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監査法人の勢力図はどうなる?次期公認会計士協会長決定後の行方

公開日2019/05/08 更新日2019/05/09

日本公認会計士協会は次期会長候補として監査法人トーマツ出身の手塚正彦常務理事を選出し、7月の定期総会で正式就任となる予定だ。

1976年以降の歴代の会長と出身監査法人は以下の通りとなっている。(敬称略)
・1976年 - 1979年:尾沢修治 (監査法人朝日会計社)
・1979年 - 1982年:中瀬宏通 (監査法人中央会計事務所)
・1982年 - 1986年:川北博 (監査法人サンワ事務所)
・1986年 - 1989年:山上一夫 (聖橋監査法人)
・1989年 - 1992年:村山徳五郎 (監査法人中央会計事務所)
・1992年 - 1995年:高橋善一郎 (太田昭和監査法人)
・1995年 - 1998年:山本秀夫 (朝日監査法人)
・1998年 - 2001年:中地宏 (監査法人トーマツ)
・2001年 - 2004年:奥山章雄 (中央青山監査法人)
・2004年 - 2007年:藤沼亜起 (新日本監査法人)
・2007年 - 2010年:増田宏一 (あずさ監査法人)
・2010年 - 2013年:山崎彰三 (有限責任監査法人トーマツ)
・2013年 - 2016年:森公高 (有限責任あずさ監査法人)
・2016年 -    :関根愛子 (PwCあらた有限責任監査法人)

監査法人サンワ会計事務所(現 有限責任監査法人トーマツ)、聖橋監査法人(現 明治アーク監査法人)、太田昭和監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)、中央青山監査法人(後にみすず監査法人となり解散)、EY新日本監査法人、PwCあらた有限責任監査法人からそれぞれ1回、朝日監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)、有限責任あずさ監査法人、有限責任監査法人トーマツから2回選出されていることがわかる。

公認会計士・監査審査会は、「上場会社を概ね 100 社以上監査し、かつ常勤の監査実施者が 1,000 名以上の監査法人」を「大手監査法人」と定義しており、現在日本においては、「Big 4」と呼ばれる以下のグローバルな4大会計事務所と提携している4つの監査法人がこれに該当する。

 ・有限責任監査法人トーマツ (デロイト・トウシュ・トーマツのメンバーファーム)

 ・EY新日本有限責任監査法人 (アーンスト・アンド・ヤングと提携)

 ・有限責任あずさ監査法人 (KPMGと提携)

 ・PwCあらた有限責任監査法人 (プライスウォーターハウスクーパースと提携)

これらは四大監査法人と呼ばれており、人員規模やクライアント数、業績も群を抜いており、業界をリードする存在となっている。

各法人とも、人員数、増員数、社員(公認会計士である社員及び特定社員の合計)比率、クライアント数、業務収入・利益などは年々変化している。また、東芝事件などの影響もあり、監査法人業界の勢力図にも変化が起きているようだ。この先、どう変化していくのか、監査法人のクライアントとなる企業の財務担当者にとっては気になるところである。

関連記事:日本公認会計士協会の次期会長、手塚正彦常務理事に!

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