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内部監査とは、一体、どういう業務を行うのか―言葉では、なんとなく理解できても、実際にどのような役割があり、どういうことをするのかと問われれば、答えに窮する人も多いでしょう。今回は、その内部監査の仕事内容について紹介します。
内部監査と外部監査
内部監査とは、企業の不正防止や、業務に無駄がないかなどをチェックするため、企業内で監査するものです。
監査には、監査役や会計監査人が行う外部監査と、会社の業務活動を細かくチェックして、問題のある作業内容の改善を求めていくための内部監査があります。
なぜ内部監査が必要かといえば、不正や犯罪行為、または重大事故、スキャンダルなどが発覚し、消費者や社会の信頼を大きく損なうような企業不祥事に発展することがあるからです。
最近では、大手メーカーの製品データ改ざんや、自動車メーカーの無資格検査員による検査、大手企業の利益水増し不正会計などが記憶に新しいところです。
内部監査の役割と業務内容
不祥事が発覚し、その対応を間違うと、ときには大きなダメージを受けることになります。それだけに、社内での不正や犯罪を防止する内部監査は、会社経営にとって重要な役割を担っています。
内部監査は、業務全般に精通し、浮かび上がった問題点を経営者にズバリ進言できる人が選ばれることが多いようです。
まず、年度目標の進行状況を調べ、各社員が法令や運営方針、規則を順守し、適切に業務を行っているかを、厳しい目でチェックします。計画通りに進行していない場合には、状況分析や情報提供、さらに解決策支援を積極的に行うことも、内部監査の大切な役割です。
内部監査は組織の自浄作用を促すもの
内部監査は、組織の自浄作用を促すものですが、リベートや架空残業、売上げ操作、在庫商品横流しなど、社内で横行しがちな不正に目を光らせているため、社内からは煙たい存在とみられることもあります。
しかし、社会的な信用が失われてしまう前に、企業の倫理やコンプライアンス(法令順守)の考え方を、社員に自覚させ、不正や犯罪が起こらないように努めなければなりません。
不正が大規模で複雑な場合は、外部から招いた専門家による調査も必要となり、さらに影響が社会に及ぶような場合は、第三者委員会による調査が求められる場合もあります。
企業不祥事の発生が多いのは、「社内の管理体制に大きな問題が潜んでいる」「経営者の自覚が足りない」「問題点を指摘しにくい古い経営体質が残っている」「企業倫理や行動基準が不明瞭」というような企業です。こういう企業こそ、優秀な内部監査の達人が必要になるようです。
■参考図書
総務・人事・労務の法律と手続き/社会保険労務士・加藤知美監修(三修社)
総務の仕事 便利帳/新井博・高橋美智恵・森下清隆著(法学書院)
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