詳細はこちら
サービスロゴ

学ぶ

Learn

サービスロゴ

もらえる!

Present!

履歴書は手書きがいい?採用現場における人事担当者の本音

公開日2020/03/17 更新日2020/03/18

就職・転職活動では、履歴書や面接などで自己アピールを行うことになります。その際に、できるだけ自分をよく見せたい、悪い印象は与えたくないと考えるのは当然のことといえます。

志望動機など以外にも、履歴書の書き方や面接時の服装など、相手にどのような印象を与えるのか気になることは少なくないでしょう。株式会社i-plugが就活生と人事担当者に実施したアンケートをもとに、双方のさまざまな声を紹介します。

手書きの履歴書は好印象を与えることも

「履歴書の様式に指定がない場合、手書きで記載する」という就活生への質問に対しては、「手書きしない」と回答した人が多数派です。「履歴書には時間をかけず、人となりは面接時に判断してもらえばいい」という意見が紹介されています。

採用側も、「手書き以外の履歴書で評価を下げるか」との質問には、「いいえ」が8割超と大多数を占めています。ただし、「達筆なものは印象がよい」「丁寧で一生懸命に書いていることを評価できる」など、手書きが好印象を与えるケースもあるようです。

そもそも、ケガなどで字を書けない人がいる場合があるため、企業側は履歴書の書き方に手書きを指定できません。しかし、手書きの履歴書が「評価対象にはならない」または「プラスに作用する可能性あり」のどちらかしかないのであれば、面倒でも手書きで書く価値はあるといえるでしょう。

面接時の服装はスーツが無難

面接や説明会では、「自由な服装でお越しください」といわれることがあります。社内のフランクな雰囲気をアピールする企業側の意図もうかがえますが、逆に何を着ていけばよいのか迷う人も多いでしょう。

「スーツ以外の服装で面接に臨みたいと思うか」という就活生への質問に対しては、「はい」と答えた人が約6割を占めています。「いいえ」と回答した人の中には、「自由と言われると、服装も判断材料にされそう」という意見があります。

人事担当者の回答は、スーツ以外の服装が評価に「影響しない」が約35%、「どちらかといえば低く評価する」「低く評価する」の2つを合わせると約45%という結果が出ています。

「影響しない」と回答した人からは、「私服で参加してもらうことで雰囲気が分かる」という声が挙がっています。また、「低く評価する」の中には、「日本の社会や会社に順応できるか、周囲の人間とうまく付き合っていけるのかを疑問に思う。TPOは大事であり、個人プレイが心配」という意見があります。

低く評価する人事担当者が半数近くを占めている以上、特に指定がなくてもスーツで面接に臨むのが無難といえるでしょう。ただし、ファッション業界などにおいては、私服でセンスを確認したいと考えているケースもあるようです。

自己PRでの役職・実績アピールは古い?

「自己PRで役職や実績を重視したエピソードを用意しているか」という就活生への問いに対しては、「はい」が6割近くを占めています。面接前にボランティアへ参加し、アピールの材料としている人も多いようです。

一方、採用側の回答は、役職や実績を重視しない人が6割近くに達しており、双方で考え方の対立が見て取れます。「その役職で何をしたのか、その実績を出すためにどのような行動をとったのかなど、結果より過程を知りたい」「なぜその役職を選んだのか、目的を重視する」という声が挙がっています。

自己PRの役職や実績に関しては、以前から多くの人が同じようなアピールをしているため、企業側としてはその奥にあるものを知りたいという考え方があるようです。採用後にどのようなことが期待できるのかを判断したいという気持ちの表れといえるでしょう。

不採用理由を伝えることは多くの企業が否定的

不採用だった場合に、理由を教えてもらいたいかという質問に対し、「はい」と回答した就活生は実に約85%を占めています。「改善できることは改善し、気持ちを入れ替えて次に生かしたい」という意見がある一方で、「教えてもらうことで落ち込んでしまうかもしれない」という声も聞かれます。

逆に、人事担当者の場合は、「不採用理由の開示を行っている」に対し、「いいえ」が7割に迫る多数派です。「あくまでも当社の判断基準によるものであり、他の企業に応用できるとは限らない」「どのような伝え方をしても欠点の指摘になり、傷つけるだけになってしまいそう」という、就活生に寄り添った意見がある中で、「SNSなどで不採用理由を拡散されると、後々の対応に困る」といった、自社防衛の観点から理由を伝えない企業もあります。

「次に生かしたいと熱心に聞いてくれば相談に乗るが、これまでそのような人を見たことがない」という、中規模企業の意見もあることから、個人的に不採用理由を聞いてみる手もありそうです。

まとめ

以上のアンケートは学生を対象としたものですが、中途採用時にも大いに参考となるものだといえるでしょう。企業は一目で分かるアピール以上に、それまで結果を出したことへの過程や熱い志望動機、強いやる気を求めていることが分かります。

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

関連ニュース

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報