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司法試験最後の難関 二回試験が怖い理由

公開日2020/08/02 更新日2020/08/03

司法試験合格者は、一年間の法律実務を学んだあとに「二回試験」に合格する必要があり、この試験もまた大きなハードルなのです。 二回試験は勉強すべき量の多さと試験日程のハードさから、「恐怖の二回試験」と呼ばれることもあります。 司法試験に合格したからといって、二回試験がある以上、安心はできません。 今回はこの二回試験について詳しく解説しましょう。

二回試験とは

二回試験とは、毎年11月の中旬~下旬に実施される司法修習の卒業試験のことです。司法試験合格者は、合格後に司法研修所にて司法修習生として約一年間の法律実務を学ぶ必要があります。二回試験はその間に学んだことをきちんと理解し、身に付けているのかを問う試験です。検事、裁判官、弁護士のいずれを目指すにしても、二回試験は必ず突破する必要があります。

二回試験は正式名称を「司法修習生考試」といい、試験科目は刑事裁判、刑事弁護、民事裁判、民事弁護、検察の5科目です。試験の難易度はかなり高く、司法試験を突破していても、念入りに準備をしないと合格できません。
もし不合格になれば、翌年の11月まで待って再び受験する必要があります。

具体的な試験の内容としては、科目ごとに約100ページの事件記録簿が配布され、それを読みながら事実認定や書面作成といった起案作成に関する設問に答えていくという形式です。
試験は一日1科目で5日間にわたって行われるのですが、1科目あたりの試験時間は午前10時20分~午後5時50分までの7時間半にも上ります。それを5日間も続けるわけですから、かなりのハードスケジュールです。 試験期間中は体調管理もしっかりと行う必要があるでしょう。

二回試験の直前2カ月くらいの間に行われる集合修習の場では、試験5科目について専門教官による個別を含む指導が行われます。実際にあった事件記録を元に作成された修習用のテキストを使って、起案作成の訓練を行うのです。ここで起案作成作業の基本・応用をどれだけ身に付けられるかが、二回試験の成績を大きく左右するといえます。


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