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実は勘違いしていた?“Z世代”の仕事観とコミュニケーションのポイント│部下との信頼関係を築くコミュニケーション手法

公開日2025/11/02 更新日2025/10/31 ブックマーク数
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実は勘違いしていた?“Z世代”の仕事観とコミュニケーションのポイント│部下との信頼関係を築くコミュニケーション手法

異なる世代間で信頼関係を築くには、価値観が違うことを理解し、相手に寄り添うことが大切です。
本稿では、部下に増えてきたZ世代の価値観はどのようなものか、部下と業務外のコミュニケーションをどう取ればよいかを解説します。

▼この記事を書いた人

株式会社ジェイック 取締役 教育事業部長 近藤 浩充

目次本記事の内容

  1. 部下との信頼関係を築くコミュニケーション手法
  2. ⑴相手に興味を持つ
  3. ⑵相手の強みを承認する
  4. ⑶相手の意見は一度受け止める
  5. ⑷ 信頼関係を損ねる「無自覚の態度」に注意

部下との信頼関係を築くコミュニケーション手法

「仕事の指示や指導をしたり、若手から意見や提案をもらったりする際には、信頼関係がなければうまくいきません。信頼関係が築かれていない状態では、部下は指示や指導を受け止めることは難しく、仕事のパフォーマンスや成長スピードも低下します。
必要なのは迎合することではなく、新人や若手のパフォーマンスを高めることです。
ここからは、相手と信頼関係を築き、相手を動かすために大切なコミュニケーションの手法を紹介します。

⑴相手に興味を持つ

信頼関係を築くには、まず相手の価値観や興味の対象に関心を持つことが重要です。
相手の関心事にフォーカスすることで、「あなたに関心がある」「存在を認めている」というメッセージを送って信頼関係を築くことができます。自分の話題ではなく、相手の価値観、相手の関心事に興味を持ちましょう。
非公式コミュニケーションでは、休日の過ごし方、趣味や家族、ライフプラン、入社理由、大切にしたい価値観など、業務の進捗とは関係ない話題が大切です。
ただし、プライベートに踏み込まれることを嫌う人もいれば、成長意欲が強く仕事やキャリアの話を好む人もいます。相手の反応を見て話題を選ぶことが必要です。

⑵相手の強みを承認する

信頼関係を築きながら相手のパフォーマンスを高めるには、相手の強みにフォーカスすることが有効です。人は強みを褒められると、自己肯定感や自己効力感が高まるものです。
相手の行動や発言のなかから強みといえる部分を見つけたら、「これが得意だよね」「こういう思考や行動パターンは強みだよね」とプラスの声がけをしましょう。
相手は「自分のことを見てくれている」「認めてくれている」と感じ、自分の強みを自覚的に仕事に活かすようになるでしょう。
部下の強みを3~5個程度書き出して、言語化して整理し、日々の声がけを実践してみましょう。

⑶相手の意見は一度受け止める

コミュニケーションで注意が必要なのは、相手の提案を却下したり、相手の意見と異なる指示を伝えたりする際です。
若手社員と接するなかで、「それは違う」「そうではなく、こうやって欲しい」と伝えたいときもあるでしょう。
しかし、ネガティブフィードバックや相手と異なる意見をいきなり押し付けると、相手は納得感を持てませんし、信頼関係にもマイナスの影響を与えます。
まず、相手の意見を「おもしろい視点だ」「そういう見方もある」と、いったん受け止めましょう。そのうえで、「そして」「同時に」等の否定ではない接続詞を使って、相手に意見を伝えます。
「違う視点の意見を伝えていいかな?」と確認を取ることも有効です。問いかけを挟むことで、心の準備ができるからです。
一度受け入れてから、接続詞やクッション言葉をうまく使うことで、相手が「一方的に押し付けられた」「合わない」という感覚を持つのを避けられます。

⑷ 信頼関係を損ねる「無自覚の態度」に注意

ここまで、信頼関係を築くためのコミュニケーション手法を紹介しました。こうした手法に加えて、日頃のコミュニケーションにおいて信頼関係を損ねる態度を無自覚に取っていないか、振り返ることも大切です。
たとえば、相手と会話をしているときに「腕組みをしている」「相手を見ずに何か作業している」「無表情に聞いている」「別のことを考えている」「どう返すかを考えている」といった態度を取っていないでしょうか。
オンラインの場合は「カメラを上から見下ろす構図」「ダブルモニター等でカメラに目線が向いていない」「映りが暗い」なども注意点です。こうした小さなことが、喋りにくい関係性を日々つくることにつながります。

***

「いまの若手社員は高い成長意欲を持っており、「成長のためにフィードバックが欲しい」と思っている人も多いようです。
信頼関係を築くコミュニケーションを実践して心理的安全性が確保された場をつくれば、若手の成長意欲やITネイティブな感覚が、仕事に活きてくるでしょう。
今回紹介したZ世代の特徴やZ世代とのコミュニケーション手法が、若手社員の育成・活躍支援につながれば幸いです。

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