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台風の到来期は天気痛に注意を!最新の調査結果と予防策を解説

公開日2020/10/11 更新日2020/10/12
”台風の到来期は天気痛に注意を!最新の調査結果と予防策を解説”

天気や気圧の影響により体調不良に陥る「天気痛」に悩まされている人は、潜在的な人数も含めると日本全国に1,000万人以上存在するといわれています。天気痛は気象病などとも呼ばれ、頭痛をはじめ、さまざまな症状を引き起こす病気です。

特に、雨の日が多い梅雨時期や台風が多く発生する時期は、多くの人が天気痛で体調を崩すことになるでしょう。もはや国民病ともいえる天気痛に関し、2020年6月に行われた最新の実態調査結果と、予防に役立つ情報を紹介します。

天気痛とは

天気痛とは、主に気圧の変化で起こるといわれている病気です。最も多く見られる症状が頭痛であり、めまい・耳鳴り・眠気・だるさ・腰痛・関節痛なども、天気痛の症状として挙げられます。女性に多いことや、天候が変化する前から体調不良を引き起こすことなども、天気痛の特徴です。

気圧の変化による自律神経の乱れが、天気痛の主な原因として指摘されています。自律神経の乱れは女性ホルモンに影響を与えやすいため、特に女性は天気痛の症状を感じやすい傾向にあります。乗り物酔いしやすい人や耳が敏感な人も、天気痛にかかりやすいといわれている体質です。そのほか、気温・湿度の変化や生活習慣なども、天気痛の遠因として指摘されています。

最新の実態調査結果

ロート製薬株式会社と株式会社ウェザーニューズは、全国の約1万6,000人を対象とし、2020年6月に天気痛調査を実施しました。

症状に関する回答からは、日本人の約6割が天気痛の自覚を持っており、女性は約8割が天気痛を持っていることがわかりました。症状の第1位は頭痛で、天気痛持ちの過半数、女性は約6割が頭痛の症状ありと回答しています。発生頻度の平均は週に2日、天気痛持ちの約3割は週3日以上天気痛に悩まされています。

予防策に関する設問では、約半数の人が天気痛の予防策として天気予報の確認を実践していますが、「特に何もしていない」も「運動・ストレッチをしている」や「薬を飲んでいる」と同程度の割合です。対応策の第1位は薬の服用で、約6割にのぼります。こちらも、「ひたすら耐える」と「横になる」が、同程度の割合となっています。症状緩和にかける費用は、全国平均でひと月あたり1,814円です。

天気痛から受ける症状に対しては、半数以上が「我慢できない」と回答、約2割は学校や仕事を休むなど生活に支障をきたしています。特に、女性の3人に1人は、まともに生活できない程度にまで症状の悪化を経験済みです。また、約半数は雨の日に発症し、曇りの日でも女性の約3割は天気痛の症状を発症しています。「天気痛に何が関係していると思うか」という設問に対しては、約8割が「気圧」と回答し、天気・湿度・気温・風を大きく引き離しています。

当調査では、最後に天気痛と台風に関する質問も行っています。「台風が接近する際に体の不調を感じたことがあるか」の問いに対しては、約9割が「ある」と回答しています。また、天気痛を持っている自覚がない人でも、約1割が台風接近時に体の不調を経験していることは特徴的といえるでしょう。

予防法・対策法としてできること

紹介した実態調査からは、天気痛が生活に支障をきたすレベルにまで達している人が多いことがわかります。特に、女性は気圧の変化に敏感な傾向が高いとされており、本格的な気圧低下が始まる前の微細な気圧変動までキャッチしてしまうことが指摘されています。我慢できない程度にまで症状が悪化する場合は、一度医療機関への相談を検討するのがおすすめです。

予防策としては、多くの人が実践しているように、常に天気予報をチェックし、気圧の変化が予想される日をしっかりと確認することが挙げられます。症状が出そうな日には大事な予定を入れないなど、できる限りゆっくりと過ごせる環境づくりを心がけましょう。

また、症状が出てしまった場合は、ひたすら我慢するのではなく、薬で症状の緩和を図ることも大切です。飲み過ぎは禁物ですが、我慢することによるさまざまな弊害を回避できるよう自分に合った薬を常備しておきましょう。

生活習慣の見直しも大事です。例えば夏場にエアコンで冷えた部屋に長時間いると、自律神経の働きを弱めるため、天気痛の症状を引き起こしやすいといわれています。

適度に外出したり、意識的に汗をかいたりしましょう。

まとめ

近年、天気痛は社会の認知が進んでおり、かつては原因が分からなかった病気でも、同じような症状で悩んでいる人の多さが明らかになってきています。今後は、天気痛専門の医療機関も増えていくことでしょう。

さらに天気痛の認知が進めば、体の不調により動くのがきつい場合でも、学校や会社を休みやすくなるはずです。それまでは、予防策や対応策などを参考にし、過度に我慢せず天気痛と上手に付き合っていくことが大切です。

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