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在宅勤務と外出自粛によって、「オンライン飲み会」が増えているようだが、女性向け総合メディア「Lip Pop」(合同会社SNAPLACEの調査によると、「会社のオンライン飲み会は参加したくない」と「できれば参加したくない」が約7割にも上ることが明らかになった。
会社帰りの「ちょっと一杯」ができにくくなっているいま、盛んに推奨されているのがオンライン飲み会だが、ビジネスパーソンの本音は、“できれば遠慮したい”と思っているようだ。
この調査は、10代から50代の男女を無作為抽出によって実施されたが、年代別に見ていくと、参加に積極的なのは30代で、40代、50代と年齢が上がるにつれて、参加したくない割合が増えている。
会社のオンライン飲み会に参加したくない理由と、参加したい理由の生の声(一部)を見ていくと、リアルなビジネスパーソンの意識が伝わってくる。
1. 家にいてまで、わざわざ会社の人と飲みたくない。自宅にいる時は完璧にプライベートで、プライベート空間を不用意に会社の人に晒したくない(25歳・女性)
2. 化粧や着替えが面倒くさい。仕事以外で会社の人間と話したくない(26歳・女性)
3. オンライン飲み会など区切りがなく、だらだらと長引く(29歳・女性)
4. できれば家族とのんびり過ごしたい。準備や片付けも面倒(44歳・男性)
2. 自宅なので終電もラストオーダーも気にせず、自分のタイミングで好きなものを食べながらお酒が飲めるので最高(26歳・女性)
3. テレワークに移行してから、何気ない日常会話がストレスのはけ口になっていたことに気づき、社内の人と話がしたいと思う気持ちが強くなった(31歳・男性)
4. 同僚と渋々オンライン飲み会をやってみたら、それぞれ自宅で好きなものを用意し、時間を気にすることもないので気に入っている(48歳・女性)
在宅勤務によるデメリットの一つが、社員間のコミュニケーション欠如だ。それを解消する手段として推奨されているオンライン飲み会だが、受け止め方にはそれぞれ開きがあるというのが実情だ。
緊急事態宣言下における在宅勤務のイレギュラー導入にとどまらず、今後も働き方の多様化によりテレワークを導入していく企業も増えていくと予想されるが、総務や労務管理の担当者にとっては社内コミュニケーションの円滑化にむけた取り組みは課題となりそうだ。
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