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コロナ禍のいま、以前よりも利用回数は減少しているでしょうが、ビジネスやプライベートの移動で欠かせないのが飛行機です。国内であれば、1~2時間ほどで目的地へ到着することができる身近な交通手段ですが、飛行機の種類となると、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。
飛行機の種類は、使用目的により旅客機、貨物機、軍用機などに分類されます。あるいは、エンジンの種類、エンジンの数、運用場所(陸上のみか水上)などでも分類することができます。
飛行機マニアなら、細かな分類に興味があるでしょうが、多くの人は大型、中型、小型など、輸送能力による分類、具体的にはジャンボ機やスーパージャンボ、エアバスといった程度の認識ではないでしょうか。
日本の航空会社が使用しているのはボーイング777やボーイング737、787、エアバスA320などです。
航空機を製造するメーカーは、効率よく乗客を運ぶ目的で、大型機の開発に力を注いできました。「ジャンボジェット」の愛称で親しまれたのが、ボーイング社の超大型機ボーイング747です。日本の航空会社では、もう747は採用していませんが、外国では、現役で活躍しています。
現在、もっともポピュラーな大型飛行機といえば、ボーイング社のボーイング777です。全世界で1,000機以上が飛行しているボーイング社の大型機で、最大500人以上の搭乗と長距離飛行も可能な飛行機です。
座席数で777の上をいくのが、EUのエアバス社が開発した2階建ての超大型機「エアバスA380」で、座席数は世界最大の615席です。
世界にはたくさんの飛行機製造のメーカーがありますが、アメリカのボーイング社とEUのエアバス社は、超大型機・大型機・中型機・小型ジェット機のすべての部門で競合している、ライバルメーカーといえるでしょう。
航空機は、大型化競争を展開してきましたが、燃料費や大型機の離発着に必要な滑走路の問題、さらにLCCの台頭などで、中型機や小型機の存在が注目されています。
小型機の代表格といえば、ボーイング737です。座席数は150~170席で、全世界で幅広く使われていて、日本でもJALやANAの地方路線、スカイマークなどの新興航空会社、LCCでも多く採用されています。
737は、通路が1本しかない“単通路機”で、ちなみに、大型機の1階席と2階席に通路が2つある飛行機は、“ワイドボディ機”と呼ばれています。
中型機の代表格は、座席数200~300のボーイング787でしょうか。中型機ながら大型機並みの長い航続距離が特徴で、JAL、ANAをはじめ世界の大手航空会社で導入されています。
ところで、日本の航空会社が導入している飛行機は、ボーイング社やエアバス社など、外国製ばかりですが、実は、10数年前までは、日本製の旅客機も飛んでいました。
第二次世界大戦後に初めて日本のメーカー「日本航空機製造」が開発した双発ターボプロップエンジン方式の旅客機「YS11」(ワイエスじゅういち)です。
故障やトラブルが少なく、隠れた名機として親しまれてきましたが、2006年に日本での旅客機用途での運航が終了しました。また、海上保安庁で使われていた機体も2011年に退役となり、東南アジアへ売却された機体の多くも、既に運航終了となってしまいました。
車なら、車種にこだわりを持っている人も多いのですが、飛行機となると、マニア以外は、エコノミー、ビジネス、ファーストクラスといった、快適さの関心の方が高いのかもしれません。
普段は、あまり気にしていなかった飛行機の種類ですが、分類方法もいろいろあるようです。飛行機を利用する機会の多いビジネスパーソンは、マニアックな雑学として、飛行機の分類を勉強しておくと、いずれビジネスの役に立つことがあるかもしれません。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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