詳細はこちら
サービスロゴ

学ぶ

Learn

サービスロゴ

もらえる!

Present!

人事が知っておきたいタレントマネジメントシステムのメリット・デメリット

公開日2020/10/21 更新日2020/10/22
”人事が知っておきたいタレントマネジメントシステムのメリット・デメリット”

人材採用・育成の分野において注目されている人事評価システムの一つに、タレントマネジメントシステムがあります。これは社員が持つスキルやノウハウを可視化させ、人材の適材適所を実現するプラットフォームです。また人材戦略を経営に直結させて、組織を強化するためにも有効だと考えられています。

今回は、企業が成長するために重要なタレントマネジメントシステムのメリット・デメリットについて解説をします。

タレントマネジメントシステムとは

タレントマネジメントシステムは、すべての従業員のデータを集約して、データベースやアプリケーションで一元管理する仕組みのことです。

社員の個人情報やスキル、経験などのタレント(能力)に着目をして、一人ひとりのパフォーマンスを最大限に発揮させる人事戦略のことをタレントマネジメントといいます。

タレントマネジメントという用語は、1990年代後半にアメリカで誕生しました。起源は大手コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーが提唱した概念「ウォー・フォー・タレント」とされています。この軸となっているのは、有能な人材を確保してマネジメントすることが、企業の業績を左右するという考え方です。

これ以降、人事戦略において採用・育成・配置・評価で個人のタレントが重視されるようになります。

タレントマネジメントシステムが日本企業で採用され始めるのは、2010年以降のことです。今までの人事戦略は、画一的な集団管理を採用してきました。しかし年功序列や終身雇用が崩壊しかけている昨今では、多様なキャリアや雇用形態、評価制度(成果主義など)が求められ、個人に着目をしたタレントマネジメントが脚光を浴びるようになったのです。

現在では「カオナビ」や「スマートカンパニー」「ヒトマワリ」など多種多様なタレントマネジメントシステムが提供されています。また導入事例としては、株式会社サイバーエージェントや株式会社ZOZO、サッポロホールディングスなどが挙げられます。

タレントマネジメントシステムのメリット

タレントマネジメントシステムのメリットを4つ取り上げます。

組織の活性化・業績拡大

    自社の戦略を軸としながらも、一人ひとりの状況に最適化させた人材配置が可能です。個人のパフォーマンスを最大化することで、企業の成長を促します。個人の目標と組織・部署・チームのゴールを連動させて、プロセスの進捗・達成状況を把握できるようになります。

    適切な人事評価

      データによって客観的な人事評価を実現します。正社員だけではなくアルバイトや契約社員、さらには外国人や高齢者、障がい者など様々な人材の能力を個別で評価するので、より多くの人材が活躍できるようになります。

      後継者育成

        タレントマネジメントシステムの特徴は、企業が従業員から次世代を担うリーダー候補者を選抜して、集中的に教育をすることです。優秀な管理職や経営者を計画的に、そして短期的・中期的に育成することができます。

        定着率の向上

          適材適所の人材戦略をすることで、従業員が離職するリスクを低減させます。社員が仕事へのやりがいや充実感、会社へのホスピタリティを実感できるようになり、優秀な人材を失う可能性を下げてくれます。

          タレントマネジメントシステムのデメリット

          タレントマネジメントシステムのデメリットについても、3つのポイントから見ていきましょう。

          投資対効果がわかりにくい

            タレントマネジメントシステムは初期費用・運用コストがかかります。コストをかけても、売上アップやコスト削減に直接働きかけるわけではありません。そのため評価をすることが難しく、コストパフォーマンスを測りづらいでしょう。

            管理に手間がかかる

              管理項目を増やすほど、マネジメントやメンテナンスをする人事担当者に負担がかかります。システムに慣れるまでは大変な作業になるかもしれません。

              円滑に活用できない

                既存のシステムから変更する際、組織全体への情報共有が浸透していなければ、現場担当者の理解・協力がえられません。正確な情報が収集できなかったり、データを目的通りに運用できなかったりと活用が難しくなります。

                タレントマネジメントシステムで失敗しないために

                タレントマネジメントシステムのメリット・デメリットを紹介しましたが、この仕組みを活かせるかどうかは人事担当者の手腕にかかっています。

                タレントマネジメントシステムで失敗をしないためには、導入をする目的を明確に持つことです。目指すべき方向によって選ぶべきアプリケーションやプラットフォームが異なり、また運用方法も変わってくるからです。

                目的は、企業が抱える経営課題によって設定できます。例えば、次世代企業との競合やグローバル化が加速する中で、優秀なリーダーが不足している企業は、その人材を輩出・育成することに注力しなければなりません。

                このような視点で、タレントマネジメントシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

                まとめ

                今回は、タレントマネジメントシステムについて紹介をしながら、そのメリット・デメリットについて説明をしました。

                組織を強化させ、事業を拡大するためには欠かせないプラットフォームです。優秀な人材を円滑にマネジメントするためにも、タレントマネジメントシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

                【編集部お勧めのタレントマネジメントシステムのサービス】

                ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

                おすすめコンテンツ

                関連ニュース

                人気記事ランキング

                キャリア記事ランキング

                新着動画

                関連情報