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「自分に必要なキャリアを見定め、最適な管理部門を構築。」 CFOインタビュー 株式会社フィードフォース - 西山真吾氏

公開日2019/08/27 更新日2020/01/07
「自分に必要なキャリアを見定め、最適な管理部門を構築。」 CFOインタビュー 株式会社フィードフォース - 西山真吾氏

「働く」を豊かにする。をミッションに、データフィードサービスを主軸とする5つのサービスを展開する、株式会社フィードフォース。2019年7月5日に東証マザーズ市場に上場したばかりの、同社取締役経営管理本部長西山真吾氏にお話を伺った。


「WEB2.0」の時代が事業アイデアのカギに。成長し続けるフィードフォースのサービスとは?

― 本日はよろしくお願いいたします。まず、御社の事業内容を簡単にお聞かせいただけますか?

はい。インターネット事業はなかなか複雑ですので、簡単にご説明します。
提供しているサービスが、現在5つありまして、そのなかでも「データフィード」を活用したサービスが主流です。データフィードというのは、1つの会社が持っている情報を、インターネット上の複数の場所にリアルタイムに配信する仕組みのことです。特に、データフィードを活用した広告は、個人ごとにパーソナライズされた商品等が表示されることが特徴で、大量かつ頻繁に更新されるような商品・案件を広告として扱うEC・人材・不動産といった業種においては、今や必須になっています。

あと、皆さんにとって1番身近なのは、Webサイトにアクセスする際によく目にする、SNSアカウントを活用したソーシャルログインだと思います。こちらは、API経由で複数のSNSをパッケージにしてサービス提供しています。


― 確かに、どちらも近年では身近に感じるサービスですね。特に、ソーシャルログインでは第一人者と呼べるのではないでしょうか?

そうですね。海外では同様のサービスを提供している会社は存在しますが、国内では実質オンリーワンのサービスだと思います。


― 創業の経緯は?

元々、2006年の創業時には、RSSサービスの提供から始まりました。RSSサービスとは、ニュースサイトやブログなどネット上から、テキストベースでの更新情報を配信するためのサービスですね。

当時「WEB2.0」の時代だと言われていて、具体的にはブログ、SNS、RSSなどが新しいインターネットサービスと目されていたときでした。弊社代表の塚田は、そのなかでもRSSに目をつけたのですが、他の2つに比べて、RSSはそこまでのムーブメントにはならなかったのかもしれません(笑)

ただ、このときの経験やサービス開発は、「構造化されたデータをリアルタイムに配信する」という意味では現在のデータフィードのサービスにおいて存分に活かされています。ネット事業なので、サービスは時代の流れとともに変化していくものだと思っています。

現在、90人の社員で5つのサービスを提供していて、収支のバランスも良いです。しかしまだ、1つ1つのサービスの売上は小さいので、かなり伸びしろがあるとも思っています。


キャリアのスタートは、国土交通省での公務員。

― 今回の上場も、その伸びしろが評価されてのことですね。もともと、西山さんもインターネット分野にお詳しかったのでしょうか?大学は、京都大学の工学部を卒業されていますよね。

はい。ですが、建築学科だったのでネットもシステム開発も、全く詳しくはなかったんです。卒業後に就職したのも、建設省(現:国土交通省)で、公務員でしたしね。

― 省庁にお勤めの方の仕事内容は、なかなか外からは見えない部分があると思いますが、国土交通省ではどんなお仕事をされていたのでしょうか?

主に都市開発や住宅・建築の部局で、働いていました。特に新しい制度を作ったり既存制度を変更したりするうえでは、法令、予算、税制の優遇措置などを一体的に構築していく必要があり、このための資料作成や利害関係者や専門家等が参加する会議運営などに携わっていました。

そんなイメージはないかもしれませんが、結構ハードワークだったんですよ。なぜかと言うと、年度単位で新しい法律や予算を作って実行することを、1年単位でやらなければいけないので、常に作成→実行をしていたからです。その繰り返しをすることを求められる組織だったのです。

ただ、法律や予算って、もちろんそんなに簡単に作れるものではないんですね。役所のなかで完結するものもあれば、内閣や国会での決議が必要だったり、各省庁や自治体との連携が必要だったりと、様々な人や団体が関わってくる場合が多いのです。ちょっとした改正でも100人単位で人が動きます。

文書の書き方にも決まりがありますし、何より、その法律や予算を作って、それがちゃんとワークするのかどうか、が最も大事ですので、様々なことを鑑みて作成していく必要がありました。ここでは、文書作成のスキルだったり、ディテールへの注意力が培われました。
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