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ウォームビズがスタート、企業が気を付けておくべきこと

公開日2018/11/25 更新日2018/11/24

環境省が推進するウォームビズが11月1日からスタートしました。

『WARM BIZ』(ウォームビズ)は、2005年度から環境省が地球温暖化対策のために秋から冬にかけての省エネルギーを目指して提唱してきた施策です。暖房時の室温を20℃に設定しても快適に過ごせるライフスタイルを呼びかけています。

1日のほとんどを会社で過ごす人も多いかと思いますが、企業はこの取組にどのように対応すべきなのでしょうか。

今回はウォームビズについて、総務部など社内環境に気を付けなければならない担当者が知っておくべきポイントを紹介します。

ウォームビズとは

ウォームビズは、室内温度を20℃に設定することで、暖房に必要なエネルギーを削減し、地球温暖化の一番の要因と言われているCO2の発生を抑えることが目的とされた施策です。2019年3月末まで実施予定です。

日本は2030年までに室内効果ガスの排出量を、2013年度比で26%削減する目標を掲げています。政府は「暖房中の室内は19℃を目途に過度にならないように適切に調整に努める」とする方針を定め、自ら率先して実施すると共に地方公共団体にこの取組を行ってもらうよう協力を要請しています。

ちなみに、ウォームビズが設定している「20℃に設定しても快適に過ごせるライフスタイル」とは、あくまで適切な暖房使用を呼びかける取組のことを指します。暖房機器を使用しない状況下で室温が20℃を超えるケースで、わざわざ20℃以下になるよう努力を呼びかけるものではありません。

ウォームビズの実施方法とは

それでは実際にウォームビズをどのように取り入れればよいのでしょうか?

環境省は、下記のような衣食住のライフスタイルを見直すことでエネルギーを節約できると呼びかけています。

1.衣を工夫する

・首、手首、足首の「三つの首」をあたためる

首、手首、手足など太い血管のある部分を重点的にあたためると血液の流れにより体があたたまりやすくなります。マフラー、手袋、レッグウォーマーを活用し、あたためにくいこの3ヶ所が冷えないようにするといいでしょう。

寒い時期はお風呂上りに冷えやすくなります。

お風呂上りにはマフラーの代わりにタオルを巻いて、首をあたためるようにしましょう。寝る時に布団の隙間から入ってくる冷気で冷える場合にも、首にタオルを巻いて寝ることで冷気から首元や布団の中に入ってくる冷気を防ぐことができます。

・機能性素材を活かし、おしゃれにあたたまる

最近は各社薄くて暖かい機能性素材を使用した下着や上着の開発が進んでいます。

また、Tシャツ、腹巻き、股引、靴下、セーター、ジャケットなど様々な衣服に機能性素材が使用されています。薄手の機能性素材を活用して、おしゃれにあたたまりましょう。

・ひざ掛けやストールの活用

オフィスではコートなど厚手の上着を着たまま仕事をすることはマナー違反と見られるため、避けるケースが多いかと思います。

ひざ掛けやストールであればオフィス内でも使用することができ、冷えやすい足元をあたためてくれます。ぜひ活用しましょう。

2.あたたまる食

・鍋を食べよう

鍋は食べると体があたたまると同時に室内の気温も上げる効果があり、冬にはうれしい料理です。さらに家族や友人などみんなで食べるとおいしい鍋は、みんなが一つの部屋に集まることで他の部屋の電気エネルギーを使わずにすみ、大幅な電力削減につながります。

3.室内をあたためよう

・あたたかい空気が逃げないように

室内全体の熱は窓、壁、床、天井から流出します。特に窓は全体の熱の約50%が流出すると言われています。断熱シート、複層ガラス、二重サッシ、厚手のカーテンなどを活用して窓から熱を逃がさないよう工夫しましょう。

・道具や小物を活用しよう

湯たんぽや長毛のスリッパやクッションは家だけでなく職場でも使用できますので、ぜひ活用しましょう。

ウォームビズの実施にあたり企業が取り組むべきこととは

多くの人が過ごす職場でのウォームビズへの対応が求められていますが、環境省が進める施策を職場で行うにはマナー上そぐわないものがあります。

そのような場合、企業はウォームビズにどのように対応するべきなのでしょうか?

ウォームビズの対応で一番重要となってくるのは、社員の服装ですが、従来通りの服装では「あたたかい恰好」として対応できない場合があります。特に男性のスーツは冷気が服の中に入りやすいものが一般的で、対応が難しいもののひとつです。

大半の方が「カジュアルな服装で働きたい」と思われるでしょうが、特に対外取引のある会社では、マナーを考えると職場でカジュアルな服装になることを実施できないことも多いようです。

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ウォームビズへの対応のために、社内では服装がなんでもOKなカジュアルデーやウィークを設ける、ジャケットの着用をOKにするなど施策を実施している会社もあります。

社員がウォームビズへの対応に悩まされないよう、会社はしっかりと自社の指針を示すようにするとよいでしょう。

できることから始めよう

ひとつの部屋で1度下がるだけでも、みんなが実施すれば地球温暖化の歯止めとなる大きな効果を生み出します。まずは、各社がウォームビズを意識し、できることから取り組んでいくことが大切です。総務部担当者はビジネスに支障のない範囲内で、他社の動向も参考にしながら対策していくとよいでしょう。

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