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近年は多くの企業で人材不足が大きな課題となっており、労働生産性の向上に取り組むところが増えています。特に、労働人口の約7割を占める中小企業は労働生産性が長年伸び悩んでおり、思い切った施策に取り組まなければ、今後生き残ることは難しいかもしれません。
その施策のひとつとして、いま注目されているのが「BPaaS」です。
本記事では、BPaaSの基本と導入のメリット・デメリット、業務事例や実際に展開されているサービスなどについて解説します。
BPaaS(ビーパース)とは「Business Process as a Service」の略称で、業務プロセスそのものをクラウド経由でアウトソースできるサービスのことです。 自社の業務プロセスを外部企業に委託し、外部企業の知見やITツールの力を借ります。
具体的には、経理・人事・顧客サポートなどの業務が対象となります。BPaaSを利用することで企業は、業務の効率化や柔軟的な対応、コスト削減を実現でき、労働生産性を向上させることが可能になります。
BPaaSは日本では比較的新しいビジネス用語として認知され、そのサービスは広まりつつありますが、海外のビジネス界ではすでに浸透して活用が進んでいます。
2021年に市場調査会社のKenneth Researchから発表された調査レポートによると、2022年のBPaaSの市場価値は769億米ドルでしたが、2030年末までには1,389億米ドルに成長すると予測されています。日本でも今後は活用する企業がさらに増え、提供サービスも多角化するでしょう。
BPaaSと似た用語に「SaaS(サースまたはサーズ)」があります。SaaSは「Software as a Service」の略称で、サービス提供事業者が運用しているソフトウェアを、インターネットを通じて利用できるサービスのことです。ソフトウェアはパソコンなどのハードウェアにはインストールせず、クラウド経由で利用します。また、一般的にはサブスクリプション(定額料金を支払う方式)で利用できます。
BPaaSと同様にクラウドを経由していますが、BPaaSとの違いは“アウトソーシングサービスを含まない”という点にあります。つまり、SaaSはソフトウェアを提供するのみですが、BPaaSは外部企業に業務プロセスを委託する包括的なビジネスサービスなのです。
BPaaSと似たもう一つの用語に「BPO(ビーピーオー)」があります。BPOは「Business Process Outsourcing」の略称で、企業が業務プロセスの一部を外部企業に委託することです。
BPaaSも外部企業に委託することですが、BPaaSがクラウド経由でITツールによって業務効率化を図るのに対し、BPOは外部業者の人の手で業務を代行してもらう点がBPaaSとは異なります。
以上が、BPaaS・SaaS・BPOそれぞれの違いです。 つまり、BPaaSはSaaSとBPOを掛け合わせたもの、と言うことができます。
BPaaSの導入によって、企業には主に3つのメリットがもたらされます。以下、解説していきましょう。
BPaaS導入による最大のメリットは、生産性の向上です。 業務効率化や生産性向上を目的としてSaaSなどのクラウドサービスを利用しても、適切に運用することができなければ、高いパフォーマンスは得られません。一方、BPaaSで一部の業務を外部企業に委託すれば、自社の従業員が他の業務に集中できるため、業務効率が向上します。
また同時に、ITツールによって業務プロセスの自動化や最適化を図ることも可能です。さらに、利用するBPaaSの範囲を必要に応じて拡張または縮小できるため、需要や市場状況の変化にも柔軟に対応できます。
BPaaSの導入によって、コストも削減できます。 SaaSのサービスを導入しても、その運用ノウハウがなかったり、一から環境を構築しなければならなかったりする場合は、大きなコストが発生することがあります。
一方、BPaaSで外部企業に業務を委託すれば、自社の従業員の分の人件費を抑えられます。BPaaSは運用まで任せられるので、自社で全ての業務を遂行するよりコストを抑えられることもあるのです。
しかし、BPaaSで業務をアウトソーシングすれば、クラウド上で自社のデータや業務フローを共有できます。共有されたデータやノウハウを自社で蓄積すれば、社内での運用に向けて体制を整えたり、他業務との連携に向けて仕組みを構築できたりするでしょう。
一方、BPaaSの導入には、注意すべき点や課題もあります。ここでは2つの主な課題をピックアップしました。
外部企業への業務委託は、セキュリティ面でリスクが伴うこともあります。特に、インターネットへの不正アクセスによる機密情報漏えいは、過去にも複数の企業で起こりました。
委託先の外部業者はセキュリティ対策に力を入れているところを選び、委託元(発注元)の企業も個人情報や機密情報の取り扱いに注意を払う必要があります。
BPaaSは、委託先の外部企業に業務を託しているため、その委託先でシステム障害やサービス中断などが起きると、業務で影響を受けることがあります。BPaaSを導入すると、委託先企業に業務上で依存することにもなるのです。
導入にあたっては、トラブル発生時のワークフローを検討したり、委託先企業がどこまで品質を保証してくれるかを確認したりといった対策をとるべきでしょう。
ここでは、BPaaSを活用した主なサービスをピックアップしてみました。
日常的な勤怠管理や給与計算、人事評価など重要な業務も、BPaaSを活用できます。 人事管理は、社員の各種データを扱う必要があり、手間がかかったり活用スキルが求められたりすることもあるため、常に多忙な人事担当者の負担になります。しかし、BPaaSで一括アウトソーシングすると、担当者の業務が大幅に削減できます。
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経理や資金管理、税務申告など、経理・財務部門が担う業務をBPaaSで外部業者に委託します。その結果、業務プロセスの効率化やコスト削減につながるでしょう。
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売上げや顧客対応履歴の管理、見積書など各種書類を発行しなければならない販売部門も、BPaaSの導入によって業務が飛躍的に効率化できます。
ビジネスチャットサービスを提供しているChatwork株式会社は、BPaaSを活用したオンラインアシスタントサービス「Chatwork アシスタント」を2023年6月から展開しています。 必要な時に必要な分だけ業務のアウトソーシングを依頼できるサービスで、専任サポートが業務の構築・運用を代行してくれます。月10時間の業務から依頼でき、経理・労務・総務などバックオフィス関連の業務を中心に、さまざまな領域の業務アウトソーシングを依頼できるのが特徴です。
また、同社のビジネスチャット「Chatwork」のユーザーは、「Chatwork」上から「Chatwork アシスタント」に業務を依頼することができます。 この「Chatwork アシスタント」は、BPaaSをまだ利用したことがない企業でも手軽に導入できるサービスであり、業務のアウトソーシングによって労働生産性の向上を実現できるでしょう。
今回は、BPaaSの基本と導入のメリット・デメリット、業務事例や実際に展開されているサービスなどについてご紹介しました。
少子高齢化が進む日本では、労働力不足が今後も大きな課題となり、どの企業も対策に取り組むことが必要不可欠となっています。働く現場に求められていることは多数ありますが、なかでも早急に進めなければならないのが、業務を効率化し、労働生産性を向上させることです。その施策として、ぜひ一度、BPaaSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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