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「全国労働衛生週間」は、昭和25年(1950年)から毎年実施されており、令和5年は第74回目となります。お祭り的なイベントではないですが、労働衛生に関する社会の意識を高める、さまざまな取り組みが実施されます。
目次【本記事の内容】
・実施期間:2023年10月1日~7日
・準備期間:2023年9月1日~30日
・スローガン:「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」
・主唱:厚生労働省、中央労働災害防止協会
・協賛:建設業労働災害防止協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会、港湾貨物運送事業労働災害防止協会、林業・木材製造業労働災害防止協会
こうした協会以外にも各地方自治体や、公的な労働監督機関、民間のさまざまな労働関係団体などが参加して、全国各地をつなぐ国内最大規模の取り組みが行われます。
令和4年度の過労死、脳や心臓、精神の病気で労災に認定された件数は過去最多904件で、精神障害による労災認定も710件(過去最多)を数えています。職場では健康障害の防止対策と、メンタルヘルス対策の強化が引き続き求められる状況です。
労働環境全体では高齢化が進むと同時に、何らかの疾病を抱えながら働いている労働者が増え、女性高齢者の転倒事故などの労働災害も増加しています。 そのため、とくに高年齢労働者の安全と健康を確保することが緊急の課題となっており、それ以外の年齢層でも、心と身体の健康増進を図ることが、これからの社会の大きなテーマになっています。
そこで令和5年度の全国労働衛生週間では、「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」をスローガンに、第14次労働災害防止計画にもとづいて、さまざまな取り組みが行われることになりました。
主唱者と協賛者はともに、周知や広報活動を担当し、実際に取り組みを進める全国の事業者を支援します。そのサポートを受けながら、事業者は以下のような取り組みを実施します。
・事業者または安全衛生管理者による職場巡視
・労働衛生旗やスローガンなどの掲示
・労働衛生の優良職場や功労者に対する表彰
・事故や緊急時を想定した実地訓練の実施
・労働衛生に関する講習会、見学会など意識高揚のための行事を実施
これらの取り組みは一例であり、事業者は過重労働による健康障害防止や、メンタルヘルス対策の推進を行うほか、ワークライフバランスの改善などにも積極的に取り組むことが求められます。
また、有害化学物質による健康障害や、受動喫煙を防止すること、テレワークにおける労働環境の改善、そして女性の健康課題への対策設定など、多くの重要な取り組みも実施される予定です。
20年ほど前から、全国労働衛生週間のスローガンでは「心と身体」が前面に出されるようになりました。とくに近年は、メンタルヘルスケアが企業にとっては重要な課題になっています。
働き方改革と同時に、職場環境を改善することも今後のビジネスには必要不可欠です。ぜひ、全国労働衛生週間の詳細を確認し、事業所全体で取り組みに参加してみましょう。
■参考サイト
中央労働災害防止協会|令和5年度全国労働衛生週間
厚生労働省・中央労働災害防止協会|「第74回 全国労働衛生週間」公式リーフレット
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