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オトナの教養~11月~

公開日2020/11/07 更新日2020/11/08
”オトナの教養~11月~”

旧暦の霜月(しもつき)11月は、冬の入口ともいえる寒い風景を連想させますが、現代では秋が最も深まる季節に感じられるかもしれません。

晩秋のイメージはどこか文学的でありながら、美味しい味覚のたよりがあちこちから届く季節でもあります。本格的な冬を迎える前に、ちょっとだけ季節の変わり目を楽しむ11月。今回は、そんな11月のオトナの教養をいくつか紹介します。

11月の主な行事と記念日を挙げてみると

最初に暦のうえでの11月から紹介しましょう。秋が深まってさまざまな作物が実るように、11月には物事が結実するという意味の行事が多いようです。

文化の日(11月3日)

太平洋戦争が終わった翌年の1946年に、日本国憲法が発布された記念日です。

秋土用(10月20日~11月6日)

土用とは「土旺用事(どおうようじ)」の略であり、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前18日のことを指します。うなぎを食す立秋前の夏土用が一般的ですが、11月初旬は秋土用の終わりの時季でもあります。

ついで土用明けの翌日は、冬の始まりとされる立冬です。

七五三(11月15日)

かつては殿上人の行事でしたが、江戸時代になると一般にも広まりました。数え年で男子は5歳、女子は3歳と7歳に無事成長したことを祝って、地元の神社に参拝する歴史ある行事です。

勤労感謝の日(11月23日)

太平洋戦争の終戦までは、「新嘗祭(にいなめさい)」が行われた日でした。新嘗祭はその年に収穫した穀物を神前に供え収穫を祝う行事で、現在も宮中行事として行われています。1948年に勤労感謝の日に改められました。

11月を表現することばは秋の色

11月になると秋の深まりを表す言葉とともに、冬の始まりをイメージさせる言葉も耳にする機会が多くなります。その代表的な表現を紹介します。

「小春日和」とは晩秋から初冬にかけて、春を思わせるように穏やかな日が訪れることを指す言葉です。ほかにも「晩秋」「深秋」「紅葉」などが、11月の時候の挨拶には好まれます。

また「初霜」「初冬」「霜降」などの寒さを表す言葉も、11月から使われるようになります。「霜降月」とは11月の呼び名の一つでもあります。現代では紅葉狩りと合わせて、インフルエンザの予防接種が季語になっているかもしれません。

11月に旬を迎える味覚いろいろ

そろそろ冬支度を始めるこの季節には、それに合わせるかのように各地から食のたよりが届きます。冬場の主役となる野菜は、通常11月から旬の時季が始まります。

寒い冬を乗り切るエネルギー源になるように、だいこん・れんこん・ごぼう・ながいも・白菜など、重量級の野菜が続々と旬を迎えて、ほうれん草・小松菜・ブロッコリーなどは、寒さとともに味も栄養もどんどんアップ。

またフルーツでは、カキやリンゴに代わってミカンがちょくちょく食卓に顔を出すようになります。ハマチ・サバ・シャケ・フグなど、本当に味のよい魚が旬を迎えるのもこの季節です。伊勢海老やタラバガニ、そしてイクラのような高級食材が最も美味しくなるのも11月なのです。

歴史に記録された11月

歴史上では、11月はどのような月だったのでしょうか?

11月1日は現ヨーロッパにとって記念すべき日であり、1992年のマーストリヒト条約により、それまでの欧州共同体(EC)が、ここから欧州連合(EU)として再統合されました。日本では1928年に、ラジオ体操の放送が始まった日でもあります。

1985年11月19日には、冷戦状況下にあったアメリカのレーガン大統領と、旧ソ連のゴルバチョフ大統領が、スイスのジュネーブで初めて米ソ首脳会談を開きました。

そして1963年11月22日には、アメリカのテキサス州ダラスで、ケネディ大統領の暗殺事件が起こりました。翌日の23日早朝には、初めての日米宇宙中継が行われ、アメリカでのニュースが太平洋を越えて日本に届きましたが、まさかケネディ大統領に関する悲報になるとは誰も考えていなかったことでしょう。

もう一つ、歴史を創り上げた功労者ということで、11月生まれの有名人を紹介しておきましょう。戦国武将の代表、武田信玄は西暦1521年11月3日の生まれ、細菌学で世界的に名を知られた野口英世は、1876年11月9日生まれです。

また明治維新の立役者ともいえる坂本龍馬も、1835年11月15日の生まれです。海外では中世ヨーロッパ、宗教改革で有名なマルティン・ルターが1483年11月10日に生まれています。

11月の天気傾向

最後に、11月の天気概況についても触れておきましょう。あくまでも過去の記録を分析したもので、今後の予報につながるものではありません。

11月はかなり安定した天気が続く月で、特に月の前半は晴れの日が続く傾向にあります。降水量が非常に少ない月でもあり、最高気温は東京で20℃を下回るようになって、下旬には15℃を割り込みます。最低気温も中旬には10℃を下回るようになります。

気象庁は過去30年間の「天気出現率」という統計を発表していて、それによると11月は晴れの確率80%という日が複数存在します。これは極端な言い方をすると、例えば11月1日が晴れになる確率が、過去30年間、つまり30回のうち24回あったということです。11月は天気の心配が少ない月といえるでしょう。

まとめ

四季の表情が豊かな日本において、11月はさまざまなものが満つる季節です。秋の味覚が豊かに実るのも、やがて訪れる冬を迎える準備なのかもしれません。

11月はどこか物寂しいイメージがありますが、天気がよいうえに爽やかで、精神的にも肉体的にも、活動するには最適なシーズンです。今年の11月には、何か新しいことを始めてみませんか?

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