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日常生活で心がけるべき食中毒予防対策

公開日2020/08/11 更新日2020/08/12

高温多湿のこの時期、気をつけたいのが食中毒です。

食中毒といえば、レストランや旅館などの飲食店での発生がニュースで取り上げられますが、実は、家庭内でも多くの食中毒が発生しています。コロナ禍で、自宅での食事が増えているだけに、常日頃の食中毒予防対策を心がける必要があります。

食中毒のおよそ9割が細菌性

食中毒には、細菌性食中毒と自然毒性食中毒、化学性食中毒があり、およそ90%が細菌による食中毒です。

厚生労働省食中毒統計資料によると、食中毒を引き起こす代表的な細菌には、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、病原性大腸菌O157、サルモネラ菌、ウェルシュ菌、セレウス菌などがあります。

これらの細菌は、自然界をはじめ動物の体内などで生息していますが、調理する人の手や、食品などから体内に入り食中毒が発症すると、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状が現れます。

気温が上がり始める5月以降、湿度が高くなる6月の梅雨時期、そして夏が食中毒が発生しやすいシーズンです。
この時期は、とくに食中毒にかからないような日常生活を送ることが求められます。

「付けない」「増やさない」「やっつける」が食中毒予防の三原則

食中毒の90%は有害な細菌やウイルスなどが原因で、ほとんどが食品の取り扱いの不注意から起こっています。ですから、食中毒を予防するためには、細菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」が食中毒予防の三原則です。

1. 付けない

食材を取り扱う前後は、手指をしっかり洗いましょう。手のひら、手の甲、指、爪、手首まで石けんでよく泡立てて、流水で十分に洗い流すことが大切です。

2. 増やさない

食材を菌が増殖する環境においておかないようにするため、冷蔵品や冷凍食品は、すぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れましょう。ただし、冷蔵庫に入れたからといって、菌が死滅するわけではありませんので、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。

3. やっつける

多くの細菌は、75℃以上で1分以上加熱することで死滅しますから、十分に加熱調理し、食材の中心部までしっかりと火を通すことで、ほとんどの食中毒は防ぐことができます。

この3つが、食中毒予防の三原則ですが、加熱処理をする料理でも細菌が死滅しないケースがあります。その典型がカレーライスです。かつては、カレーライスは「一晩寝かせた方がおいしい」といわれていました。

しかし、カレーライスを鍋に入れたまま常温で放置しておくと、ウェルシュ菌などが増殖しやすくなります。翌日のカレーライスを楽しみにしている人は冷蔵庫で寝かせるようにしましょう。

調理用具の殺菌消毒も有効

食品の保存方法にも注意が必要です。肉や魚は、ポリ袋やラップでしっかりと包んで冷蔵庫で保存しましょう。肉や魚には菌が付着しています。ほかの食材に直に触れることや、漏れ出た汁がほかの食材に触れることで、細菌は拡散してしまいます。

また、細菌が繁殖しやすいのがまな板や包丁、食器洗いのスポンジなどです。使った後は、しっかりと殺菌消毒をしておくといいでしょう。

洗剤でよく洗った後に、熱湯や塩素系漂白剤などに含まれる次亜塩素酸ナトリウムで消毒することが、食中毒予防対策には有効とされています。

少し気をつけるだけでも、食中毒のリスクを減らすことができますから、新型コロナウイルスの予防対策と合わせて、日常生活を見直し、ウイルスや細菌対策を心がけましょう。

まとめ

帰宅したときや食事の前などの手洗いは、新型コロナウイルス対策で、すっかり習慣づいていることでしょう。さらに、食品の扱いや保存方法に気をつけるようにすれば、今夏の食中毒は大幅に減少するかもしれませんね。

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