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テレワークの普及に伴い、自宅やサテライトオフィスからでも社内ネットワークやコンピュータに接続し、社内と同じように仕事ができるリモートアクセスやリモートデスクトップが注目されています。
少し前までのビジネスパーソンは、USBメモリなどに記録したデータを自宅に持ち帰り、自宅で作業を続けていたのではないでしょうか。しかし、USBメモリの紛失による、情報漏洩といった問題も多く発生したものです。
そこで登場してきたのが、自宅やサテライトオフィスなど職場と離れた場所からでも、専用ツールで社内ネットワークやPCに接続し、社内と同じように業務を行うことが可能となるリモートアクセスです。
リモートアクセスと同様に、遠隔地から社内環境に接続を行うツールとしては、リモートデスクトップもあります。リモートアクセスは社外の端末から社内ネットワークに接続しデータにアクセスすることです。リモートデスクトップは、社外の端末から社内ネットワークにアクセスすることは無く、社内の端末のデスクトップ画面を転送し外から操作することができるものです。
リモートデスクトップには、さまざまなOSに対応したVNC、米シマンテックがリリースしているpcAnyware、シトリックス社のXenシリーズ、Apple社がMacOS向けにリリースしているRDPなどがあります。
また、Windowsの「リモートデスクトップ接続」のように、OSの標準機能として備わっているものもあります。
リモートアクセスやリモートデスクトップが注目を集めているのは、コロナ禍でテレワークの普及が進んだことが影響しています。
テレワークでは、自宅PCを利用するか、会社がテレワーク用PCを用意する方法がありますが、職場で使い慣れているPCを利用したいというビジネスパーソンが多いのではないでしょうか。
そんなニーズに応えてくれるのが、比較的安価で簡単に導入できるリモートデスクトップサービスで、さまざまなサービスも登場しています。
注目のサービスといえば、10,000社(2020年3月現在)以上に導入されている、NTTテクノクロス株式会社の「マジックコネクト」です。
手元端末にオフィスPCのデスクトップ画面を呼び出して操作する画面転送方式で、オフィスPCの業務ソフトや社内システムなどをすべて利用することができます。
また、日立ソリューションズ・クリエイトの「DoMobile」も、多くの導入実績があるテレワークツールです。PCからの接続はもちろんですが、タブレットやスマートフォンなどのスマートデバイスからも、オフィス内にあるPCを操作できます。
中堅・中小企業におすすめなのが、特別な機器を準備する必要がないクラウド型リモートアクセスサービスであるNTTPCの「Master'sONEモバイル セキュアリモートアクセス」です。
各社から、さまざまなタイプとサービスのツールが出ていますが、導入にあたっては、自社のニーズに合っているかどうかを、十分に確認する必要があります。
自宅からだろうと、遠隔地からだろうと、ネットワークにつながってさえいれば、会社と同じPC環境で仕事ができる時代です。目覚ましい進化を遂げるデジタル技術によって、私たちの生活はとても便利になっていますが、その分、情報漏洩やマルウェアに感染してしまうリスクも覚悟しておかなければなりません。
各社のサービスを比較検討すると同時に、導入に際しては、セキュリティ対策にも注意を払いましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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