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恒例の「冬ボーナス」支給の時期がやってきました! 皆さんのお勤め先では、今冬のボーナスは支給されましたか? 冬はクリスマスやお正月などイベントが多いため出費が重なるので、ボーナスの存在はありがたいですよね。また、今年(2023年)は物価高のため、例年以上に支給を待ち遠しく感じていた方も多いでしょう。 Manegyは今年も、冬のボーナスに関するアンケート調査を行いました。今回はその結果をご報告します。
【調査概要】
調査テーマ:冬のボーナスに関するアンケート調査
調査期間:2023年12月4日~12月10日
調査方法:インターネット調査
調査人数:292名
調査対象:管理部門で働いている「Manegy」会員
職種:経理 24.7%/総務 21.9%/経営企画 13.4%/人事 13.0%/内部監査 8.2%/法務 6.2%/その他の管理部門職種 12.7%
所属する企業の業界:製造業 23.3%/サービス 21.2%/卸売・小売・飲食業 15.8%/運輸・通信業 7.5%/建設業 7.5%/不動産業 6.8%/その他 17.8%
所属する企業の規模(従業員数):99名以下 33.2%/100名以上499名以下 28.8%/500名以上999名以下 12.0%/1,000名以上 26.0%
年齢:20代 2.1%/30代 10.6%/40代 24.7%/50代 42.1%/60代以上 20.5%
※調査の数値は四捨五入により、合計が100%にならない場合があります。
1問目では、今冬のボーナスの支給有無について尋ねました。結果は、75.0%の人が「支給された または支給される予定」と回答しました。Manegyで昨年(2022年)に行なった冬のボーナスに関するアンケートで、同質問の「支給された または支給される予定」と比較すると、今冬は約14ポイントもアップしています。円安などの不安定な金融市場や物価高で厳しい情勢でしたが、円安恩恵があった企業や、コロナ禍が落ち着いて業績が回復した企業も多かったようです。
2問目は、今冬のボーナスの支給額について尋ねました。結果は、最多が「0円(なし)」(25.0%)で全体の4分の1に。こちらは1問目と同じ結果です。 2位以降は「20万円以上~40万円未満」「40万円以上~60万円未満」「60万円以上~80万円未満」の順に多く、回答者数はそれぞれ僅差または同数でした。一方、10人に1人以上の割合で「120万円以上」という羨ましい人々も!
企業の規模別で見ると、99人以下の中小企業は最多が0円(なし)で44.3%、支給されているなかでの最多は「20万円以上~40万円未満」の19.6%でした。対して、1,000名以上の企業は、最多が「120万円以上」で27.6%、0円(なし)は15.8%でした。やはり、企業規模が大きいほど好待遇と言えそうです。
また、世代別で見ると、「120万円以上」と答えた人が最も多かったのは50代で17.9%。20代~30代は8.1%、40代は9.7%、60代は8.3%でした。一般的にも、年収のピークは定年間際の50代後半と言われていますので、ボーナスの支給額にもその影響が出ているのでしょう。
ちなみに、内閣人事局の発表によると、国家公務員の今冬のボーナス平均支給額は約67万4,000円です(管理職を除いた平均年齢33.4歳の職員)。昨年より約2万2,000円多く、2年連続の増加となっています。
では、Manegy会員の今冬のボーナスは、昨年と比べてどのような変化があったのでしょうか? 3問目で尋ねてみました。結果は「昨年と同等」が最多で64.0%、「増加」した人(18.5%)と「減少」した人(17.5%)の差はあまりありませんでした。
Manegyで行なった2022年実施の同調査では、「昨年(2021年)と同等」が56.1%だったので、ここ3年間の支給額はほぼ変化なしという人が過半数のようです。
また、4問目は今冬のボーナスに対して満足しているかを尋ねたところ、4割近くの人が「納得(納得している+多少納得しているの合計)」と答えました。ただし、「納得していない(あまり納得していない+全く納得していないの合計)」人も同程度の4割近くいます。
ボーナスが減少した17.5%の人(3問目参照)はもちろん、昨年と同等だったことに対して納得していない人がある程度いることが推測できます。 5問目では、納得または納得していない理由をそれぞれ聞きましたので、回答の一部を併せてご紹介しましょう。
■納得派
・充分な支給額だから(30代 製造業 法務 支給額120万円以上)
・支給されることが確実ではない団体なので(40代 人事 支給額20万円以上~40万円未満)
・業績が良くないが5%カットのみで済んだ(50代 卸売・小売・飲食業 内部監査 支給額100万円以上~120万円未満)
■納得していない派
・評価査定が明確ではないので(30代 総務 支給額40万円以上~60万円未満)
・業務責務とのバランスが悪い(40代 製造業 法務 支給額40万円以上~60万円未満)
・転職1年目で成績が考慮されなかった(50代 製造業 総務 支給額120万円以上)
最後の6問目で、今冬のボーナスの使い道を尋ねました(複数回答可)。 結果は「貯金」が最多で約半数、次に「生活費」が全体の3分の1でした。また、5人に1人は「投資・運用」と答えており、お金を増やす意識が高い人も一定数います。
世代別で見ると、20代~30代は「貯金」が42.5%ですが、40代は28.5%、50代は28.9%でした。40代~50代は若い世代に比べて貯金をする割合が低い分、「子の教育費」や「生活費」がやや高く、既婚者が家庭においても“責任世代”として頑張っている様子がわかります。
以上が、冬のボーナスに関するアンケート調査の結果です。 今回の調査結果で、今冬は昨年よりも多くの人がボーナスを支給されていること、支給額は去年と同等の人が多かったことなどが判明しました。
相変わらずの物価高で、2024年もしばらくは生活に厳しさを感じる日々が続くかもしれません。ボーナスが支給された人は大切に使い、また次の夏のボーナスで納得できる金額を得られるように、新しい年も仕事に励みましょう!
※本記事に掲載されている情報は2023年12月15日時点のものです。
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