公開日 /-create_datetime-/
管理部門の場合、職種や企業規模によってはルーティーン業務が多くやりがいを感じにくくなったり、キャリアの幅が広がりにくいと感じる方もいるようです。
この記事では管理部門(経理・人事・法務)の方が身につけておくと市場価値向上につながるスキルを紹介いたします。読了後には、経理財務・人事総務・法務の皆様がアピールすべきまたはこれから身につけていくべきスキルが理解できるでしょう。
まず、管理部門のやりがい・魅力について改めて見ていきましょう。 管理部門のやりがいのひとつは、会社全体の課題を解決できることではないでしょうか。 経営層、上層部と折衝する機会も多いため、会社全体の課題に対して向き合い解決に向けて行動することが多いはずです。
管理部門は、直接顧客と業務を進める機会こそ少ないですが、物事がうまくいった際にはフロントオフィスの人から感謝されることも多いです。 会社の事業成長と、会社に属する社員のために働くことこそ、管理部門のやりがいと言えるのではないでしょうか。
魅力としては、安定かつ長期的に就業できることも挙げられるので、ライフイベントによって働き方が変化する傾向にある女性にも人気です。 実際に、産休・育休取得後も復帰してキャリアを積んでいくママさんも多くいることも管理部門の特徴です。
経理財務は、効率化を目的に工夫して業務を進めることができる人材が重宝されます。 具体的には、Excelなどを活用して業務を効率化させた、業務系のツールの導入に携わったなどの経験があると、評価につながる可能性が高まります。
経理財務の場合、上場企業の経理職のみが実施する業務があります。
内容は、
・決算短信の作成・発表
・四半期報告書・有価証券報告書の作成
・内部統制報告書の作成
・監査法人対応
といったものがあります。 非上場企業の経理経験は非上場企業で、上場企業の経理経験は上場企業で活かせるといったように、企業規模にあわせて活かせる業務経験も変わってきます。 上場企業でしか経験できない業務を身につけておくことは、経理としての専門性を高めるひとつの要素になります。
人事の業務を大きくわけると、採用・教育・労務・制度の4つになります。 4つの経験のうち、採用・教育の経験だけでは高年収につながりにくいようです。
例えば、30代前半で新卒の採用のみの経験値の場合、キャリアが頭打ちになりがちなので、福利厚生の導入やマネジメントの経験など、積極的にプラスアルファの経験を積むようにしましょう。
対して、労務・制度の経験は高い評価を受ける傾向があるようです。 労務は組織に欠かせず、専門性を有する制度は経営層との折衝・プレゼンテーション能力が必要である点から、市場価値が高まりやすいとされています。
上記で紹介した、採用・教育・労務・教育の網羅的な業務経験があると、より市場価値が高く評価される傾向にありますので、幅広く業務に携わって人事としての専門性を高めていくと良いでしょう。
法務を担当するに十分な文章能力、対人交渉能力、法律知識があっても、自社ビジネスへの理解をしていない場合は、法務部員として重要な役割を全うできません。 事業・業界を理解した上で業務レベルに落とし込んで事業の成長に貢献できたといった実績があると評価されるでしょう。
近年ではグローバル化が進み、海外に取引先を持つ、あるいは現地で拠点を設ける企業も増えてきました。そういったグローバル企業で法務を行う場合は英語のスキルも必須です。
ビジネスレベルの英語力があれば、英文契約書の作成・チェック、日本人以外の会社役員・弁護士とのやり取りといった業務も任せられますので、日本企業であっても海外展開を考えている企業などでは重宝されるでしょう。
業界・業種・職種問わず、30代後半くらいからはマネジメント経験も求められるでしょう。コミュニケーション能力や業務理解といった基礎的なことはもちろん、事業や他部門業務への理解をしながら、自分の部下のマネジメントも行わなければいけないといった点でより高いレベルが求められますが、経験があるとキャリアの幅が大きく広がるでしょう。
企業によっては、管理部門領域を幅広く経験できる環境もあるようです。 特に新型コロナウイルスの流行以降、急速にAIの発達やツールの導入などが進み、業務効率化が叶った企業も多いのではないでしょうか。
アフターコロナの時代には、簡単な仕事はAIに、専門性の高い仕事は業務委託などに託す企業が増えてきている傾向があるので、幅広い管理部門領域を経験した上で会社の課題を理解し動ける人材こそが重宝されるでしょう。
以上、職種ごとに評価につながるスキルについて紹介しました。 コロナ禍以降は急速AIが発達し、即戦力人材が今まで以上に求められる傾向が強まってきました。作業ベースではなく、会社の事業理解をした上で専門性を高めていくとより市場価値の高い人材になれるでしょう。
今の自分の経歴でどのようなキャリアビジョンが描けるのか…と不安を抱いている方は、是非MS-Japanのキャリアアドバイザーに相談してみてください。
無料会員いただくことで、職種ごとに精通したアドバイザーとの面談を受けることができます。
※キャリア面談も無料です
空間共有システム選び方ガイド
中堅大企業のための人事給与BPO導入チェックポイント
未来への備え:物流業界の2024年問題と企業の対策
新規ユーザーも 乗り換えユーザーも「シンプルで使いやすい」と 口コミを寄せる、勤怠管理に特化したクラウドサービスとは?
フランチャイズ契約を締結する前にチェックすべきポイントとは(加盟店の立場から)
基本給の決め方とは?基本給設計する4つのポイント
最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業 など|4月22日~4月28日官公庁お知らせまとめ
最大800万円補助!東京都中小企業向け経営展開サポート事業でポストコロナをチャンスに変える!
管理部門・士業に聞いた「転職活動で使用するサービス」実態調査2024
【会計】ステップ4の貸付金関連の手数料の取扱い、検討─ASBJ、金融商品専門委 旬刊『経理情報』2024年5月1日号(通巻No.1709)情報ダイジェスト/会計
【入門ガイド】はじめての電子署名
アフターコロナの採用戦略とコスト最適化
契約書チェック(契約審査)の重要性とチェックを行う際のポイント
会計士が電子化のしくじり事例を解説|失敗しない電子帳簿保存法への対応方法とは?
ビジネスパーソンが知っておくべき、経費精算でも気をつけたいインボイス制度対応3つのシーン
IT導入補助金2024申請ガイド ~申請するメリットと申請の流れを紹介~
「公認会計士」になるには?難易度・合格率や税理士との比較など
【経理の転職情報】まとめページ
【監査法人の転職情報】まとめページ
【550社が出展!】日本最大級のバックオフィス向け展示会を開催
公開日 /-create_datetime-/