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今の仕事が自分に合っているかどうか、疑問に思うことは誰しも時々あるでしょう。たとえば現在の仕事が外回りの多いセールスであったり、接客中心の店舗勤務であったりしたならば、バックオフィスと呼ばれる管理部門での仕事に興味を持つこともあるかもしれません。
今回は仕事内容の変化や、キャリアアップを求めて管理部門へ転職しようとする人たちに知っておいてほしい管理部門の仕事についてご紹介します。
目次【本記事の内容】
会社の組織はそれぞれの会社によっても微妙に違いますが、ライン&スタッフ組織という形態を採用している場合が多いのではないでしょうか。ライン&スタッフ組織とは、業務の遂行に直接関わる社員で構成されたライン部門と、それを支援する立場のスタッフ部門で成り立っている組織です。
ライン部門には営業部や開発部、顧客サポートなど、直接顧客とやり取りをする部署、スタッフ部門には経理や人事、総務や経営企画といった部署が設置されるのが一般的です。この組織のメリットは、ライン部門においては命令の一元化が図れること、またスタッフ部門においては専門知識を持った社員を集めることにより効率向上が図れる点です(スタッフ部門の社員を専門スタッフと呼ぶ場合もある)。
このスタッフ部門を、会社によっては「管理部門」と呼んだり「バックオフィス」や「間接部門」と呼んだりする場合もあります。本記事では紛らわしくならないように、スタッフ部門の呼称を「管理部門」で統一していきます。
では管理部門に設置された各部署は、どのような仕事を行っているのでしょうか?簡単に確認しておきましょう。
法務
他社との秘密保持契約や業務提携契約など、あらゆる契約に関わる業務を行う部署が法務部、もしくは法務担当です。契約担当ではなく法務担当と呼ばれることが多いのは、訴訟を行う場合や社内のコンプライアンスに関わる対応を含め、弁護士との相談が必要な事案が発生した場合などにも、この部署が窓口となるからです。法務関連の資格を持っていることは必須条件とまではなりませんが、法学部の出身者であれば採用率は上がるでしょう。
人事
一般的には社内の人的配置や新人採用、キャリア採用などを行う部署です。最近では人的資源の活用全般(採用、育成、評価、配置)を担う部署として、HR(Human Resources)担当などと呼ばれる場合もあります。
経営企画
管理部門の中でも、経営企画は特別な部署といえるでしょう。他の部署がライン部門を支援する立場なのに対して、経営企画は経営者及び経営陣を支援(補佐)するからです。経営企画の目的は「中長期的視野に立って目標を策定し、会社の成長戦略を立案・推進すること」です。具体的には経営目標や中期計画を策定し、経営戦略を立案します。また、その計画推進と進捗管理を全社に対して行ないます。戦略的業務提携やM&A、新規事業の推進プロジェクトなどでも中心なる経営企画は、会社成長の要といえるでしょう。
経理・財務
会社の金庫番、お金に関する業務を担う部署です。他の企業に対する入出金業務や給与計算はもちろん、金融機関からの借り入れや財務諸表の作成まで、ことお金に関することはすべて経理・財務部門が担当します。簿記の資格などを持っていると採用率が上がることでしょう。
広報
広報は、社外に向けて自社の情報を発信していく役割を持つ部署です。プレス発表や記者会見、投資家に向けたIR(Investor Relations)情報の発信なども行います。お金をかけて製品やサービスの情報を発信する「広告」とは違うことを覚えておきましょう。
情報システム
社内のサーバやネットワーク管理、情報機器(業務で使うパソコン)管理、社外向けのWebサイト管理などを行う部署です。近年は企業に対するハッキングなども多くなっており、さまざまな脅威から社内の情報を守る役割も担っています。この部署で働くためにはIT関連の知識が欠かせません。情報処理の資格を持っている、もしくは情報処理関連の学部を卒業していることを求められる可能性が高いでしょう。
購買・調達(資材)
会社のさまざまな設備の購入から、製品の製造に関わる資材の購入、協力会社(外注スタッフや製造委託など)への支払いなど、社外から何らかの資源を調達する場合に窓口となる部署です。調達に際して、業者との価格交渉などもこの部署で行います。
総務
総務は「何でも屋さん」と呼ばれるほど、業務のカバー範囲が広い部門です。上記の管理部門で行うこと以外のすべては、総務が取り仕切ると言っても過言ではありません。オフィスのファシリティ管理や社内の安全衛生や来客の対応、株主総会の企画・運営、自社ビルや工場、社用車の管理など、その業務内容は多岐にわたります。そのすべてにおいて適切かつスピーディーな対応が求められるので、高い応用力が必要な部署と言えるでしょう。
管理部門の仕事は一見すると地味にも見えてしまいますが、ライン部門を支え会社の根幹を守るとても重要な仕事です。新しい職種にチャレンジしていくのは勇気のいることですが、自分が会社を支える一員になることを意識してモチベーションを上げていきましょう。
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