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日本労働組合総連合会の調査で判明した「仕事と家事・育児の状況」

公開日2020/12/09 更新日2020/12/10


テレワークの普及で、ビジネスパーソンの自宅にいる時間が増えているが、それに伴って家事や育児の状況に変化が出ているのだろうか。

日本労働組合総連合会は「仕事と家事・育児の状況」明らかにするため、未就学の子どもがいる全国の20歳~59歳の働く男女1,000名を対象にアンケートを実施している。

全体では、仕事がある日に行っている家事は、「洗濯機を回す」(55.2%)が最も高く、次いで、「洗濯物を干す」(53.2%)、「ゴミをまとめる」(52.5%)、「夕食の食器洗い」(52.2%)、「ゴミを出す」(52.1%)である。

男女別にみると、女性は「朝食の用意」が82.6%、「夕食の用意」が82.4%と8割を超え、男性では「ゴミを出す」が58.8%と6割未満にとどまり、「ゴミをまとめる」が41.6%、「お風呂の掃除」が34.4%と続いている。

この結果からは、女性の多くは日常的に家事を行っているのに対し、男性の多くは仕事がある日は、それほど家事をしていない実態が浮かび上がってくる。

仕事と育児についての理想は、「仕事を優先」が11.6%、「育児を優先」が21.8%、「仕事と育児を両立」が64.4%である。では、現在の状況はどうかと言えば、「仕事を優先」が27.4%、「育児を優先」が23.3%、「仕事と育児を両立」が44.7%となっている。

仕事と育児の両立を望んではいるものの、実際に両立することは難しく、仕事を優先せざるを得ないという人が多いようだ。

仕事と育児の両立を目指すために設けられた育児・介護休業法だが、育児休業を取得したのは女性の64.4%に対し、男性ではわずか13.4%にとどまっている。

育児休業を取得できなかった理由は「仕事の代替要員がいない」(44.4%)が最も高く、「収入が減る(所得保障が少ない)」(26.5%)、「取得できる雰囲気が職場にない」(22.3%)、「取得するものではないと思う」(11.9%)、「仕事のキャリアにブランクができる」(6.1%)が続き、育児・介護休業法が定着するまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

コロナ禍の今こそ、「仕事と家事・育児の両立」について、企業側も働く側も、真剣に考えるべきではないだろうか。

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