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新型コロナウイルスの影響で2021卒の内定式はどうなる?

公開日2020/09/12 更新日2020/09/13
新型コロナウイルスの影響で2021卒の内定式はどうなる?

内定式は、採用する企業と、内定が決まっている学生との、最終的な意思確認の場です。正式な内定を出すのは、経団連が定めた倫理憲章のルールで10月1日以降となっていますから、多くの企業は10月1日以降に内定式を開催しているようです。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で、開催日や実施内容にも変化が生じているようです。

65%の企業が例年通りの日程で実施

株式会社アールナインの「2021卒 内定式に関する実態調査」によると、8月の時点で約3割の企業が内定式実施は「未定」で、約1割は内定式を「実施しない」と回答しています。

一方、約65%の企業が「例年通りの日程で実施する」ようですが、実施日程が決まっていない企業も全体の約3割もあります。

新型コロナウイルス感染拡大の影響は、企業の採用活動にも大きな影響を与えていますから、内定遅延により内定式も10月以降にずれ込む可能性があり、内定式そのものを取り止める企業が、さらに増えてくることも考えられます。

内定式を行う目的とは?

労働人口の減少が続くなかで、新卒採用戦線は売り手市場が続き、優秀な学生は複数の会社から10月1日前に内々定をもらい、土壇場で内定を辞退する学生も少なくありません。

企業の採用担当者にとっては、正式に内定通知を出すまで、内々定者が他の企業に目移りしないように、さまざまな知恵を絞ってきたのではないでしょうか。

内定式を実施する目的は、大きく分けて3つあります。第一の目的は、土壇場で内定辞退とならないように「入社意志の最終確認を行う」ことです。その確認を行うため、企業は学生に「採用内定書」を出し、「承諾書」を提出してもらうことで、来春4月以降の入社を約束する、いわば儀式のようなものです。

さらに、内定者との親睦を深めるために、食事会やゲーム大会、アトラクションなどを盛り込んだ懇親会を開く企業もあります。

「同期社員との交流」と「会社を知ってもらう」

内定式の2つ目の目的は、同期入社となる内定者同士の絆を深める「同期社員との交流」です。

新入社員にとって同期社員という存在は、単に同じ年に入社したというだけでなく、初めての社会人として、お互いに切磋琢磨しながら成長していく“戦友”でもあります。また、将来のライバルともなるだけに、特別な存在といえるでしょう。

ただし、同期の絆という概念は、新卒一括採用から通年採用へと採用方法がシフトしていくなかで、変わってくるかもしれません。

そして、3つ目が「会社を知ってもらう」ことです。もちろん、入社を希望して入社試験や面接を受けたわけですから、企業案内のパンフレットやHPなどで、ある程度は知っているでしょう。

しかし、内定式で社長や役員、あるいは先輩社員と直に接することで、会社の理念や企業姿勢をリアルに感じることができます。ですから、内定式でのトップの挨拶も、通り一遍の単なるセレモニーで終わるのではなく、内定者の心に響くものにしたいものです。

約4割の企業がWEBでの懇親会を実施

さて、ニューノーマルの基本は密集・密接・密閉の3密を避けることです。内定式を従来通り行うとすれば、3密を避けて通ることは、なかなか難しいと言わざるを得ません。その対策として、約4割の企業が懇親会をWEBでの開催に切り替えているようです。

また、約3社に1社の企業が、内定証書を直接手渡すのではなく、郵送またはメールでの送付に切り替えています。

オンラインではなく、リアルな内定式にこだわる企業は、マスク着用、消毒液の設置、会場の換気と席の間隔を空ける、時間短縮などで対応するようですが、なかには会社負担でPCR検査を受けさせる企業もあるようです。

例年とは異なるカタチでの内定式となりそうですが、それはそれで、記憶に残る内定式となるのかもしれません。

まとめ

過去には、お座敷列車で内定式を行った旅行会社や、内定者全員に鉛筆を削らせる文具メーカー、自分が思うオシャレなコーディネートで出席し、ベストファッショニスタを決めるというアパレルメーカー、タレントを呼んでの派手な内定式もありました。

内々定者を引き留めておきたいという、企業の必死さも感じられますが、来年以降は、どのようになっていくのでしょうか。

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