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山口県阿武町で4630万円が誤送金された事件で、再び注目を浴びた「フロッピーディスク」。この事件で現役だったことに驚いた方も多いのではないでしょうか。
今回は、気づけば死語になってしまったパソコン・IT用語のランキングをご紹介します。知らない皆さんは勉強として、知っている皆さんは懐かしい思い出として楽しんでください。
今回の記事は、株式会社CMサイトが運営するランキングサイト「ランキングー!」の中から、「20代には通じない『パソコン・IT用語』死語ランキング」をもとに、過去のテクノロジーについて紹介します。調査の概要は以下のとおりです。
・調査主体:株式会社CMサイト
・調査実施日:2023年5月28日
・調査対象:全国30代以上の男女9,944名
・調査方法:インターネット調査
・出典元:20代には通じない「パソコン・IT用語」死語ランキング(1~10位)
調査の結果、もう20代には通じない「パソコン・IT用語」ランキング1位~5位はこのような結果になりました。
1)フロッピーディスク
2)ダイヤルアップ接続
3)起動ディスク・起動フロッピー
4)MS-DOS
5)みかか(NTT)
この中から、栄えあるTOP3に輝いた懐かしいテクノロジーについて振り返っていきましょう!
見たことのない世代の皆さんにはイメージも難しいかもしれませんが、それぞれの概要を簡単に説明します。
外付けハードディスクの原型ともいえる記録メディアで、一辺3.5インチ(約9cm)の正方形のプラスチックケースの中に、極めて薄い磁気ディスクが封入されていました。容量は1.2~1.4MB程度が一般的で、今なら1枚の画像のデータでいっぱいになってしまうでしょう。しかし、インターネットが普及するまでは、データの持ち運びが可能な優れものとして重宝されていたのです。今では、2011年にソニーが販売終了を発表し、店頭で見かけることも難しくなりました。
データの送受信をする場合、アナログ回線やISDN回線、携帯電話回線やPHS回線などで利用されていた手法です。電話と同時にインターネット接続ができなかったり、送受信に長い時間と高額な料金がかかったりと不便な思いをした方も少なくないのではないでしょうか。投票者からは電話回線でダイヤルする際の音を懐かしむ声もありました。
以前は、新しいソフトウェアどころかWindowsでさえ、CDやフロッピーディスクからパソコン本体にインストールすることが当たり前でした。プリンターなどの外部機器にも、ドライバーをインストールするためのCDが必ず付いていたのです。
TOP3以外では、MS-DOSとはWindowsがOSとして一般的になる前の、直接文字を打ち込んでパソコンを操作するOSのことです。今はレーザーで位置を測定しているマウスにも、昔は本体の真ん中に小さなボールが入っていました。
MOディスクとはフロッピーの進化版で、見た目はケースに入ったCDのようですが、容量は大幅に記録を更新して1GBを超えていました。どの用語にも歴史があり、当時は時代の最先端だったのです。
技術が進歩する中で、さまざまなテクノロジーと、それを表現する用語が生まれては消えていきました。今最新テクノロジーとして注目の用語も、やがて死語になっていく日を迎えるかもしれません。
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