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「損得勘定」で動くことはビジネスではプラス?それともマイナス?

公開日2021/11/23 更新日2023/01/19

会社という組織はいろいろな個性の集合体のようなもので、まさに十人十色です。なかには“損得勘定”だけで動く人もいますが、まったく“損得勘定”のかけらすら見当たらない人もいます。“損得勘定”はビジネスパーソンとってプラスになるのか、それともマイナスになるのでしょうか。

損得勘定で動く人のイメージとは?

「損得勘定」とは、自分にとって損であるか得であるかをてんびんにかけ、打算的に判断することを意味します。

そのため、損得勘定で動く人は損と思えば行動をしない、計算高い人ということになり、どちらかといえば自分の利益ばかりを追求する“打算的な人”というマイナスイメージを抱く人の方が多いのではないでしょうか。

しかし、損得勘定の“損得”と“勘定”を切り離し、“勘定”だけを捉えてみると「事前に見積もる」という意味があります。そこで、再び勘定に“損得”を付け加えると、「判断を見積もる」「利害を計算する」という意味になります。

ビジネスでは、経費や利益を事前に見積もることは当たり前のことです。それを無視して“損得勘定”のかけらすら見当たらずに突き進むビジネスパーソンが、果たして“優秀な人材”と評価できるでしょうか。

英語ではcalculating person

そうなると、損得勘定で動く人の方が、ビジネスパーソンとしては優秀ということになりますが、「打算的」「計算高い」などのイメージの方が強く、人物評価としてはあまり芳しくはないようです。

ちなみに、「損得勘定で動く人」を英語で表現すると、calculating(計算する)を使って「calculating person」となり、その意味するところは「計算高い人」で、やはり、好意的な表現ではなさそうです。

人付き合いにも表れる損得勘定

損得勘定は、自分にとってメリットがあるかどうかが判断基準となりますから、金銭がらみだけではなく人付き合いにも表れます。

たとえば、自分の評価などにプラスなる人との付き合いは大切にする一方で、評価に影響しない人との交流には、損得勘定で動く人は消極的なことも多いでしょう。そのため、損得勘定に類似する表現として「抜け目がない」「あさましい」などといわれることも多くあります。

損得勘定が用いられる日常のシーンを思い起こしても、「損得勘定で人と付き合う人は、どうしても好きになれない」「損得勘定を抜きにして考え直してみないか」など、やはり、あまり肯定的なイメージでは受け取られていないようです。

損得勘定で動く人のプラス面とマイナス面

では、損得勘定で動く人のプラス面とマイナス面を比較してみましょう。プラス面では、周りに左右されることが少なく、自分の意志をはっきりと伝えることです。また、損か得かが行動の判断基準となりますから、効率的に行動できることもプラスといえるでしょう。

さらに、物事に対して損か得かを客観的に判断することは、ビジネスシーンではきわめて重要であり、損得の合理的な分析は業績をも左右します。

一方、マイナス面では、自分が損するか得するかを基準に考えていますから、そもそも他人をあまり信用していない傾向がみられます。そのため周囲との摩擦も多くなり、円滑な人間関係の構築という点では大きなマイナスとなるでしょう。

また、損得勘定を優先させると、目先の利益に固執するあまりビジネスを長期的に展望することができない場合もありそうです。

損得勘定で動く人には、プラス面もマイナス面もあるようです。あなたの同僚や上司は、どちらのタイプに当てはまるでしょうか。

まとめ

ビジネスシーンでは、合理的に損得を考えて行動することを、決して打算的とはいいません。むしろ評価が高くなるはずです。しかし、人間関係では、肯定的な受け止め方は少ないようで、損得勘定を抜きにした行動が信頼を集める傾向があるようです。あなたは、どちらの路線を進むのでしょうか。

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