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人材育成に向けた取り組みの中核となるのが従業員研修ですが、人手不足の中でいかにして効率的、効果的に研修を実施するかが大きな課題となっています。
LMSは、効率的、効果的に研修を実施するための切り札となるべきITソリューションとして、ここ数年の間に飛躍的な進歩を遂げています。
この連載記事では、4回にわたって、最新のLMSが持っている機能をご紹介するとともに、導入を検討する際に、どのようなポイントに着目すべきかについて解説します。
第1回:導入形態とインフラ
第2回:コンテンツ(教材)制作方法
第3回:学習管理
第4回:研修管理
以前のLMSは、自社でインフラを用意する「オンプレミス型」の導入が主流でしたが、他のITソリューションと同様に、LMSも「クラウド型」の導入が主流になりつつあります。
連載第1回の今回は、最新のLMSの導入形態とインフラについて解説します。
以前のLMSは、ベンダーからソフトウエア・パッケージを購入し、顧客が別途準備したインフラにインストールを行うオンプレミス型と呼ばれる導入形態がほとんどでしたが、他のITソリューションと同様に、最近ではクラウド型の導入形態が主流となりつつあります。
クラウド型のメリットは、なんといっても迅速な導入が可能になるという点にあり、導入ステップを比較しても、オンプレミス型で必要な、インフラのサイジング、ハードウエアの購入と設置、ソフトウエアのインストールといったステップを省略することができます。
従って、現在では、完全に外部からのアクセスを遮断することが必要な秘匿性の高いコンテンツを管理する必要がある場合を除いては、クラウド型の導入を前提にソリューションの選定を行うことが一般的といえます。
オンプレミス型の導入形態では、受講者の増加に応じてサーバーの増強が必要であり、コストも読めないというデメリットがあり、それがクラウド型の導入形態が主流となっている大きな理由の一つといえます。
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