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雨と憂鬱の関係とは?梅雨時期には気象病対策を!

公開日2020/06/14 更新日2020/06/15

雨の日になると、体調が悪くなったり気分が落ち込んだりしがちです。梅雨時期にストレスが溜まりやすい人も多いのではないでしょうか。

さわやかな晴れの日に比べ、ジメジメとした雨の日は何かと過ごしにくいことが、理由の一つとして挙げられるでしょう、しかし、雨の日に憂鬱な気分になるのは、科学的な理由からも仕方のないことなのです。

そこで今回は、「なぜ雨の日には憂鬱になりやすいのか」について解説します。対処法に関しても理解を深め、体調不良や気分の落ち込みを少しでも抑えられるようにしましょう。

天候の変化が体調に悪影響を及ぼす「気象病」

雨の日に体調不良を引き起こす原因として、気象病と呼ばれる病気が近年認知されつつあります。気象病で最も多く見られる症状が頭痛です。ほかにも、めまい・耳鳴り・激しい眠気・だるさ・腰痛・関節痛・喘息の悪化・古傷からくる痛みの悪化などが挙げられます。

日本では、潜在的な人数も含めると、1000万人を超える人が気象病にかかっているといわれています。まさに国民病ともいえる病気です。特に、女性に多いことが、気象病の特徴として指摘されています。

気象病を引き起こす最も大きな原因が、気圧の変化です。雨や雪が降る日をはじめ、台風などの風が強い日も、気圧が急激に変化します。気象病は、主に低気圧で発症しやすい病気ですが、気圧が上がる際に不調を訴える人もいます。

天候が目に見えて変化する前に体調不良を引き起こすことも、気象病の特徴です。自分の頭痛から、「もうすぐ雨が降るかも」などと、天候の変化をある程度予測できる人も少なくありません。

気圧の変化により自律神経の乱れが気象病を引き起こす

気象病がさまざまな体調不良を引き起こす理由は、気圧の変化が自律神経を刺激するからです。気圧が変化すると、耳の奥にある内耳が反応し、脳に信号を送ります。情報をキャッチした脳は、体を気圧の変化に順応させようとするため、自律神経を刺激するのです。

自律神経系には交感神経と副交感神経がありますが、これらの調整がうまくいかなければ、体がさまざまな反応を示します。交感神経への刺激が強ければ、イライラしたりめまいが発生したりといった症状を引き起こし、副交感神経への刺激が強ければ、眠くなったりだるさを感じたりするといわれています。

また、自律神経は女性ホルモンに影響を与えやすい神経です。女性が気象病による症状を感じやすく、頭痛持ちが多いのは、このことが大きく起因しています。

気象病を発症させる原因として考えられているのは、気圧の変化だけではありません。気温や湿度の変化、生まれ持った体質、生活習慣などによっても、体に不調を感じやすいといわれています。

中でも、乗り物酔いをしやすい人の多くは、気象病の症状でも悩んでいます。乗り物酔いで発生する内耳の揺れと、気圧の変化による内耳の揺れが、似たような現象だと考えられていることがその理由です。また、耳が敏感な人ほど、気象病を発症しやすいともいわれています。

気象病を予防し憂鬱な気分を晴らすための対策

自分でコントロールできないことが原因で発症する気象病を予防するには、生活習慣の改善や天気予報のチェックなど、できる範囲で努力してみることが大事です。

まずは、気圧の変化が予想される日を確認し、自分の身に起こる可能性がある体調不良に備えましょう。頭痛やめまいなど、症状の種類は人それぞれであるため、自分に合った薬を常備しておくことが大切です。飲み過ぎは厳禁ですが、基本的には我慢し過ぎずに服用しましょう。

雨が降りそうな日など、症状が出そうな日には、大事な予定を入れないようにすることも一つの方法です。調子が出ない日にハイパフォーマンスを発揮しようとしても、逆にストレスを溜めてしまいます。大きな予定は可能な限り調子が出そうな日に回し、気圧が下がる日にはゆっくりと過ごせる環境を整えておきましょう。

気圧の変化を数日先まで把握できるアプリ「頭痛ーる」の利用もおすすめです。

気象病の症状で悩んでいる人たちの間で人気が高まっているアプリであり、気象病に関するさまざまな情報を得られます。症状や服薬の記録もできるため、傾向と対策を練るのにも便利です。

頭痛ーる:気圧予報で体調管理

エアコンの効いた部屋で長時間過ごすのも、自律神経の働きを弱めてしまうため、気象病には良くないといわれています。適度に外気に触れ、夏場に意識して汗をかくなどの対策を講じることも大事です。

まとめ

雨からくる憂鬱な気分は、気圧の変化による体調不良が原因だと考えられます。気象病の認知が進み、多くの人が同じような症状で悩んでいることが明らかになってきているため、将来的には外来で診てもらえる医療機関も増えることが予想されます。

過度に我慢せず、天気予報を参考に過ごし方の対策を練るなどして、できる範囲で気象病をやり過ごす意識を持ちながら生活しましょう。

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