詳細はこちら
サービスロゴ

学ぶ

Learn

サービスロゴ

もらえる!

Present!

なぜ冬は星がキラキラときれいに輝いて見えるの?

公開日2020/12/19 更新日2023/01/19


都会暮らしのビジネスパーソンは、星を眺めることも少ないでしょうが、寒さが厳しくなる冬は、星がきれいに見えるシーズンです。ところで、なぜ、冬になると星空がキラキラと輝き、きれいに見えるのかご存じでしょうか。

大気中に含む水蒸気が少なくなる空気の乾燥

冬に夜空を見上げたとき、星のひとつひとつがキラキラと輝いていると、感じたことがないでしょうか。

冬の夜空は、天体観測マニアにとって絶好の観測のシーズンとなりますが、冬に星がきれいに見える理由はいくつかあります。まず、冬には空気が乾燥するということです。空気中に水蒸気を多く含んでいると、透過率が下がり透明度も低くなります。

たとえば、室内でお湯を沸騰させると、湯気で視界が妨げられることと同じ理屈です。空気が乾燥する冬は、大気中の水蒸気が少ないために、星がはっきりと見えるというわけです。

夜の時間の長さと揺らぎによる瞬き

冬は、日没が早く日の出も遅く、夜の時間が長くなります。太陽が沈んでも雲などに照り映った太陽の光が残り、すぐに真っ暗にはなりません。これを「残照」と言いますが、日没が早くなる冬は、暗くなるのも早いため、星が見えやすくなります。

天体観測に最適なシーズンと言われる冬は、星座がきれいに見えることでも知られています。気温や湿度が低いほど、星の光が大気層を通過する際に、密度の違いによって揺らぎが生じますが、その揺らぎによってキラキラと瞬いて見えるわけです。

他の季節と比べると、冬の夜空では一つひとつの星がより輝いて見えるのも、揺らぎによる瞬きがあるようです。

一等星の見える数が多い冬

星は明るさによって一等星から六等星までの等級がありますが、見える一等星の数は季節によって違います。もっとも明るく見える星の一等星は21個あり、日本では年間15個の一等星を見ることができますが、春が3個、夏が4個、秋が1個、そして冬は7個です。

六等星は、目で見えるギリギリの明るさですが、一等星はその100倍の明るさがあり、夜空では目立ちます。その一等星の数が冬に多く見えることも、冬に星空がきれいな要因と言えるでしょう。

ところで、冬になるとキラキラと輝き、よりきれいに見える星座ですが、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、ふたご座、ぎょしゃ座、おうし座、りゅうこつ座です。

冬に夜空を彩る代表的なものが、オリオン座のペテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスが作る“冬の大三角形”で、南の空にキラキラと輝いていることに、ロマンを感じた人も多いのではないでしょうか。

コロナ禍だからこそ楽しみたい冬の星空

このように、冬の夜空は、星がキラキラと輝いてきれいに見える条件がそろい、天体観測には最適となります。

コロナ禍で迎える年末年始は、帰省も旅行も自粛する傾向のようですが、こんな時期だからこそ、晴れた日には、夜空を見上げ、きれいな星の輝きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ただし、気温も相当低くなっていますから、薄着では風邪をひいてしまうかもしれません。暖かい服装で防寒対策をすることを忘れずに。

まとめ

冬に星がきれいに見えるように、富士山もはっきりときれいに見える日が多くなります。それも、空気中に含まれる水分量が少なくなるためで、遠くのものがはっきりと見えるというわけです。コロナ禍で、経済動向の視界不良状態が続いていますが、星や富士山のように、クリアに見えるようになることを祈るばかりです。

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

関連ニュース

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報