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リスクモンスター株式会社の第8回「金持ち企業ランキング」調査結果

公開日2020/10/07 更新日2020/10/08
”リスクモンスター株式会社の第8回「金持ち企業ランキング」調査結果”

経営の三大資源の一つが資金ですが、安定した経営を実現していくためには、できるだけ多くのおカネを保有しておくことが必要です。リスクモンスター株式会社の「金持ち企業ランキング」は、決算書の記載に基づき算出したNetCashを比較したものですが、8回目となる決算書の記載に基づき算出したNetCashを比較したものですが、金持ち企業ランキングでトップになったのは、一体、どの企業でしょうか。

トップに立ったのはあの有名企業・・・

第1位に輝いたのは、第5回から第7回まで3回連続2位だった「任天堂」(NetCash 8,904億円)が、8回目で初めてトップに立ちました。2位には「信越化学工業」(同8,130億円)、3位は「SMC」 (同5,367億円)という結果です。

10位までのランキングを表にしましたが、詳細な内容はリスクモンスターのサイトにありますので、気になる人はチェックしておきましょう。

(順位)(企業名)         (Net Cash)

1位     任天堂㈱                                 8,904億円

2位     信越化学工業㈱                             8,130億円

3位     SMC㈱                                          5,367億円

4位     ㈱キーエンス                                 4,766億円

5位     ファナック㈱                                 4,058億円

6位     ㈱セブン&アイ・ホールディグス         3,747億円

7位     セコム㈱                                        3,061億円

8位     大成建設㈱                                    2,747億円

9位     ㈱シマノ                                        2,669億円

10位     ローム㈱                                        2,573億円

上位20社のうち、製造業が13社ランクイン

上位20社の業種を見ていくと、2社がランクインしているのが娯楽用品・玩具製造業(任天堂、バンダイナムコホールディングス)、汎用機械器具製造業(SMC、ホシザキ)、電子部品・デバイス・電子回路製造業(キーエンス、ローム)、電気機械器具製造業(小糸製作所、オムロン)、医薬品製造業(塩野義製薬、大正製薬ホールディングス)です。

上位20社のうち、製造業が13社ランクインしているように、製造業のCash保有率の高さが目立つ結果となっています。

前回順位から大幅ランクアップしたのは???

前回順位から大幅にランクアップしたのは、42位から15位になった日揮ホールディングスと、39位から19位となったオムロンです。前回上位20社圏外から上位進出となったこの2社は、営業キャッシュフローを増加させた結果のようです。

前回19位から6位となったセブン&アイ・ホールディングスは、高水準の営業キャッシュフローを維持して現預金を蓄積し、同時に総借入を減少することでNetCashを増加させています。

一方、メモリ事業の売却によって多額のCashを獲得して前回1位となった東芝は、NetCashも営業キャッシュフローもマイナスとなり、2,647位に大幅ランクダウンとなりました。

上位20社のうち14社がNetCashを前回よりも増加

第8回となる今回の「金持ち企業ランキング」は、2020年3月決算を主体に算出したものですから、緊急事態宣言発令後の影響は、限定的と考えられます。

しかし、緊急事態宣言発令により、日本企業の景況感は大幅に悪化していますから、企業のCash保有率が、これからますます注目を集めることになりそうです。

上位20社にランクインした企業のうち、14社が前回よりもNetCashを増加させていますが、その背景についてリスクモンスターは、「これらの景気動向も考慮しつつ、経営の安定性を高めるための戦略としてNetCashの蓄積を進めているものと考えられます」という見解を示しています。

いざというときに、モノをいうのは、やはりCashということでしょうか。

まとめ

新型コロナウイルス感染症による経済への打撃は、これからますます大きなものとなるでしょう。そんな時代であっても、経営を安定化させていくためには Cash の蓄積を進めるだけでなく、効果的な事業投資を行うことも必要となります。上位ランクの企業から、WITH コロナ時代の日本経済を牽引していく企業が出てくることを、大いに期待したいものです。

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