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人事に向いている人ってどんな人?仕事内容ややりがいから、適性を判断しよう!

公開日2025/01/23 更新日2025/02/04 ブックマーク数
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人事に向いている人ってどんな人?仕事内容ややりがいから、適性を判断しよう!

人事職の適性は、他の職種に比べると分かりにくいかもしれませんが、やはり向き・不向きが存在します。
企業の「ヒト」に関する業務に携わるため、総合的な人間力が求められる機会は多く、働く企業に対する理解や忠誠心などが求められる場面も多々あります。

逆に、実務上必要な知識・能力は働く中で身につけるケースも珍しくないことから、転職にあたり国家資格・民間資格の取得などは必須ではありません。
この記事では、人事の仕事内容向いている人の特徴やりがいなど、人事職の“適性”を判断するために役立つ情報をご紹介します。

人事とは?役割と仕事内容

人事は、企業における「顔」的な存在であるとともに、従業員の採用や育成、評価といった人的資源に関わる業務を任されるセクションでもあります。
以下、企業における人事の役割と、具体的な仕事内容について解説します。

人事の役割

企業が人事に求める役割を一言でまとめると「自社にとって良い人材を増やし、長く働いてもらえる環境を作ること」といえます。
具体的には、企業の成長につながる人材戦略の立案・実行、人材の適材適所への配置などを通して、企業の利益・目標達成につなげるのがミッションです。

お金が企業の血液なら、人材は企業の肉体にあたり、優秀な人材が揃えば揃うほど力強く経営を進められます。
よって、採用活動によって優秀な人材をできるだけ増やし、待遇や制度を優秀な人材にとって魅力的なものに改善していくことが、人事職には求められます。

人事の仕事内容

人事の仕事内容を大まかに分けると、以下の通り分類できます。

仕事内容 詳細
採用活動 ●新卒採用、欠員補充、増員など、事業計画を遂行する上で必要な人材の確保
●複数の採用媒体や採用手法を駆使し、採用計画を達成できるよう活動する
人員配置 ●人材の能力・適性を見極め、配属先を決める
●中途採用者の場合は、過去の職歴や実務経験から配置を検討する
人材育成 ●新入社員向け研修や、管理職向けマネジメント研修などを行う
●自社で研修を実施する以外に、外部講師等に研修を依頼する方法なども検討する
人材の評価 ●社内で用いられる評価制度の企画・立案・改善などを行う
●直接特定の人材の評価に関わるケースも
労務 ●社会保険手続き、勤怠管理、給与計算、福利厚生に関する業務に従事する
●人事の中でも特に事務処理能力のスキルが問われる傾向にある

上記の通り、人事の業務は専門性に応じて分かれているため、どの分野の専門性を磨いてきたかが将来のキャリアにつながっていきます。

人事に向いている人の特徴

人事職に向いている人の特徴としては、次のようなものがあげられます。

口が堅く、守秘義務を守れる人

人事はその職務上、多くの従業員の秘密に触れる立場です。
マイナンバーや支給された給与の金額、異動、昇格、降格、リストラ、居住地など、機密情報をあげればキリがないほどです。

これらの情報は、絶対に口外できないため、口が堅く守秘義務を守れる人でなければ、ミッションを遂行するのは難しいでしょう。
ただし、堅く口を閉ざすというよりは、機密を聞かれた際に軽口を叩いてかわせるなど、他部門の社員と衝突せずに距離を取れるような人が理想かもしれません。

他者の視点で考えることができる人

会社で働く人の立場や考え方は、社員それぞれで異なります。
自社で働く従業員数が増えるほど、働き方に対する希望や不満点などは異なります。

その一方で、経営陣は事業・利益・理念などをベースに物事を判断するため、すべての従業員の幸福だけを考えるわけにはいきません。
人事職には、こういった多様な人々の立場や考え方を理解した上で、人事面での最適解を提示することが求められます。

裏方・引き立て役にやりがいを感じる人

営業・販売職が企業の利益に直結する花形職だとしたら、人事はそのような花形職をサポートする立場にあたるため、企業においては裏方・引き立て役的な役割を担う立場といえます。
自分たちが優秀な社員を採用したとしても、評価されるのはその社員が主であり、人事が功績を評価されるケースは少ないものと考えられます。

それでも、誰かが活躍していることを「自分ごと」として喜べる人は、人事の仕事に向いたメンタリティの持ち主といえるでしょう。

嫌われる仕事ができる人

人事の仕事は、会社の利益につながる人材を確保して、その人材に長く活躍してもらうためのものです。
よって、自社にとって利益にならない人材に関しては、リストラ・降格・減給など厳しい対応を取らざるを得ないのが現実です。

なまじ社員に好かれようとすると、情が邪魔をして適正な判断ができなくなるおそれがあります。
それを踏まえた上で、嫌われる勇気を持って仕事ができる人は、真の意味で人事に向いた人材といえます。

人事に向いていない人の特徴

人事に向いていない人の特徴

どちらかというと人事向きでないと考えられる人には、以下のような特徴が見られます。

何かと主役になりたがる

縁の下の力持ちとして働くことが多い人事職は、基本的に社内で主役になれる機会が非常に限られます。
そのような中、自分の能力をひけらかしたがる性格の人は、どうしても職場で浮きがちです。

特に、人事は専門分野がスタッフそれぞれで異なるため、周囲との連携が取れない人材は評価されにくく、仕事にも支障をきたすおそれがあります。

「清濁併せ吞む」ことが苦手

人事の現場では、どちらかが絶対的に正しく、逆にどちらかが絶対的に間違いであるケースは、どちらかというと少数です。
面談をするにせよ、評価をするにせよ、それは相手があってのことですから、会社の都合・社員の都合のどちらかが100%優先されることは基本的にありません。

まずは相手の希望をフラットな状態で聞き入れ、その上で会社として対応できる範囲を述べ、交渉の結果お互いに妥協できる決着をつけるといった、清濁併せ吞む対応ができない性格の人は、実務面で苦労することが予想されます。
交渉の結果、自分が望んだ結果につながらなかった場合に、その社員を嫌いになる・評価を下げるような心の狭さも、人事の仕事ではネガティブに働きます。

気が短く責任感に欠ける

人事職の仕事は、人材の採用、教育、成長、貢献といった一連の段階を踏むまで、短くても数年のスパンを要します。
年数が経過しなければ、施策が成功したのか、それとも失敗したのかが分かりにくいため、短期的に業務成果が評価されることはありません。

また、人事では膨大な機密を取り扱うため、自分やチームがミスをするリスクにも向き合い、ダブルチェック体制も含め「絶対にミスを防ぐ」という責任感も要求されます。
「極力自分の責任を追及されたくない」・「チームの一員として他の人の失敗の責任をとりたくない」と考える傾向が強い人は、人事職向きとはいえません。

人事に必要なスキルとは

人事職として適切に業務を遂行するために必要なスキルとしては、主に次のようなものがあげられます。

コミュニケーションスキル

人と接する機会が多い人事職にとって、コミュニケーションスキルは不可欠なものです。
経営陣・他部署の社員・人事部内・取引先など、たくさんの人とコミュニケーションをとる機会が多く、利害関係の調整にも心を砕くことになるからです。

場合によっては、パワハラ・セクハラといった問題の対応に追われ、解決策を講じるために当事者と話をする状況も考えられます。
加害者に対する処分は当然ですが、被害者の希望に沿わない配置転換などを行わないなど、フォローをスムーズに進めるにあたっても、相手の立場を踏まえたコミュニケーション能力が問われるでしょう。

傾聴スキル

コミュニケーションスキルと関連しますが、人事職は「相手の話に耳を傾けること」が非常に重要です。
対応を考える際に、相手が何をして欲しいのか正確に把握するとともに、人事担当者に対する社員の「信頼感」を醸成する必要があるからです。

相手のペースに合わせて話を聞き、相槌を適度に打ちながら話を聞くだけでも、社員の評価は変わってきます。
信頼感を得られれば、それだけ踏み込んだ話が聞けるため、話し相手に信頼感を与えられる対応ができる人は、人事として高評価を得られる可能性があります。

プレゼンテーションスキル

会社説明会などで、自社の魅力を求職者に伝える際は、プレゼンテーションスキルの高さが問われます。
戦略人事に携わる場合は、経営陣を説得する能力も必要になり、その一環としてプレゼンテーションスキルが求められるでしょう。
話術だけでなく、意図が分かりやすい・伝わりやすい資料の作成も、プレゼンテーションスキルに含まれます。

スケジュール管理・調整スキル

採用活動を円滑に進めるためのスケジュール管理や、個々の応募者の日程調整などは、会社として対外的に間違いのない対応が求められるため、人事としてはミスなく・スケジュール通りに予定を消化できる管理・調整能力が問われます。

労務等の事務処理においても、スケジュール管理・調整スキルが問われる場面は多く、例えば給与計算を行うためには「全社員から正確な勤務時間を集める」必要があります。
提出期限の設定はもちろん、どうすればその日までに提出が可能になるのか、万一を考えた仕組み作りができる能力が問われます。

労務や助成金関連の法律知識

労務管理においては、労働法やそれに関連する規則などの根拠を理解した上で、実務を進める必要があります。
法律に関しては、毎年のように法改正が行われるため、都度知識をアップデートしなければなりません。
また、新たな助成金の開始、過去の助成金の廃止情報など、制度変更に関してもアンテナを立てて情報収集を行うことが求められます。

人事のやりがいとは?

人事職として働いていて、やりがいを感じる瞬間の多くは、主に「自分・部署以外の誰か」を想定して仕事をしているときです。
よって、以下で紹介する「人事のやりがい」を魅力的だと感じる人は、人事に向いているといえるでしょう。

会社の顔・代表として働くことができる

人事職は、主に採用活動で求職者と接する機会が多く、カジュアル面談・内定者懇親会などを開催する際にも運営側として働きます。
必然的に、会社の顔・代表としての振る舞いが求められるため、自社に対する愛社精神が強い人にとっては、人事として働くことが誇らしく感じられるでしょう。

自身が採用した人の成長が見られる

採用・教育・研修に関わっていると、同じ顔の新入社員と何度もコミュニケーションをとる機会が増えるでしょう。
折々で世話を焼いているうちに、新入社員の存在に愛着が湧いてきて、その社員の成長を心待ちにするメンタリティの持ち主は人事向きといえます。
自分が採用に関わった人材とコミュニケーションをとって、自社で元気に働いている姿を見て嬉しく感じる人は、人事の仕事にやりがいを感じられるはずです。

企業成長に貢献できる

人事の職務は、戦国時代でいえば「采配」を担当するようなものであり、人事職は人材配置や教育を通して企業を成長させるというミッションを任されています。
自分の采配によって、伸び悩んでいたスタッフが成長したり、スキルアップのプランが社員から人気を博したりすることにやりがいが見出せるようになったら、その人は立派な人事職です。

まとめ

人事職は、営業成績などの分かりやすい評価基準がなく、性格的な面でも向き・不向きが比較的ハッキリしています。
人事職に転職しようと考えている場合、自分と人事職との相性がどうなのか、転職活動を始める前に確認しておくことをおすすめします。

自分が人事に向いているか不安があり、自己判断が難しいと思っている人は、転職エージェントに登録して客観的な視点から判断してもらうのも一手です。
転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーとのカウンセリングを通して目指すキャリアの方向性を相談した後、そのまま人事職の求人を紹介してもらうことも可能です。

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