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セイコーグループ株式会社は、2017年から6月10日の「時の記念日」に、時間についての意識や実態を探る調査を行い、その結果を「セイコー時間白書」*として発表している。
「セイコー時間白書2023」で示されたのは、日常のさまざまなシーンでタイムパフォーマンスを約9割が重視しているという結果である。
タイムパフォーマンス、通称“タイパ”は、直訳すると「時間対効果」という意味だ。目まぐるしく変化する社会環境を生き抜いていくためには、限られた時間を有効に使おうという意識が、日常生活にしっかりと定着しているのかもしれない。
タイパ重視は、映画やドラマを倍速で見る傾向にも表れているが、そうした時短生活で生まれた時間の使いみちのトップが「睡眠」である。
この結果だけをみると、日中は時間に追われて動き回り、家に帰ればヘトヘトに疲れ果ててベッドに倒れこむといった、仕事に追われるビジネスパーソンの姿を想像してしまいそうだが、必ずしもそうとは言い切れない面もあるようだ。
たとえば、時間を気にせず「何もしない時間」も、およそ8割が重視している。これは効率を最優先にするタイパとは、真逆の過ごし方である。
つまり、時短生活を送る一方で、人生を豊かにするために、ゆったりとした時間を確保するなど、メリハリの利いた時間の使い方もしていることがうかがえる。
時間に対する意識は、時代とともに変化するものだ。生活を表すワードの1位は、「粛々」から「ばたばた」、心情を表すワードの1位は「イライラ」から「ほっと」と、2023年の時間意識には、戸惑いながらもコロナ禍から解き放されたムードが漂っている。
世の中がアフターコロナに向けて動き出し、多少は「ばたばた」するかもしれないが、仕事が終われば「ほっと」した時を過ごすことができる、気持ちにゆとりのある2023年となってほしいものである。
⇒タイパを重要視している世代の管理方法とは?失敗しないコミュニケーション方法はこちら
*<調査概要>
実施時期:2023年4月27日(木)~5月8日(月)
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の10代~60代の男女1,200人
(男女各600人 各年代別に男女各100人ずつ 10代は15歳以上)
※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合があります。金額は小数点第1位以下を四捨五入しています。
■参考サイト
PR Wire|『セイコー時間白書2023』~日常の時間、人生の時間に対する考え方に揺らぎや多様性が~
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