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は学生たちの就職活動が本格始動し、今は企業の人事担当者も日々忙しく過ごしているだろう。有能な若き人材を確保するための採用活動は、事業の発展と企業の存続に関わる重要なことだ。そのため、人事担当者は学生たちの傾向を把握しておくべきである。
そこで今回ご紹介するのが、株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋 芳明氏、以下「マイナビ」)が実施した「マイナビ 2023年卒大学生就職意識調査」だ。本調査は、学生の就職意識や就職活動全体の動向を把握するために、1979年卒より毎年行われている。本記事で最新調査結果をご紹介しよう。
<調査概要>
調査名:「マイナビ 2023年卒大学生就職意識調査」
調査期間:2021年12月1日~2022年3月20日
調査方法:WEB入力フォームによる回収
調査対象:2023年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
有効回答数:35,543名(文系男子11,180名 理系男子5,840名 文系女子14,661名 理系女子3,862名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により、合計が100%にならない場合があり。
<結果概要> 【1】学生たちの就職観は「楽しく働きたい」が37.6%と最多で、3年ぶりに増加。 【2】大手企業志向が前年比2,6pt減で48.5%と半数を割り、中堅・中小志向は前年比2.9pt増で47.8%。 【3】企業選択のポイントは「安定している」が2年連続で上昇し、43.9%。 【4】学生が行きたくない会社は「ノルマのきつそうな会社」が今年も最多。ライフスタイルの変化により、「転勤の多い会社」も増加。 |
目次【本記事の内容】
2023年卒の大学生・大学院生に自身の就職観を聞いたところ、「楽しく働きたい」が37.6%(前年比2.8pt増)と最多で3年ぶりに増加に転じた。
これまでは経済状況の悪化や大きな災害などが起きた際は同項目が減少する傾向にあり、昨今は新型コロナウイルス感染拡大の影響から「楽しく働きたい」は減少傾向だった。
しかし、ワクチン接種が進んだほか、政府・自治体の行動制限も緩和され、社会や経済状況に対する不安が軽減されたため、3年ぶりの増加につながったようだ。
学生たちが志望する企業の規模については、大手企業志向が48.5%(前年比2.6pt減)で、21年卒調査で過去最高値を記録したあとは2年連続で減少している。
一方の「中堅・中小志向」は前年比2.9pt増の47.8%だった。重要視しているのは“やりがいのある仕事ができること”であり、実現できるのであれば大手企業にはこだわらない、というのが近年の学生の傾向だ。
就職活動において企業を選択する場合のポイントは「安定している」が43.9%(前年比1.1pt増)で最多に。「マイナビ 2023年卒大学生活動実態調査(3月)」によると、「企業に安定性を感じるポイント」の上位3位は、「福利厚生が充実している」「安心して働ける環境である」「売上高」だった。安心して働ける制度が整っていることや、企業の業績が良好かなど、“働く環境として安心できること”に学生たちは安定性を感じ、企業選択の際にも重視しているようだ。
学生たちに行きたくない会社を聞いたところ、「ノルマのきつそうな会社」が前年に続き最多で37.4%(前年比1.6pt増)。2022年卒で3位だった「転勤の多い会社」は、前年より1.7pt増の26.6%で今年も3位だった。在宅勤務やリモートワークの浸透といった社会的背景に加え、男女ともに結婚後も仕事を続けるという意識が高まっており(※)、転勤に対して消極的と考えられる。
※「マイナビ 2023年卒大学生のライフスタイル調査」より
結婚後の働き方について「夫婦共働きが望ましい」と回答した割合は、男子59.9%、女子74.5%であった。
以上が、今回行われた2023年卒大学生就職意識調査である。
なお、マイナビは本調査をとおして「学生の多くは知名度や会社の規模よりも、自分にとって“安心”して働ける環境であることに企業の安定性を感じているようだ。学生にとって“大手企業=安定”というイメージはなくなりつつあり、“安定”の定義が多様化している」と分析している。
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