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ただでさえ経済動向が不透明な状況下に、突然降って沸いたコロナ禍など、ビジネスパーソンのストレスはたまる一方です。従業員の心身を守るためにも、メンタルヘルスケアの重要性が叫ばれていますが、メンタルケアで注目を集めているのが「傾聴セラピー」です。傾聴セラピーとはどのようなものかを、まとめてみました。
「傾聴」を広辞苑で引くと、「耳を傾けてきくこと、熱心にきくこと」とあり、「傾聴に値する意見~」といった引用例が示されています。字面からも、「耳を傾けて話をよくきく」ことだろうことは想像がつくでしょう。
この、「耳を傾けて話をよくきく」という姿勢を、カウンセリングやコーチングの分野に応用し、心に寄り添い、悩みや苦しみに耳を傾けて心を癒すのが、メンタルケアで注目を集めている“傾聴セラピー”です。
2017年には、一般社団法人日本ヒューマンスキル教育推進協会が認定する「傾聴セラピスト」という資格も創設されました。その考え方も手法も、比較的新しいものですが、社員の相談や悩みに応じることの多い管理部門にとっては、傾聴セラピーの手法は参考になるのではないでしょうか。
ビジネス環境の急激な変化に、戸惑いや悩みを抱え、ついていけないビジネスパーソンも、決して少なくはありません。でも、心療内科を受診するほどでも、カウンセリングを受けるほどでもないと考え、モヤモヤとした気持ちを抱えながら仕事をしているのではないでしょうか。
カウンセリングに対して、皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか。相談者の悩みについて、一緒に解決策を考え、解決の道筋を目指すというものでしょう。基本は相談者と同じ立場で話に耳を傾けるわけですが、カウンセラー=先生、相談者=生徒という関係に陥りがちです。
傾聴セラピーは、アドバイスなどは行わず、悩み事を丸ごと受けとめることで満足感、安心感を与えることが主眼です。そして、相談者が自分の意志で解決に向かうように背中を押すのが、傾聴セラピストの役割のようです。
傾聴セラピーの基本は、相談者の心情をよく理解することです。そのためには話す姿勢や仕草、表情、声の調子など、言葉以外の行動にも注意を向け、言葉によるメッセージを理解するだけでなく、言葉の背後にある感情までを受けとめ、相手に共感を示すことが大切です。
つまり、聞き手が自分の聞きたいことを聞くのではなく、相談者が話したいこと・伝えたいことに耳を傾け、ありのままの気持ちを受けとめることで、「心がスッキリとして軽くなる、ホッとして安心感を得られる、気持ちが楽になる」などの効果をもたらすというものです。
仕事で壁に突き当たったとき、悩みがあるとき、自分の気持ちを分かってくれる人と話がしたいと、誰もが思ったことがあるのではないでしょうか。同僚、先輩、上司・・・でも、なかなか本音をぶつけることは、難しいと思います。
言い出せずにいると、悩みはどんどん大きくなり、やがて、心療内科での治療が必要になる場合もあります。そんな同僚や部下の相談相手となるために、傾聴セラピーの手法を参考にしてはいかがでしょうか。
“傾聴セラピー”ときくと、新しい言葉だけに、何か難しそうなイメージですが、要は、相手の話に真摯に耳を傾けることです。しかし、誰でもできそうで、実はなかなかできないことでもあります。
まず、相手の話をよくきくためには、自分自身の心の余裕も必要です。余裕がなければ、ありのままの気持ちを受けとめる、ことはできないでしょう。
また、相手が話をしているときは、余計な口を挟まないことも大切です。話の途中で「こうすればいいのに」「それは間違っている」など、自分の意見が出てくるでしょうが、それは抑えましょう。
そしてアドバイスは行わず、相手の言葉を大切に受け取ることです。それが誰に対してもできるようになれば、あなたを頼る人も増えてくるのではないでしょうか。
傾聴セラピーが必要な状態になる前に、職場におけるメンタルヘルスの状況を把握しケアするのに役立つサービス>>>
傾聴の考え方は、優れたコミュニケーション方法といえるでしょう。悩んでいる同僚や部下をみると、つい、アドバイスしたくなるものですが、それが必ずしも適切であるとは限りません。勝手な思い込みは、単なるお節介となることの方が多いので、“傾聴”に徹してみてはいかがでしょうか。
「心理的安全性」と「エンゲージメント」を可視化できるツール。通常のストレスチェックだけでは見えづらい心の状態が可視化されることで、社員が安心して働ける職場環境をつくり、人材の定着と組織改善に繋げられることができ、組織エンゲージメント・ハラスメントリスク・離職リスクなども含めた包括的な診断が可能です。
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