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8月のダイヤ改正で東京メトロ4路線が減便

公開日2022/08/08 更新日2022/08/09

リモートワークが増えているとはいえ、8月のダイヤ改正で減便となる銀座線、丸ノ内線、東西線、千代田線を利用して通勤しているビジネスパーソンにとっては、影響が大きくなりそうです。なかでも大幅減便となるのは銀座線です。利用者は、混乱を避けるためにも新しい時刻表を確認しておくようにしましょう。

減便の理由はコロナ禍による利用者の減少

東京メトロは、8月27日にダイヤ改正を行い、銀座線や丸ノ内線、東西線、千代田線の4路線で、運行本数を平均で約7.8%減便することを発表しました。

電車の運行本数を減らす理由は、新型コロナの感染拡大による利用者の減少で、5月時点の利用者数はコロナ前の26%にとどまっており、電車利用者数の回復がなかなか見込めないことです。

そのため、1時間あたりの運行本数を、銀座線が2~6本、丸ノ内線が1~6本、東西線が1本、千代田線が1~2本少なくするようです。

減便は、東京メトロだけでなく、全国の鉄道会社が春のダイヤ改正で運行本数を減らすなど、鉄道事業がコロナ禍で受けた影響の大きさを、東京メトロのダイヤ改正であらためて思い知らされることになりました。

大幅減便となる銀座線

なかでも、大幅に減便となるのが日本最古の地下鉄「銀座線」です。平日の10時から16時、土曜・休日の8時から20時の時間帯は、これまで1時間あたり18本が運行していましたが、今回の改正で12本に減便されます。

また、朝夕のラッシュ時間帯も、1時間あたり最大で4本が減便となり、運行本数がもっとも多かった朝8時台でも、30本から26本に削減されます。

銀座線は、これまで平日でも2~3分間隔で運行していました。それが、8月のダイヤ改正でおよそ5分間隔になるわけですから、出勤時間や帰宅時間にも影響が出てくることになるでしょう。

東京メトロ以外も減便の方針

ところで、ダイヤ改正は本来3月に行われるもので、各鉄道会社は春に、終電の時間を繰り上げるなど、運行本数を減らしたダイヤを発表したばかりです。

しかし、夏から秋にかけて、運行本数を削減するダイヤ改正に踏み切るのは、東京メトロだけではありません。名古屋市交通局の東山線が9月、西日本鉄道の天神大牟田線が8月に、ダイヤ改正によって減便するとしています。

おそらく、他の鉄道会社も運行本数を減らすことで、歯止めがかからない利用者減少に対応することが考えられます。

減便の次にくるのは料金値上げ?

リモートワークや時差出勤が定着すれば、多少電車の運行本数を減らしても、通勤事情にそれほど影響を及ぼすことはないかもしれませんが、出社勤務に戻す動きも加速しているだけに、減便による影響がどのように出るのかも気になるところです。

これまでは、運行本数や連結車両数を増やし、輸送量を拡大することで、増え続ける利用者の増加に対応してきたわけですが、皮肉なことに鉄道事業者にはその逆の対応が求められているわけです。

また、運行本数を減らすだけでなく、利用者減で落ち込んだ収益をカバーするための料金値上げも視野に入ってくるのではないか、ということも気になるところです。

まとめ

ところで、日本の通勤時の大混雑ぶりは、“通勤地獄”と称されるほど過酷なものです。それを解消するために、小池百合子東京都知事は、2階建て車両で輸送量拡大を公約に掲げていましたが、その後、具体策はまったく示されていません。交通体系を根本的に見直す時期に差し掛かっているのかもしれません。

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