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「DX(デジタルトランスフォーメーション)」は、日本でもすっかりおなじみの言葉になりました。特に、ビジネス界では企業の規模や業界・業種を問わずDX導入が加速化し、投資意欲は高まっています。
IT専門調査会社のIDC Japanは今年(2022年)6月、国内クラウド市場予測を発表しました。これによると2021年の国内クラウド市場規模は、前年比34.7%増の4兆2,018億円に。その勢いは今後も衰えることなく、2026年には2021年比約2.6倍の10兆9,381億円の市場規模になると予測しています。
企業の人事労務担当者にとって最も身近なデジタル化のひとつが“給与計算ソフト”でしょう。「マネジー」ではこのたび企業で働く人を対象に、給与計算ソフトの導入状況や人々が抱いているイメージについてアンケート調査を実施しました。本記事でその結果と給与計算ソフトの最新事情をご紹介します。
※調査概要
「マネジー」2022年 給与計算ソフトに関する調査
調査期間:2022年9月8日~9月21日
有効回答数:602名
調査対象:当社運営メディアに登録中の有職者
調査方法:インターネット調査
まず本調査では、企業で働く回答者たちが給与計算業務について、課題として考えていたり困っていたりするのはどのようなことかを尋ねてみました。
上位2位は“時間がかかる”という項目が入り、それぞれを合計すると全体の3割を超える数値となりました。また、3位の「業務が属人化している」、4位の「ペーパーレス化したい」も業務効率にかかわる内容であり、担当者にとっては給与計算業務に“時間”や“手間”がかかる状態であることが分かります。
給与計算業務=時間と手間がかかるということは、多くの人に共通した課題と言えるでしょう。
こうした課題を解決するために、コストを抑えつつ社会保険や所得税などに関する計算作業を自動で処理できる給与計算ソフトを利用するのが一般的です。
そこで本アンケートでは、給与計算ソフトに期待することと選ぶ際に重視することを尋ねてみました。
結果は、最多が「作業時間の短縮」でした。前述のとおり、給与計算業務の最大の課題は“時間と手間がかかること”。そのため、作業時間の短縮を給与計算ソフトに期待することは必然の結果といえるでしょう。
また、2位の「手作業によるミスの軽減」も、前問の回答で2位だった「ミスがないか確認するのに時間がかかる」の課題に繋がる結果と言えます。
1位は「価格」、僅差で「操作性」が2位にランクインしました。長く利用していく上で、この2つは外せない要素です。特に「操作性」は、IT関連に苦手意識がある従業員も使えるように、わかりやすいものを選ぶのが望ましいでしょう。
給与計算ソフトといっても、正確には数えきれないほどの商品・サービスが提供されています。本調査では、給与計算ソフトについて具体的な製品名を尋ねる質問も行いました。まずは商品・サービスの認知度についてです。
給与計算ソフトは世の中に数多くありますが、上位3製品で全体の約46%と半数近くを占める結果に。1位と2位の差はあまりなく、2位は同率で2製品が並びました。
上位のサービスはいずれもクラウド(SaaS)での利用が可能な提供形態がありますが、近年主流になりつつあるクラウド型の給与計算ソフトと限定した場合に、認知度が高いのはどの製品でしょうか?
クラウドに限定することで順位が変わり、結果は『マネーフォワード クラウド給与』が首位に。前問の給与計算ソフト全体の認知度の結果から、1位と2位が入れ替わりました。
“クラウド型システム=マネーフォワード”のイメージが強いようです。
さらに、今後新たに利用したい給与計算ソフトを尋ねてみると…?
結果は『マネーフォワード クラウド給与』が1位となりました。
クラウド型の給与ソフトとして認知の高いマネーフォワード給与が前のQに比べてスコアを上げて1位となったことからも、給与計算ソフトはクラウド型の需要が高まっていることがうかがえます。
そこで本調査ではもう一歩踏み込んで、クラウド・SaaSサービスについての印象を尋ねました。以下はその結果です。
1位の「アップデートが頻繁に行われる」は、システムが常に最新状態であるということであり、インターネット上にあるサービスを利用するクラウド・SaaSサービスのわかりやすいメリットと言えるでしょう。
2位のセキュリティ問題については、インターネット上にデータが保管されることに不安を感じる方が一定数いることを示しており、提供されている各社のサービスのセキュリティレベルについては慎重に見極める必要がありそうです。
3位の価格については、サービスによって異なるものの、購入して利用し続ける買い切り型のパッケージと、利用期間とユーザー数などで料金が決まり利用した分だけ費用が発生するクラウドとではどのように比較するかでコストの見え方も変わってくるため、しっかりとした比較が必要となります。
ここで改めて、給与計算ソフトについておさらいましょう。給与計算ソフトの提供形態は大きく2種類に分けられます。①クラウド型 ②オンプレミス型です。
①のクラウド型はSaaSともいわれ、インターネット上のサービスにログインして使います。メリットは、短期間で導入でき、使ったぶんのコストだけで済むこと。製品によっては無料で試せるものもあります。また、常にアップデートが行われ、法改正によって度々変更される社会保険の算定基準なども自動で最新版になります。ネット環境とデバイス(パソコンやスマートフォンなど)があれば利用できるため、テレワーク中でも対応できます。
②のオンプレミス型は、さらに「クライアントサーバー型」と「PCインストール型」に分かれます。「クライアントサーバー型」は自社のサーバーにシステムを構築して使用します。利用者に共通のサービスを提供するクラウド型と違い、自社の環境や事情に合わせて変更したい場合のカスタマイズの自由度が高いのがメリットです。導入時の費用は比較的高額ですが、毎月利用するための費用は掛からず運用コストが低く抑えられることが多いです。「PCインストール型」は、パソコンにソフトをインストールして使います。メリットは、費用が導入時のみで、基本的に運用コストがかからないこと。ただし、社会保険や税務、その他法改正などにより給与計算の方法が変更になった際にはバージョンアップや再インストールが必要です。また、基本的にインストールしたパソコン以外で使えませんのでパソコンがある場所で作業をする必要があります。
給与計算ソフトはもともとインストール型が主流でしたが、近年はクラウド型が増加しており、導入する企業も飛躍的に増えています。一方で、今回の調査ではクラウド型製品のセキュリティ面に不安を感じている人がやや多いことがわかりました。この点は、サービスを提供するベンダーが強固なセキュリティ体制をシステム全体で構築していれば、安心して利用できます。
また、運用コストに関しても同様です。例えば、法改正による保険料率や源泉所得税率の変更が生じても、クラウド型なら自動アップデートで迅速に対応できます。ソフトの買い直しやオプション購入をせずに済むので、運用コストさえ納得できる製品を導入できれば、企業にとって魅力的なツールでしょう。
ここでは、今回の調査において認知度(クラウド型)と利用意向で共に1位を獲得した『マネーフォワード クラウド給与』に注目してみましょう。
『マネーフォワード クラウド給与』は、面倒な給与計算が3ステップで完了できる給与計算ソフトです。複雑な給与計算を全自動でミスなく行うことができ、業務の効率化を図れるため、給与担当者にとってうれしいサービスです。
マネーフォワード クラウド給与サイトより
自動で給与計算できるため、二度手間やミスをなくして時間とコストの大幅削減を可能にします。給与担当者の負担が減り、無駄な残業などがなくなるため、人件費を抑えられます。また、自動アップデートで常に最新機能に更新されるので、ソフトの買い直しやオプション購入はいりません。複数人がクラウド上でリアルタイムにデータ共有できるため、ペーパーレス化でき、管理コストも削減。
クラウドサービスは、インターネットに繋がるパソコンやスマートフォンなどがあれば、場所や時間にとらわれずに作業できるので、テレワークや緊急時にも柔軟に対応できます。また、社会労務士など外部スタッフとのデータ共有も簡単に行えます。
満足度95%のチャットサポートや、メールサポートの他、豊富なオンラインマニュアルやAIチャットボットによるサービスなど、サポート体制が充実しています。そのため、給与計算ソフトを使い慣れていない方も安心して利用できるでしょう。
サービスについて詳しい情報は、以下のサイトでダウンロードができる資料に書かれているので、興味がある方は一度見てみることをお勧めします。
『マネーフォワード クラウド給与』の機能詳細やサポートの内容、導入事例までが3分でわかる!
いかがでしたか?
今回「マネジー」で行った調査では、給与計算の最大の課題は“時間と手間がかかる”ことでしたが、その課題を解決する方法のひとつが、給与計算ソフトの導入です。
給与計算ソフトにはクラウド型とオンプレミス型がありますが、時間・手間・コストをバランスよく削減したいのであれば、クラウド型がおすすめです。
給与関連業務を効率化し、より働きやすい環境に整えるために、ぜひ自社のシステムを一度見直してみてはいかがでしょうか?
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記事広告提供元:株式会社マネーフォワード
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