公開日 /-create_datetime-/
-変化の時代の経理-法改正は経理部門を強くする
9/26(火)無料開催!インボイス管理サービスのBill Oneを提供する 「Sansan」×「Manegy」管理部門の最新事情を常に追う2社が、『変化の時代の経理』と題し、経理の今を知り、また、これからを考えるためのオンラインイベントを行います。
電子帳簿保存法の改正では、4つの保存要件が定められることになっています。その中でも経理がとくに理解しておきたいのが「可視性の要件」です。対応に関するポイントをおさえておかないと、経理業務の負担が倍増してしまう可能性があります。
今回は、電子帳簿保存法の改正、とくに「可視性の要件」と経理業務の関係について解説します。
「可視性の要件」は、電子取引の情報が、必要に応じていつでも確認できる状態で保存するための要件です。電子帳簿保存法では、施行規則第3条第1項で定められています。
「可視性の要件」で重視されるのは、「見読可能性の確保」「検索機能の確保」の2つです。
保存された電子取引の情報は、必要に応じて容易に閲覧できる状態で保存されるべきです。パソコンなどの電子計算機やディスプレイ、プリンターに操作説明書を用意し、誰でもすぐに見られるようにしておく必要があります。
関連する情報を迅速に検索し、取り出せるようにする必要があります。取引の日付や金額、取引先名などを検索できるようにしておかなければなりません。
上記のうち、とくに今回の話で重要になってくるのは「検索機能の確保」です。国税庁によれば、電子データの管理では下記のような検索機能を確保しておく必要があります。
(条件1)取引年月日、取引金額、取引先により検索ができる
(条件2)日付又は金額の範囲指定により検索ができる
(条件3)2以上の任意の記録項目を組み合わせた条件により検索ができる
なお、税務調査の際に「ダウンロードの求め」に応じられるようにしている場合は、条件2・条件3の機能は不要です。
電子帳簿保存法に対応した専用システムを利用せず、上記で紹介した「検索機能の確保」の要件を満たすためには、PDFなどで保存しているファイルの名称を、すべて「日付」「相手先」「金額」を明記したファイル名に変更しなければなりません。
企業規模や取引数によっては、作業時間が膨大になってしまう可能性があります。とくに法改正の直前になってから始めるような場合、想定していたよりも業務量が多く、他の作業がストップしてしまう可能性もあるでしょう。
ここで重要になってくるのは、早期の計画立案と業務フローの変更です。直前になる前に、社内のワークフローの見直しを進めていきましょう。経理部には様々な部署から請求書や領収書が集まるため、申請者にあらかじめ「日付」「相手先」「金額」などを記載したファイル名に修正してもらうよう変更する必要があるでしょう。
電子帳簿保存法の改正やインボイス制度の開始により、請求書や経費精算の業務DXを進める企業が増えています。これをきっかけに、今一度システム導入も視野に入れた業務フローへと見直してみてはいかがでしょうか。
■参考
国税庁|優良な電子帳簿の要件
成功事例に学ぶ!電子署名を活用したDX戦略とは
マンガでわかる!契約業務の課題と解決策 〜解決のカギはCLMにあり〜
請求書の印刷・封入作業をゼロに!電子請求書発行システム「楽楽明細」導入事例集
郵便DXによる業務効率化事例 - 郵便物受領の外注化とDX化による部署別の効率化事例 -
【新卒採用トレンド】優秀な人事は押さえている!新卒採用3大トレンド
組織活性化を実現するための取り組みとは?効果や事例を解説
アウトソーシングできるバックオフィス業務とは?料金相場や活用事例をご紹介
2025年の崖とは? レガシーシステムのリプレイスと対策
法定休日と所定休日の違いを徹底解説!企業が知っておくべき休日管理のポイント
エアコンを設置する時に使える「省エネエアコン普及促進事業補助金」【新潟県・柏崎市】
BillOneの導入で請求書業務はこう変わる
これなら先方も納得!取引先と請求書電子化をスムーズに進める3つのコツとは?
どう選ぶ?契約ライフサイクル管理(CLM)ソリューションの選定に役立つ評価チェックリスト
契約書作成の際に必ず押さえておきたい8つのポイント
土地建物売買契約書の見直し方法と5つのチェックポイント
IPOにおけるゴーイングコンサーン(継続企業の前提)の重要性と労務の視点
FP2級は転職に有利?管理部門での活かし方を徹底解説!
ISMS認証で求められるアクセス管理、クラウドストレージにおけるポイントを解説
職場環境の改善は事業者の義務!職場環境改善のメリットや取り組み方法を解説!
多様な人材をいかす経営は企業の競争力向上につながる 経産省、「ダイバーシティレポート」を公表
公開日 /-create_datetime-/