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目次【本記事の内容】
各種メディアが「2024年問題」として注目する「改善基準告示」が、4月1日から改正・施行されます。この問題は運送業界のみならず、物流全体に大きな影響を与えるものです。一般企業でも事前に対策を講じる必要があるため、その概要を整理しておきましょう。
正式には「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」と呼ばれるとおり、改善基準告示の改正ではトラック、タクシー、バスなどの運転に携わる労働者の労務基準が変わります。主に労働時間に関する基準で、そこで定義されるドライバーの労働時間は、以下のように大きく2つに区分されています。
●拘束時間(労働時間+休憩時間)
始業時刻から終業時刻までが拘束時間で、実際に作業をする時間のほか、タクシーやバスの客待ち時間とトラックの荷待ち時間なども含まれます。さらに休憩時間も含まれる点には注意が必要です。
●休息期間
拘束時間が終わってから、次の拘束時間が始まるまで業務から離れた時間のことです。個人としてプライベートに戻る時間と考えてもよいでしょう。
ドライバーが関わる仕事では、過労が原因と見られる大事故が何度も発生し、不規則で長い労働時間も問題視されてきました。そこで改善基準告示を改正して、ドライバーの拘束時間に上限を設け、休息期間を延長することになったのです。では、どのような部分が変わったのか、具体的な改正ポイントを確認してみましょう。
労働時間の変更点は以下のとおりです。(改正前 → 改正後)
・1年の拘束時間:3,516時間 → 3,300時間(最大3,400時間)
・1カ月の拘束時間:293時間(最大320時間)→ 284時間(最大310時間)
・1日の休息期間:継続8時間 → 継続11時間(最低9時間)
労働時間の変更点は以下のとおりです。
・日勤1カ月の拘束時間:299時間 → 288時間
・1日の休息期間:継続8時間 → 継続11時間(最低9時間)
労働時間の変更点は以下のとおりです。
・1年の拘束時間:3,380時間(最大3,484時間) → 3,300時間(最大3,400時間)
・1カ月の拘束時間:281時間(最大309時間)→ 281時間(最大294時間)
・1日の休息期間:継続8時間 → 継続11時間(最低9時間)
今回最も大幅に改正されたのはトラック運転者で、1日の拘束時間は原則13時間以内とされ、休息期間も継続して11時間以上に規定されました。ただし、そのほかの運転者も含めて、特例が認められるケースがあります。詳細な条件や適用方法などは、厚生労働省の資料で確認することをおすすめします。
ドライバーの労働環境改善は重要なことですが、改善基準告示の改正で懸念される大きな問題があります。まず1つ目は物流の効率低下であり、企業や個人にとっても相当な影響が見込まれています。2つ目はドライバーの収入減少の問題です。仕事量のバランスが崩れ、さらに人材不足が加速するリスクもあります。
最後の問題は、物流業界全体への負担増が考えられます。収益が減少する一方で、ドライバー確保のため賃金アップが必要になるかもしれません。これは企業経営に直結する重要な課題です。
2024年問題は事前に予想されるとおり、ビジネス分野に大きな影響を及ぼすでしょう。物流業界では業務の効率化を図る必要があり、利用する側も協力態勢を整えなければなりません。さらに社会全体でも物流のあり方を考え、持続的な物流の構築を進めることが重要です。
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