なお、従業員数で分けた企業規模別で見てみると、10人以下の小規模企業に勤めている人の約8割(あまり期待していない 31.0%+期待していない 48.3%)は期待していませんでした。一方、1,000人以上の大企業に勤める人の半数近く(期待している 13.9%+少し期待している 32.2%)は期待しています。このように、規模が大きい企業ほど冬のボーナスへの期待値が高くなりました。

設問2では、今年の夏のボーナス支給額は昨夏と比べて増えたかを尋ねました。
結果はグラフのとおりで、最多は「変わらなかった」(47.1%)、以下「少し増えた」(30.2%)、「少し減った」(10.5%)と続き、増えた人は36.0%にとどまりました(大幅に増えた 5.8%+少し増えた	30.2%)。
従業員数で分けた企業規模別で見てみると、増えた(大幅に増えた+少し増えた)人の最多は1,000人以上の大企業です。10人以下の小規模企業および100~999人の中堅企業と、1,000人以上の大企業で差が出ています。ただし、大企業でも夏の時点で昨夏よりボーナスが増えたのは、4割にとどまっている点は注目すべきでしょう。

設問3では、今年の冬ボーナスは昨年と比べて増えると思うかを尋ねました。
結果は「変わらないと思う」(49.9%)が最多で、以下「少し増えると思う」(22.7%)、「少し減ると思う」(15.0%)が続きました。増えないと予想している人(変わらないと思う、少し減ると思う、大幅に減ると思う)は全体の74.5%となり、多くの人が期待をしていないことがわかります。

これを従業員数で分けた企業規模別で見てみると、どの規模も最多は「変わらないと思う」ですが、1,000人以上の大企業は「増える」と思っている人の割合が大きくなりました。
また、この結果を設問2で調べた今夏ボーナスの支給状況も踏まえて見てみると、「夏ボーナスが増えた」人は、冬ボーナスも増えると期待している傾向があります(大幅に増えると思う 7.4%+少し増えると思う 44.3%=51.7%)。逆に、「夏ボーナスが減った」人は、冬ボーナスも減ると予測しています(少し減ると思う 41.1%+大幅に減ると思う 35.7%=76.8%)。このことから、夏ボーナスの支給増減と冬ボーナスの期待値の相関は強いことがわかりました。

設問4では、冬のボーナスへの期待の有無に関する理由を尋ねました(複数回答可)。
まず「ボーナスは増えると思う」と答えた人々の理由を調べてみると、上位3位には「会社の業績が好調のため」(41.6%)、「夏のボーナスが去年よりも高かったから」(33.6%)、「物価高や生活費の上昇への対応のため」(29.2%)が入りました。
反対に「ボーナスは減ると思う」と答えた人々の理由を見てみると、同じく上位3位には「会社の業績が悪いから」(54.2%)、「部門や個人の成績が低下しているから」(20.0%)、「夏のボーナスが去年より悪かったから」(14.2%)が入りました。
両者の結果から、増減どちらも自社の業績から判断しており、同時に夏のボーナス状況も参考にしているようです。さらに「ボーナスは減ると思う」派は、部門や個人の成績も考慮に入れ、期待感を持てない人が一定数いることがわかりました。

設問5では、今年の冬ボーナスについて、予想している支給額を聞いてみました。
結果は、最多が「40万円以上~60万円未満」(19.4%)で、以下「20万円以上~40万円未満」(17.1%)、「120万円以上」(16.3%)、「20万円未満」(14.6%)と続きました。

この結果を年代別で見てみると、20・30代の最多は「40万円以上~60万円未満」(28.8%)、40代も最多は「40万円以上~60万円未満」(22.7%)、50代以上は一気に上がって「120万円以上」(21.9%)でした。管理職の割合が多いであろう50代以上の人々は、ボーナスもそれなりに高額です。
また、従業員数で分けた企業規模別で調べてみると、10人以下の企業の最多は「20万円未満」(69.6%)でしたが、1,000人以上の大企業の最多は「120万円以上」(25.7%)で、やはり資本力の強い大企業はボーナスの支給額も手厚いことがわかりました。

最後の設問6では、今の勤め先で今後の自分の賃金向上に期待を持てそうかを尋ねてみました。
気になる結果は、「期待している」(7.1%)、「少し期待している」(29.5%)、「あまり期待できない」(33.5%)、「期待できない」(29.9%)と、全体的にシビアな数字が並びました。「あまり期待できない」と「期待できない」を合計すると、63.4%の人が自身の先行きに期待感を抱いていないようです。

これを年代別で見てみると、20・30代は「期待している」(11.8%)と「少し期待している」(41.2%)で、合わせても過半数にとどまりました。さらに、高年齢になるにつれてその割合は低くなり、40代のトータル期待値は4割弱、50代以上では3割程度に。若い世代からシニア世代まで、自身の今後の賃金向上にあまり明るい未来を思い描いていないことが判明しました。
従業員数で分けた企業規模別で見た結果は、11~99人の企業と100~999人、1,000人以上の企業はどれもトータル期待値がだいたい4割前後でしたが、10人以下の企業はその半分の2割程度で、より厳しい数値です。

職種別で見ると、士業・事務所スタッフの期待の割合は過半数で比較的高く、次が人事で計46%の人が「期待」派となりました。反対に低かったのは経理で、7割以上の人が期待できないと考えているようです。
今回の調査で、今年の冬ボーナスへの期待について以下のことがわかりました。
・全体の約6割の人が、今冬のボーナスには期待をしていない。特に、10人以下の小規模企業勤務者の約8割は「期待せず」。
・今冬ボーナスは増えないと予想している人は全体の74.5%。
・今冬ボーナス予想額、全体での最多は「40万円以上~60万円未満」。10人以下企業の最多は「20万円未満」で、1,000人以上企業の最多は「120万円以上」。
・今後の自分の賃金向上、63.4%の人が期待感を抱いていない。
なお、マネジーではこれからも働く皆さんのお役に立てる情報を発信してまいりますので、ぜひご注目ください!
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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