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“マスク着用と換気”が求められるコロナ禍でのクールビズは?

公開日2020/06/30 更新日2020/07/01

クールビズが5月1日から(9月30日まで)始まり、涼しげな服装のビジネスパーソンの姿を見かけます。ところが、2020年のクールビズは、ちょっとこれまでとは違います。それは、コロナ禍でマスクの着用が推奨されているからです。

室温の設定にも注意が必要

クールビズは、地球温暖化対策の一環として、平成17(2005)年度から、過度な冷房に頼らず室温28℃に設定し、さまざまな工夫を凝らしながら暑い夏を快適に過ごすライフスタイルへの取り組みです。

そのため、軽装での仕事が推奨され、いわゆるノー上着、ノーネクタイのクールビズスタイルも、すっかり定着しています。

ところが、新型コロナウイルスの感染防止のため、外出時にはマスクの着用がマナーとして求められています。マスクを着用していると、いくら軽装でも熱がこもり体温の調整が難しくなるため、熱中症のリスクが高くなります。

また、過度な冷房に頼らないのがクールビズの基本ですが、感染症対策として換気が推奨されています。換気をすることで室温は上がりますから、冷房の設定温度にも、これまで以上に注意を払う必要がありそうです。

柔軟な姿勢で無理・我慢は禁物

政府は「新しい生活様式」で、新型コロナウイルスの感染を防ぐため引き続きマスクの着用を求めていますが、厚生労働省は熱中症対策として、屋外では人との距離が2メートル以上ある場合は、気温や湿度など状況に応じてマスクを外すよう呼びかけています。

また、熱がこもりにくい夏用マスクを販売する動きも広がっていますので、それらを活用して、暑い夏を乗り切りましょう。

それから、クールビズの室温28℃は、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」及び「労働安全衛生法の事務所衛生基準規則」で定められた、17℃以上~28℃以下の範囲の室温設定です。

しかし、こまめに換気をするとなれば、室温の設定を変えるなど、柔軟な取り組みをする必要があります。室温設定にこだわり過ぎて、熱中症や体調を崩してしまっては、せっかくのクールビズの取り組みも意味のないものになってしまうでしょう。無理や我慢のし過ぎは禁物です。

ビジネスシーンにふさわしい清潔感あふれる服装

室温28℃のオフィスや自宅で快適に過ごすためには、通気性のよい素材のシャツやパンツの着用が適しています。接触冷感や吸水速乾性、防臭抗菌機能にすぐれた素材の衣類も数多く販売されていますので、大いに活用しましょう。

ところで、クールビズでは「夏を快適に過ごすライフスタイル」を推奨していますが、必ずしもノーネクタイ、ノー上着などの軽装にしなければならない、というものではありません。

あくまでもビジネスシーンにふさわしい着こなしが前提であることを意識しておきましょう。

また、企業や職場環境によって、ポロシャツはOKだがTシャツはNGなど、認められる装いも異なります。各企業でルールを定めているはずですから、ビジネスシーンにふさわしい清潔感があり涼しげなスタイリングを心がけましょう。

三密防止対策で難しくなるクールシェア

今年のクールビズでは、「クールシェア」も変わりそうです。クールシェアは、涼しい場所をみんなでシェアすることで、冷房の効率的な活用や節電につなげる、という取り組みですが、昨年までは、図書館などの公共施設や商店街、カフェなど冷房の効いている場所で過ごすことが推奨されていました。

しかし、今年は事情が違います。密接・密室・密集の三密を避けることが、「新しい生活様式」にも、盛り込まれています。

また、リモートワークの普及によって、各家庭での冷房の稼働が増え、電力消費量もCO2排出量も増えるのではないでしょうか。クールビズ本来の目的である、脱炭素社会への取り組みは、ちょっと足踏みしそうです。

まとめ

今年のクールビズは、15歳で地球温暖化を食い止めるため学校を休み、ひとりでストライキを始めたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(現17歳)の怒りに火をつけそうです。

でも、我慢して熱中症になっては、元も子もありません。勤務時間を涼しい朝型にシフトする、ブラインドや断熱シート、グリーンカーテンなどで、オフィスや自宅で快適に過ごす工夫をしてみてはいかがでしょうか。

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