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株式会社イトーキが実施した「企業の防災に関する実態調査レポート」では、企業規模による災害対策の進捗状況や課題の違いが明らかになりました。特に、大企業ほど対策が進む一方、中小企業ではハード面(避難経路の確保など)やソフト面(マニュアル整備など)に課題が見られる傾向があります。本記事では、調査結果を基に企業の防災対策の現状と課題を解説します。
● 対象者:自社の防災の取り組みを把握している20〜60代のオフィスワーカー
● 調査対象エリア:全国
● サンプル数:1,239名
● 調査期間:2024年6月末
● 調査方法:インターネットリサーチ
【企業が想定しているリスクとして、「地震」が83.8%と最も多く挙げられました。次いで、「感染症(新型コロナウイルス等)」が57.3%、「豪雨」が50.0%という結果となり、多様な自然災害やパンデミックへの対応が求められています。
企業が懸念している具体的なリスクとしては、以下が挙げられます。
● 従業員および家族への身体的被害:61.7%
● 通信インフラの途絶:58.3%
● 交通インフラの途絶:58.0%
● 生活インフラの途絶:57.9%
インフラへの影響をリスクと捉える回答が多く、特に通信や交通の途絶が業務継続の大きな障害となっています。
「十分に対策できている」と回答した割合は22.8%に留まりました。特に企業規模が小さいほど、対策に課題を感じる傾向が見られます。これに対し、大企業では比較的対策が進んでいることが分かりました。
企業が実施している対策は以下の通りです。
● 防災用品の備蓄:79.7%
● ソフト面(マニュアル整備、訓練・教育の実施など):75.0%
● ハード面(オフィス環境整備など):69.8%
最も多い対策は「防災用品の備蓄」ですが、ハード面の対策が比較的遅れていることが課題として浮き彫りになりました。
備蓄している防災用品の詳細は以下の通りです。
● 水:83.7%
● ヘルメット:76.5%
● 食糧:76.5%
● 救急用品:71.7%
一方で、「就寝・防寒具」や「防災ラジオ」は約半数に留まり、特定の備蓄品の不足が見られます。
● ソフト面:最も実施されているのは「避難訓練」(68.1%)。一方で、「リモートワーク環境の整備」(47.5%)や「情報収集体制の整備」(47.1%)が課題です。
● ハード面:最も多いのは「避難動線の確保」(59.2%)ですが、他の項目と比較してスコアが低い傾向があります。
今回の調査結果から、企業の防災対策における現状と課題が明らかになりました。防災用品の備蓄やソフト面での取り組みは進んでいるものの、ハード面の対策が不足している企業が多いことが分かりました。特に中小企業では、規模の大きな企業と比較して対策が遅れている傾向が見られます。
防災は、ソフト面とハード面の両方をバランスよく整備することが重要です。企業が従業員の安全と業務継続性を確保するためには、年に1度以上の見直しを行い、総合的な防災対策を強化することが求められます。
・参考サイト
企業が最も実施している災害対策と課題とは?イトーキ、「企業の防災に関する実態調査レポート」を公開
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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