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サバティカル休暇とは?長期休暇の制度設計と給与・社会保険の実務

公開日2025/09/11 更新日2025/09/10 ブックマーク数
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サバティカル休暇

最近注目を集めている「サバティカル休暇」をご存知でしょうか?これは、従業員が数ヶ月単位の長期休暇を取得できる制度です。
しかし、いざ導入を検討すると、「長期不在中の業務はどうなる?」「給与や勤怠管理は?」といった実務上の疑問が出てくるものです。この記事では、サバティカル休暇の基本から、企業が知っておくべき実務上の注意点まで、人事・労務担当者向けにわかりやすく解説します。

目次本記事の内容

  1. 1 サバティカル休暇とは?
  2. 2 サバティカル休暇の目的と企業が導入するメリット
  3. 3 企業が知っておくべきデメリットと課題
  4. 4 期間・対象・目的の設計指針
  5. 5 サバティカル休暇導入の注意点|給与・社会保険の取り扱い
  6. 6 日本でのサバティカル休暇導入事例
    「勤労の獅子」で実現する特別休暇の管理
  7. 7 まとめ:サバティカル休暇は企業と従業員双方に恩恵をもたらす

1. サバティカル休暇とは?

サバティカル休暇とは、勤続年数の長い従業員に対して、企業が任意で付与する長期の特別休暇制度です。「Sabbatical」は、旧約聖書に由来する「安息日(Sabbath)」が語源で、もともとは大学教授が研究や研修のために長期休暇を取得する制度として広まりました。現在では、企業における従業員のキャリア形成や心身のリフレッシュを目的として、欧米を中心に広く普及しています。

日本の法定休暇である年次有給休暇や育児・介護休業とは異なり、サバティカル休暇は法律で定められた制度ではありません。そのため、休暇の取得要件、期間、給与の有無、目的などは、すべて企業が任意で就業規則などで定めることができます。期間は企業によって様々ですが、数週間から数ヵ月、長い場合は1年程度に及ぶケースもあります。

年次有給休暇や休職制度との違い

サバティカル休暇と混同されやすいのが、年次有給休暇や休職制度です。それぞれの違いを理解しておくことで、制度の設計や運用がよりスムーズになります。

まず、年次有給休暇との最も大きな違いは「取得期間」と「目的」にあります。年次有給休暇は通常、半日や1日単位での取得が一般的で、その目的は問われません。一方、サバティカル休暇は数ヵ月単位の長期にわたるもので、自己啓発や社会貢献、リフレッシュなど、目的を自由に設定できるのが特徴です。また、年次有給休暇は労働基準法で定められた従業員の権利ですが、サバティカル休暇は企業の裁量で設けられる法定外休暇(特別休暇)であるという点も大きな違いです。

次に、休職制度との違いはどうでしょうか。休職は、病気や留学、配偶者の海外赴任同行など、会社都合ではない理由で、労働契約を維持したまま長期間就労を免除する制度です。特に病気による休職は、心身の健康を回復することが第一の目的です。これに対し、サバティカル休暇は「心身のリフレッシュ」や「新たなキャリア形成に向けた自己投資」など、より前向きな目的のために利用されることが一般的です。休職は、労働者が働けない状態になった場合に適用されることが多いのに対し、サバティカル休暇は「働けるけれど、あえて休む」というポジティブな側面が強いのです。

例えば、ヤフー株式会社が導入した「サバティカル制度」は、勤続10年以上の正社員を対象に、最長3ヶ月の長期休暇と休暇支援金を支給するもので、キャリアプランの見直しを促すことを目的としています。このように、サバティカル休暇は単なる「休み」ではなく、従業員の自律的な成長を促し、企業全体の生産性向上につなげるための戦略的な人事制度として位置づけられています。

サバティカル休暇の導入率・普及状況

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記事提供元



エス・エー・エス株式会社は、金融・流通・クレジット業界を中心に、ITソリューションの提供やシステム構築、業務コンサルティングなどを幅広く手がける企業です。
自社プロダクトとして展開する「勤労の獅子」は、1万通り以上のシフトに対応できるクラウド型勤怠管理システムで、複雑な就業規則にも柔軟に対応。専任コンサルタントによる導入支援も充実しており、企業のバックオフィス業務を強力にサポートします。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。

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