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現在のビジネス環境で、人材確保がいかに難しいかはいうまでもないでしょう。しかし問題の本質は、確保した人材を育成することにあるのかもしれません。その点に着目した経営戦略の1つがタレントマネジメントです。
過去のビジネス環境を振り返ると、20~30年前頃までは、人材の流動性が高くても企業は必要な新しい人材を確保できていました。ところが現在はさらに流動性が高まったうえ、一度人材が流出してしまうと、なかなか新たな人材を確保できない状況です。
対策としては、人材の定着率を高めることが最も有効と考えられます。「タレント(talent)」とは個人がもつ優れた才能を表すと同時に、そうした才能をもつ人材も意味する言葉です。
タレントマネジメントの目的は、社内の人材のタレントを高めながら、そのタレントが活躍できる最適な場を提供することです。結果的に、優れたタレントとして育成された人材が、持続的に企業を支えるという仕組みができあがります。
タレントマネジメントには、幹部や専門的人材を育成するケースと、社員全員を対象にするケースとの2つの取り組み方があります。いずれの場合も、以下に挙げるようなポイントを重視して進めることが重要です。
タレントマネジメントは規格化された取り組みではないため、企業ごとに実践方法や手順は異なります。しかし人材育成では、すべてのステップで一貫性が求められます。目的や手法にズレがあってはならず、人材確保にも活用できるものでなければなりません。
企業にとってのメリットは、第一に人的資材の拡充が考えられます。そこには社員の能力とスキルの向上、職場定着率アップなどの要素も含まれます。人材の育成に成功すれば、今度は生産性や業績の向上も見込めるでしょう。
一方で社員側のメリットは、会社の支援によるキャリアアップが可能になることです。しかも自分を評価してくれる環境で、自己のタレントを十分に発揮できることは、モチベーション向上にもつながるはずです。
タレントマネジメントを実践しても、人材を活用する組織が整備されていなければ、優秀な人材は活躍の場を他に求めてしまいます。タレントマネジメントを有効活用するためには、それを育成する企業自体も成長する必要があるのです。
ここでは、タレントマネジメントを導入して実践する5つのステップを紹介します。あくまでも基本手順のため、実際は自社の状況に合わせた最適な手順を構築してください。
①導入目的の把握と導入計画の立案を行います。現状の課題も洗い出し、長期的な目標を設定します。
②社内の人材情報を整理して、タレント・データベースを作成~分析します。
③人材育成計画を立案します。新たな人材確保についても計画に組み込むことになるでしょう。
④さまざまな方法を検証しながら、人材育成を実践します。人事異動などとも連携させます。
⑤全体の検証と評価を行い、改善しながらシステムの維持を図ります。
タレントマネジメントとは、既存の単なる人材育成ではなく、企業全体で優秀な人材が活躍できる環境を整える取り組みです。そのためには部門間での協力のもと、組織全体で一貫したマネジメントの流れを整備しなければなりません。
まずは必要な人材情報の整理と分析が必要になり、扱うデータが大きくなることが考えられます。その点はITを効率的に利用することで、自社に最適なタレントマネジメントの構築が可能になるでしょう。今後の持続的な企業経営に向けて、今すぐ取り組むべきテーマではないでしょうか。
■参考サイト
人事が知っておきたいタレントマネジメントシステムのメリット・デメリット
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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