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2025年卒の就活スケジュールでは、2023年3月に就活情報が解禁され、6月から翌2024年2月ごろまでインターンシップが実施されました。さらに2024年6月頃から選考が始まっています。
最近では就職活動の早期化が進んでいて、主要な就活ナビサイトも4月にはインターンシップ情報を公開しています。学生の就職先選びの重要な情報源として、インターンシップの充実が求められているのです。
株式会社ワンキャリアが実施した調査*から、2025年卒業の学生もインターンシップを重視する傾向が見えてきます。まず2023年秋~冬のインターンシップに参加したいと答えた学生は、全体の97%に達しており、すでにインターンシップは就職活動に定着していると考えられます。
インターンシップの形式については、対面式を求めるという答えが全体のおよそ半分で、オンラインとの併用まで含めると9割を超えます。オンラインのみの希望はごくわずかで、やはり就活生は実際の職場を体験したいと考えているようです。
またインターンシップの情報を入手する方法は、就活ナビサイトの利用が突出して高く、他には合同説明会や企業のホームページなどが多く利用されています。企業側から積極的に情報提供することが重要だといえるでしょう。
25年卒の就活からは、インターンシップが大きく変化しています。文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意により、インターンシップが以下の4つに分類・定義されたのです。
オープンカンパニー
企業のPRや採用情報などの発信が主な目的で、就業体験の設定はなく、会社説明会の拡張版という位置づけ。学生情報の活用はできない。
キャリア教育
CSRや大学の授業の一環として行われ、就業体験は任意で設定可能。あくまでも教育活動の1つであり、学生情報の活用はできない。
汎用的能力・専門活用型
必ず就業体験を伴うインターンシップで、企業単独でも大学と共同でも実施できる。汎用的能力型は5日以上で、専門活用型は2週間以上という設定。学生情報の活用ができる。
高度専門型
ジョブ型インターンシップや修士課程向けインターンシップなど、高度な内容で必ず就業体験が実施される。実施期間は未定で、学生情報の活用は今後可能になる見込み。
学生側は参加するインターンシップを自由に選べますが、企業側にとっては3と4だけが、採用時の参考に学生の活動情報を利用できます。人材確保につなげたい場合、このタイプを充実させる必要があるでしょう。
ここ数年で就職活動に大きな変化があり、大学生はインターンシップを活用して、体験型の就職活動に参加するようになりました。企業の引率採用にとって、インターンシップの内容が今まで以上に重要になるのです。
今後は4つの異なるタイプを使い分け、学生と適切なコミュニケーションを図るインターンシップを構築することが、すぐれた人材を確保する近道になるでしょう。
*調査概要株式会社ワンキャリア | 【2025年卒 就活実態調査】97%の学生が秋冬インターンに参加を希望
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