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新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」がついに終了!機能停止手続きの流れも解説

公開日2022/12/12 更新日2022/12/12


新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」が、機能停止することとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大防止につながると期待されましたが、運用開始直後から不具合が発生するなどのトラブルもありました。果たして感染拡大防止に効果があったのでしょうか。



11月17日からCOCOAの機能停止版アプリの配信開始

新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、2020年6月に運用を開始したのが、感染者との濃厚接触の可能性を知らせる“接触確認”アプリ「COCOA」です。


新型コロナウイルス感染症は、感染症法によって、診察したすべての医療機関が感染者の情報を届け出ることが義務付けられていますが、医療機関の負担を軽減するために見直し、指定した医療機関に定期的に報告を求める定点把握に切り替えました。


そのため、全数把握が前提の接触確認アプリの効果も限定的になることから、COCOAの運用の終了を決め、11月17日から機能停止版アプリの配信を開始しました。


接触確認機能を停止する手順は、機能停止版アプリでアップデートしてから、機能停止の手続きを行い、その後にアプリをアンインストールするという流れです。機能停止版アプリの配布当初は、アップデートせずにアンインストールすると、接触確認のための定期的な処理の作動が続くとされていましたが、その後、必ずしもアップデートする必要がないことがわかりました。


運用直後からさまざまなトラブルが発生

COCOAは、スマホのBluetooth機能によって、人と人との接触を検知・記録し、COCOA利用者の陽性が判明すると、過去14日以内に接触した他の利用者に、陽性者と接触したことを通知するというアプリです。


感染拡大の防止につながると、大々的にアピールされましたが、自身が感染したことを登録できないという不具合や、Androidアプリでは通知が届かないというトラブルも発生するなど、運用直後からさまざまな問題が生じていました。


COCOAに投じられた費用は13億円

“人騒がせな接触確認アプリ”だった、という印象を抱いた人が多いかもしれませんが、2020年6月の運用開始から約4,120万件(11月4日現在)がダウンロードされたそうです。


不具合が多発しながらも、一定の役割を果たしたともいえますが、このCOCOAに投じられた13億円の費用を無駄にしないため、デジタル庁は今後の感染症対策などに活かす用途で利用者の調査を実施するとのことです。


具体的には、最終アップデート版アプリで、利用者の年代、通勤か通学か、アプリ利用の開始日、接触通知が届いた回数・日時を登録してもらい、利用者の情報を収集するそうです。


今後の感染症対策に活かすための調査

調査の目的は「新規陽性登録者数の増加に応じて、接触通知の発生回数が適切に増えたか」「定期的な通勤通学や、公共交通機関の利用が、接触通知の発生回数に影響したか」「社会全体の活動の変化に応じて、接触通知の発生回数が変化したか」「接触通知発生回数の送信に、どのくらいの割合の利用者が協力するか」などです。


いずれにしても、13億円もの費用を投じて導入したITツールですから、その役割を終えたとはいえ、調査結果を今後の感染症対策に役立てるように活用してほしいものです。


まとめ

新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」が、ついに終了となりました。終了のニュースが報じられたときに強く印象に残っているのが、「毎日、多くのコロナ感染者と接触していたのに、一度も通知がありませんでした」という、コロナ感染者の診察にあたっていた医師のコメントです。問題点は何だったのか、今後厳しく検証されていくことになりそうです。


■参考URL
YAHOOニュース 機能停止の「COCOA」最後のアップデートした? 意外と大切な最後の削除手順 新型コロナ接触確認アプリの消し方まとめ
厚生労働省 接触確認アプリ(COCOA)の機能を停止します
NHK 「COCOA」停止へ コロナ接触確認アプリ “どこが失敗か 総括”

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