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誰にでもできる五月病対策

公開日2018/05/13 更新日2018/05/11

どれだけ活力がみなぎっている方でも、静かに忍び寄ってくるのが五月病です。コントロールしようと頑張っても、なかなか心も体もうまくいきません。しかも五月病は、誰でもかかってしまう可能性があります。万が一五月病にかかってしまったら、どのような対処をすれば良いのでしょうか。

五月病=抑うつ状態
よく耳にする五月病ですが、これは医学的に見て正式な名称ではありません。医学的に抑うつ状態を五月病と呼んでいます。これは一般的に5月の大型連休明けから夏ごろにかけて起きることが多いためこのように呼ばれていて、特に新入社員や異動・転勤の社員、新入生に多く見られると言われています。

新入社員や異動・転勤になった社員などは、新しい職場環境や通勤経路、新プロジェクトや仕事内容など、まるで変わってしまった周りの環境に慣れるまで緊張状態が続きます。このような緊張状態の時は、交感神経が普段よりも活性化されます。交感神経が活性化することでノルアドレナリンなどが分泌され、血圧・脈拍・体温などが上昇し、筋肉は緊張します。つまり、緊張状態が続くとその間体力を消耗し、体に負担をかけてしまうのです。

慣れた環境であれば緊張状態とリラックス状態を交互に繰り返しながら生活を送ることができますが、新しい環境などに慣れるまでは常に緊張状態にあるわけで、知らず知らずの間に疲労が蓄積されてしまうのです。これはマイナスイメージのストレスに対してだけ起こるわけではなく、同じくプラスイメージの変化にも起こり得ることです。例えば新プロジェクトリーダーに任命された、栄転で本社勤務になった、仕事以外でも、新居へ引っ越した、など、すべてにおいて同じく緊張状態が続くと言えます。

4月に新年度を迎え、新しい環境での生活が始まり、緊張状態が1ヶ月ほど過ぎたころ、5月を迎えます。連休明け、どうしてもやる気が起きない、会社に行きたくない、体がだるい、原因不明の頭痛、めまいなどが頻繁に起こるなどの症状が出た場合、五月病を疑ったほうがいいかもしれません。

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五月病に負けないために
五月病は心と体の緊張状態から引き起こされることが分かりました。それでは、その対処法としてどのような方法があるのでしょうか。いくつかご紹介しましょう。

【軽い運動をする】
ジョギングやウォーキング、水泳など軽く体を動かしてみましょう。これらの有酸素運動はノルアドレナリンなどを制御し精神を安定させてくれる「セロトニン」の働きを活性化してくれます。きついと思うほどの運動ではなく、楽しいと思える程度の運動を選ぶことがポイントです。

【趣味に時間を費やす】
読書や音楽鑑賞、映画鑑賞、釣り、サイクリングなど、趣味のある方は時間を費やしてみましょう。自分が好きなことに没頭すると、セロトニンの分泌が活性化され、リラックスできます。

【生活リズムを整える】
ある程度規則性をもった生活を心がけ、なるべく朝日を浴びるようにします。朝日を浴びると体内時計も正常に整い、セロトニンも朝日によって分泌が促されます。

【バナナ、乳製品、大豆などを食べる】
セロトニンを生合成するのがトリプトファンという必須アミノ酸です。これは体内で合成されないアミノ酸の一種で、食べ物から摂取する必要があります。このトリプトファンを多く含む食材が、バナナ、乳製品、大豆製品、卵、ナッツ類やゴマなどと言われています。また、セロトニンがトリプトファンから生合成されるために必要な栄養素として、ビタミンB6があります。ビタミンB6を比較的多く含む青魚や豚肉、ニンニク、しょうが、唐辛子などの料理と一緒にバナナなどを食べると、効率的に必要な栄養素を摂取することができるそうです。

連休が終わり、なんだか以前より気力が落ちたなと感じていませんか?
そうでなくても、日頃から軽い運動をしたり生活リズムを整えたりすることで、五月病の予防にもなります。晴れやかな気持ちで仕事にプライベートに打ち込めるよう、五月病対策を生活に取り入れてみてください。

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