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転職(就職)活動で欠かせない面接は、応募者と企業とのいわば“お見合い”です。限られた時間内で、応募者は自身を売り込み、企業は応募者が自社に貢献してくれる人材かを判断します。
面接回数は企業や業種などによって異なり、応募者は面接のたびに対策を講じなければなりません。そのため、回数の多い少ないは応募者にとって気になる要素でしょう。
今回は、面接回数が意味する企業の考え方と、平均的な数などについてご説明します。
面接回数には、各企業の方針が表れています。
一般的に回数が多いのは、大手企業や特定業界(金融・マスコミ・ITなど)です。大手企業やマスコミなどは応募者が多く、高いスキルや経験値を求める傾向があるため、何度も面接を行ってふるいをかけます。また、金融(特に外資系投資銀行やメガバンク)は、スキルのほか人間性(クライアントと信頼関係を築けるかなど)も厳しくチェックされます。
逆に少ないのが、中小企業や医療系・技術職などの仕事。小さな企業は、社長自ら一次面接をして終わり、ということもあります。医療系や技術職は、応募時に提出する職務経歴書や保有資格などを確認すれば、ある程度スキルを判断できるため、面接は少なめです。
面接は、多ければ多いほどよいというわけではありません。多い少ないには、それぞれメリットとデメリットがあります。応募者と企業、双方の立場で見てみましょう。
・回数が多い場合
メリット…応募者と企業のどちらにも当てはまるメリットは、入社前に互いをよく知ることができる点です。面接回数を重ねて話す機会を増やせば、入社後のミスマッチを防げます。
また、面接回数が多い=選考期間が長くなる傾向にあるため、応募者は他社の選考も並行して進めやすくなります。
デメリット…複数の企業に応募していたり、在職中に転職活動をしていたりする応募者は、面接の回数が多いとスケジュール調整が難しい場合があります。さらに、面接ごとの対策を行わなければならず、負担を感じるでしょう。
企業も同様で、応募者たちの面接日時の調整が大変になるほか、選考期間中に優秀な応募者を他社にとられる可能性が高くなります。
・回数が少ない場合
メリット…面接回数が少なく選考期間が短いと、応募者は転職活動を早めに終了できて、すぐに働くことが可能です。
企業も、スケジュール調整が簡単なほか、優秀な人材を早めに確保して募集部署にすぐ配属できます。
デメリット…応募者も企業も、互いの情報を得る機会は少ないため、ミスマッチが生じやすくなります。特に企業は、応募者が多いと見極めが難しくなるでしょう。また、応募者は自身をアピールする機会が少ない分、失敗できない点がデメリットです。
「マネジー」を運営する当社では、2019年4~9月に求人依頼をいただいた企業様の中から、無作為に抽出した4,000件の求人を調査。面接回数の割合を出しました。結果は以下のとおりです。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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