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メタバースイベントとは?概要や実施する理由を解説

公開日2023/04/02 更新日2023/03/31


株式会社シャノンが「メタバースイベントに関するアンケート*」を実施したところ、「1年以内にメタバースイベントを開催したい」との回答が8割を超えました。急速な技術発展により、メタバースの注目度はますます高まっていると言えます。


そこで今回は、メタバースイベントの利点や、その可能性について考えてみましょう。


*調査方法:ネットリサーチ
調査対象:企業でオンラインイベントの企画に携わったことがある20歳~59歳の男女550名
調査期間:2023年1月26日(木)~1月27日(金)



メタバースとは

メタバースは、「メタ=超」と「ユニバース=宇宙」を合わせた造語であり、インターネット上の仮想空間全般を指します。3Dのグラフィックスや物理エンジン、ネットワーク通信などの技術を使って構築されているのが特徴です。


人々はアバターと呼ばれる自分の分身を作り、メタバースの中で仮想の活動や交流ができます。具体例として挙げられるのは、ゲームや映画などの娯楽コンテンツ、バーチャルショッピング、オンラインイベントなどです。


マッキンゼー・アンド・カンパニーのレポート(Value creation in the metaverse ―The real business of the virtual world)によると、「メタバースの市場規模は、2030年には5兆ドル(650兆円)に達する可能性がある」とされています。今後、人々の生活や社会のあり方に大きな影響を与える可能性がありそうです。


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メタバースイベントとは

メタバースイベントとは、文字通り、メタバースで開催されるイベントです。参加者がアバターを通じて仮想空間、つまりメタバースに入り、他の参加者との交流やコンテンツを楽しめます。


メタバースイベントには、さまざまな形態が見られます。例えば、コンサートやフェスティバル、展示やカンファレンス、スポーツ観戦などです。こうしたイベントは、現実世界のイベントと同様、企業や団体によって主催されます。


メタバースイベントが通常のオフラインイベントと異なるのは、参加者が地理的制限を受けないことです。そのため、イベントの知名度が高ければ、世界中の人々が自由に参加できます。オフラインイベントとは異なり、会場の設営といった物理的な要素がないのも特徴です。


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企業がメタバースイベントを実施したい理由

企業がメタバースイベントを実施したいと考える理由として、「集客」が挙げられます。オフラインイベントでは取り込めなかった層にアプローチできるため、既存の顧客はもちろん、潜在顧客の獲得にも活用できるでしょう。


集客以外にも、「ブランド価値向上」を目的としている企業も多いようです。特にメタバースを活用したオンラインイベントは、人々に対して「先進的」なイメージを与えます。


「新しい顧客体験の提供」も、主な理由として挙げられます。仮想空間でコンテンツを楽しめるのは、まさにメタバースイベントならではです。参加者が自由に空間を散歩できるなど、実際のイベントに近い仕様にもできます。


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まとめ

オンラインイベントは以前にもありましたが、顧客体験の構築など、さまざまな課題が見られました。メタバースイベントは、参加者が空間を自由に歩き回るといった、新しい顧客体験が注目されています。


メタバースイベントを実施する際は、万全な運営体制が必要です。イベントを企画し、運営も担保するとなると、業務負担が大きくなってしまう可能性もあります。


コロナ禍で大きな打撃を受けたイベント業界ですが、メタバースの発展は、まさに「追い風」と言えます。ビジネスにおけるメタバースが、今度どのように発展していくのか、注目です。


■併せて読みたい関連ニュース
「オンラインイベントに関する調査」 博報堂プロダクツ調べ


■参考サイト
PR TIMES|メタバースイベント元年、2023年に到来か~87.5%が1年以内にメタバースイベントを実施したいと回答~


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