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ロシアのウクライナへの軍事侵攻や世界的なインフレ傾向など、社会環境や産業構造の変化に伴い企業経営者たちは大きな決断を迫られています。
では、そんな「決断の時代」に突入した現代社会で、経営者たちはどのような資質を求められるのでしょうか。
一般社団法人日本能率協会が、役員・経営幹部に実施している「*トップマネジメント意識調査2022」によると、経営層が考えるこれからの経営者に求められる資質は、1位が「本質を見抜く力」、2位が「変化への柔軟性」、そして3位が「イノベーションの気概」です。
産業構造が大転換期を迎えている今、先頭に立って企業を牽引していくためには、本質を見抜く力、変化への適応力、そして、新しいビジネスを生み出していくパワーが、企業経営者の重要な資質として考えられていることがわかりました。
【これからの経営者に求められる資質】
1位 本質を見抜く力(41.4%)
2位 変化への柔軟性(37.4%)
3位 イノベーションの気概(24.8%)
*調査概要
調査期間:2022年7月14日(木)~10月26日(水)
調査対象:上記期間内に開催したJMAのトップマネジメント研修の受講者
調査方法:質問紙法(研修初日に配布し、終了時に回収。オンライン参加者は後日メールにより提出)
回答数:278名 (回答者の概要は9ページに記載)
ところが、重要と考えられている資質を、役員・経営幹部が身につけているのかと言えばそうでもなく、「本質を見抜く力」と「イノベーションの気概」については、十分ではないと自覚していることもわかりました。
重要と思う資質が十分に身についていない思う背景にあるのは、役員・経営幹部のポストに就任するまでに、研修などのトレーニングを受けていない人が6割を超えていることもあるようです。
役員・経営幹部のポストに就く前に、もっと勉強しておけばよかったと思っているのは会社法・税法などの法律関連知識と、財務・会計に関する知識です。
最近の経営手法の注目ワードが“人的資本経営”で、人への投資の重要性が叫ばれていますが、これから経営陣となる層にも、研修やトレーニングが必要になるのかもしれません。
ところで、日本の産業界の競争力・持続的成長については、9割が「不安がある」と考えていることも明らかになりました。では、それを乗り越えるためには、何が必要となるのでしょうか。
これからの経営戦略に必要だと思うことの1位は「デジタル技術の活用、DXの推進」、2位は「人的資本経営の推進、組織能力・人材の強化」、3位は「テクノロジー動向の把握と対処」です。
テクノロジーの進化によって、産業構造も働き方も大転換期を迎えています。そのため、今までとは違う資質や能力が、企業経営者にも求められることになりそうです。組織の先頭に立つ経営者は、それを認識し十分な準備をすることも重要となるでしょう。
「本質を見抜き、変化に柔軟に適応しながら、イノベーションを果敢に実行していく」資質が、これからの経営者には必要かもしれません。これらの資質を備えた経営者が、はたしてあなたの身近にいるでしょうか。
■参考サイト
PR TIMES 『トップマネジメント意識調査2022』<調査結果発表>
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