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チャットAI「Bard」をご存じでしょうか。最近、アメリカのOpenAIが開発した「ChatGPT」の便利さに注目が集まっていますが、Googleも会話型AIサービスを開始し、その名称が「Bard」です。今回はチャットAI「Bard」とは何か、その特徴と使用方法について詳しく解説します。
チャットAI「Bard」とは、Googleが作り上げた会話型のAIサービスのことです。ここでのBardは「詩人」という意味で、「Google Bard」とも呼ばれています。チャットを使う形式でAIに質問を打ち込むと、インプットされている膨大な情報・データから最適な回答を示してくれるサービスです。
たとえば、「おいしいパンケーキの作り方を教えて」「近くのおすすめの旅行プランを出して」といった文章を打ち込むと、AIがデータを元に最適な回答を提示してくれます。 現在一般的に使用されているいわゆる検索機能の場合、打ち込まれた文字に対するWebサイトや画像、動画などを提示するだけです。
一方、Bardのような会話型AIサービスの場合、利用者が質問を投げかけ、それに回答、アイデア、考え方まで示してくれます。話し相手、あるいは仕事や勉強のパートナーにもなり得るサービスで、生産性を高め、思いつくアイデアを増やしてくれる存在として注目を集めています。
会話型AIサービスには、質問内容を分析し、自然な会話として回答するための大規模言語モデル(Large Language Models)が不可欠です。たとえば「ChatGPT」だと「GPTシリーズ」があり、2023年3月に高性能な「GPT-4」が登場したことで、日本でも大きな話題となりました。
これに対してBardは、2023年5月11日に「PaLM 2」と呼ばれる大規模言語モデルを新たに導入したことを発表しました。PaLM 2は100以上の言語テキストを理解し、生成できる能力をもっています。
Bardは専用サイトにアクセスして、Googleアカウントにてログインをすることで利用可能です。ログインすると、画面上に質問を直接入力できるテキストボックスが現れます。このテキストボックス上であらゆる質問ができ、たとえば「東京で訪れるべき観光スポットはどこか?」と質問すると、画像を含めてテキストにて回答してくれます。
さらに今後、Adobeと連携し、画像生成AIの「Adobe Firefly」により画像の生成もできるようになる予定です。これが実現すると、たとえば「ペガサスとパンダの画像を作って」と打ち込むと、権利管理を逸脱しない形で質問に沿った画像を数秒で生成できるようになります。また生成された画像は、 Adobe Expressにより編集したりデザインに加えたりすることも可能です。
また、画像を含めての質問・回答にも対応可能となり、たとえば猫の写真をスマホのカメラに写して「この写真におもしろいタイトルをつけて」と打ち込むと、BardはGoogle レンズを通して写真を解析し、猫の種類も判別した上でタイトルを生成してくれます。
BardのPaLM 2はあいまいな文章、比喩、なぞなぞも理解できるといわれています。さらに、回答として表示される文章は、感情があるかのような文面にすることもできるため、人間と会話しているような感覚になれるようです。
Bardの最大のライバルといわれているのがChatGPTです。両者の違いとしては、以下の点を挙げられます。
ChatGPTは2021年以降に関する最新の情報については、質問しても適切な回答を得られないことがあります。2022年、2023年に関する質問をしても、「2021年までの情報しか知りません」との回答が表示されるのです。一方、Bardは最新の質問にも適切に回答できます(ChatGPTも最新の情報への対応力は増えているようです)。
ChatGPTの方が質問を打ち込んでから回答が提示されるまでの精度、スピードに優れています。Bardは必ずしも適切とはいえない回答が表示されることもあり、今後の性能アップが期待されるところです。
ChatGPTはBingの検索エンジンが組み込まれ、BingAIとして現在も利用可能です。しかしBardは現在組み込まれていませんが、将来的にGoogle検索が組み込まれると思われます。
5月11日、GoogleはBardにおける画像対応力、コーディング機能、アプリ統合などの強化を発表しました。さらに11日から日本語に対応したこと、今後も多言語対応を順次進めていくことを明らかにしました。今後は180以上の国と地域で展開していくとしています。
BardやChatGPTなどの会話型AIサービスは、人間が担ってきた専門職の仕事を失わせるとの見方があります。現状ではまだまだ正確性や適切性に欠ける部分もあり、専門職のアシストはできても、仕事を失わせるほどには至ってはいません。
しかし、今後さらに開発・進化が進むと「会話型AIで事足りる」という状況が増えてくる可能性は十分にあります。Bardは5月11日から日本語版を利用できるので、お試しで使用してみてはいかがでしょうか。
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■参考サイト
<ChatGPT>
今話題のChatGPTは経理業務でも活用できるのか?
ChatGPTの社内ルール作りのポイントを解説
生成AIの普及をどのように受け止めるべきか?
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