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リストラを「攻めの人事」への転機に。人事が葛藤を乗り越えるための処方箋

公開日2025/09/11 更新日2025/09/10 ブックマーク数
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リストラを「攻めの人事」への転機に。人事が葛藤を乗り越えるための処方箋

次世代リーダー育成をコーチングで支援する、Coaching Leaders Japan(コーチング・リーダーズ・ジャパン)CEOの桜庭です。

近年、黒字であってもリストラや事業再編に踏み切る大手企業が目立ちます。
直接の人員削減がなくても、部署異動や配置転換によって職場の空気が揺らぐことは珍しくありません。

変革の最前線に立たされるのが人事部です。
本来は社員を守るべき立場でありながら、経営陣の決定を現場に伝えなければならない。
こうした「板挟み」の状況は、人事担当者の心に深い葛藤とストレスを生み出し、仕事への誇りさえも揺るがしかねません。

では、このような厳しい状況を乗り越え、人事が再び力強く未来をつくる存在に変わるためには、何が必要なのでしょうか。

桜庭 理奈様

執筆者

Coaching Leaders Japan合同会社 CEO 一般社団法人日本オントロジカル・コーチング協会 代表理事 株式会社メドレー 社外取締役
桜庭 理奈

外資系金融企業での営業・企画推進を経て、人事へキャリアチェンジ。複数の外資系企業において、多国籍な職場環境で戦略的な人事を担当。2017年より外資系医療機器メーカーであるGEヘルスケア・ジャパン株式会社の人事本部長、2019年から同社執行役員を務め、JALをはじめ、さまざまな企業と合同で人材フレームワーク創出のパイオニアとして活躍。
2020年に35CoCreation合同会社を創業し、オランダやフランスなどの国際色なコーチ陣と共に、10名規模〜数万人規模の企業まで、経営・組織・リーダーシップ開発コーチング、講演活動を通して、多様なステージにある企業や経営者を支援。2023年、米国の人気書籍「あなたが知らない言葉のチカラ望む人生の手に入れ方」の日本語訳・監修を勤める。コーチング連盟認定PCC認定コーチなど複数資格を所持。
2025年には35 CoCreation合同会社をリブランディングし、Coaching Leaders Japanとして新たなスタートを切り、CEOに就任。また同年オランダに子会社を設立し、現在日本とオランダを拠点にコーチング事業を展開。

「守りの人事」から「攻めの人事」へ

「人員整理」という言葉には、冷たく、避けようのない現実感があります。
企業が長く存続する中で、時には事業構造の転換や市場環境の変化に伴い、やむを得ず向き合わざるを得ない局面があります。
ですが、その影響は解雇される人だけにとどまりません。
残された社員、そして組織全体の空気までもが変わってしまいます。

特に人事部は、この局面で二重の役割を担います。
1つは法的・手続き的な面での対応。
もう1つは、当事者や残った社員の心理的ケアです。

しかし現実には、手続き業務に追われ、心のケアが後回しになってしまうケースが多く見られます。
その背景には、多くの日本企業で長らく続いてきた「守りの人事」という役割があります。
給与計算、勤怠管理、労務トラブルの防止…。
組織の秩序を守るためのオペレーション業務が、人事部の主要ミッションだった時代です。

ところが、AIやシステム化によってこれらの業務は急速に効率化されています。
今、企業が人事部に求めているのは、その先の役割です。

企業の成長のために必要な人材を見つけ、育て、最適な場所に配置する。
そして事業戦略と一体になって会社の未来をつくる。
人事は経営を動かすパートナーであるべき時代に突入しているのです。

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